
左の写真のこまを回したら
どんな色に見えるかな?
それは…
回してからのお楽しみ!
用意するもの
材料:厚紙、タコ糸(毛糸でもOK)
道具:定規、はさみ、のり、キリ、カラーペンなどの色を付けるもの
びゅんびゅんごまって?
「ぶんぶんごま」とも呼ばれる、このこま。古くは江戸時代に流行した玩具で、回転する時の音が松風の音に似ている事から、当時は「松風ごま」と呼ばれていたそうです。厚紙で作ったり細長い竹で作ったり、他には大きめのボタンを使ったり…。いろいろなものがありますが、基本的な遊び方はどれも一緒。こまに通したひもを引っ張ったり緩めたりしてこまを回します。手軽に作れて、楽しく遊べる!素敵な手作りおもちゃです。
作り方
1、厚紙を適当な大きさの四角に切り取ります。
2、同じものを2枚作り、のりで張り合わせます。

2枚張り合わせずに1枚だけでも作れますが、こまが回しにくかったり、回している最中にタコ糸を通した穴が破れてつながったりしてしまうので、面倒でも2枚張り合わせて作りましょう。
3、対角線を2本引き、中心から5mm位の所にキリで2つ穴をあけます。

正確に中心に穴があけてあるこまは、簡単に上手に回せます。定規やコンパス(丸いこま)を使って作るとよく回るこまが作れます。
4、カラーペン(色鉛筆、絵の具、折り紙…何でもOKです)でこまに色をつけます。

黒と白だけで塗られているのに、回すと色がついて見える不思議なこまを知っていますか?その名も
「ベンハムのこま」。詳しくは、このページの下の方にある囲み記事を見てください。
5、タコ糸を1m位で切る。
6、2つの穴にタコ糸を通して、端を結べば出来上がり。

びゅんびゅんごまを回す時、タコ糸に締め付けられて指がどうしても痛い人は、指の当たる所に布を巻いたり、タコ糸にゴムチューブ、ストローなどを付けてみるとよいですよ。
遊び方
1、ひもを指にかけ、こまを前後に回転させながらタコ糸をねじる。
2、ある程度ねじれたら、後はタコ糸を引っ張ったり緩めたりするだけ。
タイミングが合うと、ビューンと音をたてながら回りだします。
中心さえ合っていれば、いろいろな形のこまが回せるよ。
折り紙で作った手裏剣だって、びゅんびゅんごまに大変身!

…でも、回転中の手裏剣ごまを触ろうとすると痛いのでやめましょう!
(保護者の方は子供が怪我をしないように、ちゃんと見ていてあげてくださいね)
ベンハムのこま
イギリスのおもちゃ製造業者ベンハムが売り出した不思議なこま。その中の一つが右の図形のこま。白と黒しか使われていないのに、回すとこまの表面に色が見えるんです。しかも見る人によって違う色が見えるというから、さらに不思議。理由を調べると何だか光の性質や視覚、脳の仕組みなど難しい話のようですが、詳しい事は解明されてないみたい。とにかく一度作って回してその不思議さを楽しんでみてください。ちなみに、このこまを回す時は、ゆっくり回した方が色が見えやすいと思います。
白黒反転させた二種類の図形のPDFファイルを作りました。ベンハムのこまのPDFファイルが欲しい方は、下のダウンロードをクリックして下さい。
PDFファイルが表示されます。
印刷してこまに貼付けて楽しんでみてください。
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