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♦魔女の絵本

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『まじょドッコイショのごきげんなドレス』

垣内磯子/作 市居みか/絵

この絵本には、魔女のとんでもない秘密が暴露されています。呪文を唱えるだけで空を飛べたり、ものの姿を変えたりする不思議な魔法の秘密。魔女はどうしてあんな凄いことが出来るのか…知りたくありませんか?

魔女のドッコイショは、春の雰囲気に合わせて自分をイメチェンすることにしました。まずは名前。以前から気に入らなかったドッコイショという名前を、フランス語で春という意味の「プランタン」へチェンジしました。お次は、春の陽気にはまったく似合わない真っ黒な魔女服。お得意の魔法を使い、桜の花びらを素敵なドレスへ。さらに、クルミをシンデレラのガラスの靴そっくりのハイヒールへと変身させました。新しい名前と服装で、身も心もすっかり陽気な春気分。古い魔女服なんて池へと投げ捨て、さっそく町のみんなに見せびらかしに行きましょう。ほうきにまたがり、いざ空へと出発!…ところが、いくら呪文を唱えても一向に空を飛ぶことが出来ません。それどころか、魔法がすっかり使えなくなってしまったようです。実は、ドッコイショ、知らないうちにとんでもないことをしてしまっていたのでした。魔女本人も知らなかった、魔女が魔法を使える秘密が明らかになります。

私の子供は、この絵本の中に出てくる魔法の呪文の言葉がとても気に入ったようです。「ババルディ ビビルディ ブブルディ」…語感がよく、覚えやすい言葉だと思います。さらに、ドッコイショ改めプランタンがドレスを着て歌っていた「プランタン タンタン プランタン タン」という言葉。この絵本を読んで数日後、楽しそうに遊んでいた長男が、何気なく口ずさんでいるではありませんか。そこで、よくこの絵本を読み返してみると、他にもドッコイショのいびきの音や、ふくろうおやじの笑い声など、妙に印象に残る言葉が多いんです。絵や物語の面白さだけではなく、こんな所も子供がこの絵本を何度も読んで欲しいと言ってくる理由なんだろうなと思いました。

 

『ハロウィンのランプ』

小林ゆき子/さく・え

ハロウィンのイメージと言って、真っ先に思いつくものって何ですか?仮装した子供達?それとも、カボチャのランプ…?ハロウィンには馴染みが薄い私ですが、一度だけカボチャのランプを作ったことがあります。と言っても、絵本の表紙にあるようなオレンジ色のカボチャ(いわゆるパンプキン)では無く、スーパーで買った緑色のカボチャです。ちょっとイメージ違うかなと思いましたが、作ってみると、やっぱりハロウィンって感じがしました。

ところで、どうしてハロウィンでカボチャのランプを作るのか知っていますか?私は知りませんでした。この絵本を見て初めて知りました。こんな理由があったんですね…。

さて、物語はハロウィンの日。本物のお化けのパーティーへと迷い込んでしまった女の子「ジーナ」は、怖くてただふるえるばかり。やがて、人間であることがお化け達にバレ…大ピンチ!そんなピンチを救ったもの、それは…

後書きに、「ハロウィンを楽しんじゃおう!」と題して、ハロウィンとはどういう祭りなのかが紹介されています。どちらかと言うと、日本人には馴染みが薄いこの祭り。でもこの絵本を読めば、その内容、そして楽しさをたくさん感じることが出来ると思います。

 

『魔法のホウキ』

C・V・オールズバーグ/絵と文 村上春樹/訳 河出書房新社発行

絵本の表紙に描かれているこのホウキ、そんじょそこらのホウキじゃありません…って、タイトルを見ればわかりますよね。でも、さらに言うなら…そんじょそこらの魔法のホウキでもないんです。

魔法のホウキって、こんなにいろいろなことが出来たかな?私の頭の中にある魔法のホウキは、空を飛んだり、その柄の先でつんつんしたり、せいぜい魔女の魔法の力でいろいろな作業をするくらいの、あくまで魔女の道具というようなイメージでした。ところが、この絵本に登場する魔法のホウキときたら、自分の力で考えて行動し、教えられたことを学習し、ちょっとした演技だってこなしちゃうんです。その多才なことと言ったら…ちょっと魔法のホウキを見直しちゃいました。

ある日、野菜畑の中で、魔法のホウキ共々空から落下した魔女を助けた女性「ミンナ・ショウ」。一見魔力を失ったかと思われた魔法のホウキを残して、魔女はミンナ・ショウの前から姿を消しました。魔力のない魔法のホウキなんて、ただの古ホウキと一緒。ところが、ある朝、そのホウキが一人で掃除をしていたからびっくり。どうやら完全に魔力を失ってしまったわけではないようです。それどころか、この魔法のホウキ、驚くほどいろいろなことが出来たのです。

やがてこの魔法のホウキの噂はあちらこちらに広がり、その存在を快く思わない隣人との間にトラブルが起こり…魔法のホウキは最大のピンチを迎えることとなるのです。

はたして、魔法のホウキはどうなってしまうのか?楽しいながらもハラハラさせられる物語の中、ミンナ・ショウと魔法のホウキの息のあった名コンビが、実に心地よい結末を用意してくれていますよ。

この絵本の中には、魔法のホウキ以外に圧倒的な存在感を感じさせるものが出てきます。それは、魔女。登場するのは、物語の序盤だけです。けれど、そこに描かれた魔女の絵がぞくぞくっとさせるほど印象的なのです。黒いケープをまとった魔女の全身像。物語の役柄としてはあくまでも脇役にしかすぎないのですが、強烈な印象を残してくれました。

 

『カプチーヌ』

タンギー・グレバン/作 カンタン・グレバン/絵 江国香織/訳

カプチーヌはごく普通の家庭で育った、笑顔の愛らしい女の子です。でも…6歳になるというのに背丈が15cmしかありません。しかも、毎日少しずつ縮んでいます。さらに、動物と話が出来るという不思議な力も持っていました。一体どうして…?それには大きな理由があったのです。

彼女の身体の中には、魔力が込められた真珠が一粒入っていました。それは、土地の人達みんなに敬愛される魔女メガンの首飾りの一部。どうしてそんなものがカプチーノの身体の中に入ってしまったのか?…きっかけはカプチーヌの父親の出来心。魔女メガンに一泊の宿を提供することになった父親は、メガンの就寝中に彼女の首飾りからこっそり盗んでしまったのです。そして、盗んだ真珠一粒をパンに隠しました。出来心と呼ぶには、あまりにも大きすぎる過ち。何も知らないカプチーヌがそのパンを食べてしまい…彼女の身体は、真珠の魔力によって呪われた身体になってしまったのです。

このままでは、いつかノミみたいにちっぽけになってしまう。解決法を見つけ出すため、カプチーヌは、仲の良い動物達の力を借りて魔女メガンのもとへと向かうのでした。

小峰書店の「魔女の絵本」シリーズの絵本。物語の冒頭から主人公の父親が盗みを働いたり、捕らえられることを怖れて罪を償おうとしないなど、穏やかでない感じを受ける所もありましたが、カンタン・グレバンさんのやわらかな絵のおかげで、絵本としては読みやすいおとぎ話のような雰囲気に仕上がっていると思います。

 

『小さな魔女のカプチーヌ』

タンギー・グレバン/作 カンタン・グレバン/絵 江国香織/訳

前作『カプチーヌ』で真珠の呪いから解放されたカプチーヌは、解放されると同時に、動物と話すことが出来る不思議な力も失ってしまいました。ただ、その時の魔女メガンとのやり取りは、カプチーヌの心に大きな影響を与えたようです。カプチーヌは、魔女メガンのもとで魔法を勉強することになりました。どうやら、再び動物の言葉も理解出来るようになったようですよ。

さて、今日はカプチーヌが発明した魔術をメガンに見てもらう日。ところが、大切な呪文を間違えてしまい…メガンの研究室は大変なことに。おまけに料理番のニコラも小さな竜へと変わってしまうわで、もうメガンはかんかんです。明日の朝までにすべてを元に戻すよう命じられたカプチーヌは、仲間とともに呪文を解く方法を探しにいくのでした。

知識豊富な樫の木のロビュール、透き通る肌の人魚レオンディーヌ、魔法の森のふもとにあるブラシェーヌの泉…子供達の想像力を刺激するような魅力的な世界観を持った絵本です。特におすすめなのは、メルラングラードの動物園が描かれたページ。赤いキリンや一角獣、不思議な模様の猿など子供の心をひきつけるページだと思います。絵本紹介topへ

 

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