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♦電車・汽車の絵本

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『でんしゃでいこうでんしゃでかえろう』

間瀬なおかた/作・絵

「やまのえき」から「うみのえき」へと電車が走ります。トンネルを抜けると、そこは雪の野原。再びトンネルを抜けると、そこは雪の山。トンネルの部分がくり抜かれたしかけ絵本になっており、次の景色が少しだけ見えているので気分も盛り上がります。海辺の丘、菜の花畑を通り過ぎ、電車は終点の「うみのえき」へと到着するのでした。…ところがこの絵本、これで終わりではありません。最後のページには「でんしゃでかえろう」というタイトルがつけられています。なんとこの絵本は後ろからも読めるように構成されているのです。今度は「うみのえき」から「やまのえき」へと電車が走っていく驚きの絵本です。

前から読めば「でんしゃでいこう」。後ろから読めば「でんしゃでかえろう」。おもしろいアイデアだと思いました。さらに一つこの絵本で素晴らしいと思ったのは、電車の走る音。ページごとに違うのです。「デデ ドド」「デデデン ドドドン」「デデン ゴゴー」など雪の上や鉄橋の上などで音が変わっていきます。電車の音と言えば「ガタンゴトン」、それだけでは無いおもしろさ。当然子供もその違いを感じていたようで、「デデ ドド」と口に出して、その響きを楽しんでいました。むしろしかけよりも、その電車の音が気に入っていたくらいです。

 

『さいしゅうれっしゃのあとで』

市川宣子/作 柿本幸造/絵

山奥の小さな駅。最終列車を見送った駅長さんは、駅長室でホッと一休み。その日は特別に冷える夜でした。帰る前に一杯のコーヒーをと、ストーブにやかんをかけた時、何やら列車の近付く音が聞こえてきます。最終列車はもう出たはずなのに…。それは、秋の終わりの不思議な出来事。やって来たのは、ふもとの町まで大急ぎで冬を届けに行くという謎の列車。運転するのは男の子。客席にいたのは木枯らし。その後も女の子が運転する列車が現れ、その客席には粉雪が。…「冬」の訪れは、そんな不思議な夜の列車が運んでいるのでした。

人や荷物を載せて目的地まで運ぶのが列車の役目。その列車が、まさかこんなものまで運んでいるとは…「冬」を乗せて走る列車。秋から冬への季節の移り変わりを、素敵な発想で描いた絵本だと思います。冬から春へは?春から夏へは?一体何を運んでいくのだろう?…想像はふくらみます。

 

『とっきゅうでんしゃのつくりかた』

のぶみ/さく

画用紙、色鉛筆、絵の具、そして山のようにたくさんの段ボール。おまけに冷蔵庫の中のもの全部、トイレ、ふとん…これらで何が作れると思いますか?なんと特急電車が作れちゃうんです。ちゃんと食堂車や寝台車、もちろんトイレだってついています。こんなの作りたい!この絵本を読む子供達は、きっと声を大にしてそう言うのではないでしょうか?それくらいこの特急電車、かっこいいんです。大人ですら乗ってみたいと思うような電車が絵本の中で完成していきます。しかも、ただ作って終わりではありません。物語の終わりには、なんと車のエンジンを積んで出発。工作好きにはたまらない、想像力を刺激する絵本です。

以前、子供と一緒に段ボールで家を作って遊んだことを思い出しました。こういう絵本は、何か心のどこかをそわそわさせてくれます。特に長男(4才)は、この特急電車をとても作りたがっていました。どうやら彼も、心がざわついたようです。

 

『パノラマえほん でんしゃのたび』

間瀬なおかた/作・絵

「うみからやまへ」という副題が付いたこの絵本。海辺にある「みさきえき」を出発した電車が、山の中にある「またやまえき」目指して走ります。絵の中のトンネルがくり抜かれたしかけになっているので、ページをめくるたびにトンネルを抜けたような気分になります。海辺、町、谷川、湖、牧場…次から次へと移り変わってゆく景色を眺めながら、電車は終点「またやまえき」へと到着するのでした。…ところがこの絵本、これで終わりではありません。最後のページには「やまからうみへ」という副題が付けられています。間瀬さんの絵本が好きな方はピンと来ると思いますが、なんとこの絵本は、後ろからも読めるように構成されているのです。間瀬さんの絵本『でんしゃでいこうでんしゃでかえろう』と同じアイデアが使われています。さあ、今度は山から海へと続く電車の旅を楽しみましょう。

しかけ絵本。全ページが見開きになっています。つまり、すべてのページが左右会わせて4ページ分の大パノラマとなっているのです。滝があったり、遊園地があったり、合掌造りの家があったり…描き込まれた景色を見ていると、本当に電車に乗って景色を楽しんでいるかのような気分になれます。親子で会話がはずむ絵本です。

 

『ちびっこきかんしゃだいじょうぶ』

ワッティー・パイパー/文 ローレン・ロング/絵 ふしみみさを/訳

子供達に届けるおもちゃや食べ物を積んで走っていた機関車が突然壊れてしまいました。山の向こうでは子供達が楽しみに待っているのに…。何とかして子供達に届けてあげたい!おもちゃ達は、次々にやって来る他の機関車達に助けを求めました。けれど誰も相手にしてくれません。それどころか、豪華客車や立派な機械を運ぶ高飛車な機関車達などからはオンボロ呼ばわりされる始末。みんなの目に涙があふれました。

するとそこに現れたのが、小さくて青い機関車。この絵本の主人公「ちびっこ機関車」です。荷物を引いて山を越えたことなんてなかったけれど、子供達のことを思い、意を決して頼みを引き受けるのでした。ゆっくり、そして力強く走り出すちびっこ機関車。その前に立ちはだかる険しい山道…

物語のクライマックス、「だいじょうぶ、きっとだいじょうぶ…」と何回も何回も自分に言い聞かせながら頑張るちびっこ機関車の姿は必見ですよ。読み聞かせを聞く子供達の心を釘付けにする絵本でした。

このお話は、1930年発売以来、アメリカで多くの人達に読まれてきた名作絵本だそうです。なるほど、とても良く出来た物語で、読み聞かせもしやすく、クライマックスの「だいじょうぶ」を連呼するシーンでは読み聞かせをしている私と子供達が一体になったのを感じました。今回の新版では、オリジナルをもとに新しいイラストが描かれ、その古さをまったく感じさせない素敵な絵本に仕上がっています。

 

『せんろはつづく どこまでつづく』

鈴木まもる/文・絵

「いっしょにあそぼうよ!」シリーズの中の「せんろはつづく」シリーズ3作目。最初、この絵本を目にしたとき、不思議な違和感を感じました。前作までとは違い、竹下文子さんの作ではないということもありますが、それより何より、表紙に赤い蒸気機関車がいないではないですか。ちょっと残念…。でも…私と同じように、あの蒸気機関車のほのぼのとした雰囲気が好きな方、安心してください。読み始めてすぐ、ちゃんと赤い蒸気機関車は登場します。何だか、ホッとしました。

今作は、そのおなじみの赤い蒸気機関車が、線路を走りながら、いろいろな列車と連結していきます。どんな列車と連結するのかというと…まずは、表紙を飾る新幹線。お次ぎに貨物列車。さらにディーゼル機関車、ブルートレイン。こんな展開…子供達にはきっと嬉しいはず。そして、これまたおなじみの、表紙に描かれた子供達が、線路をつなげたり新しく作ったりしながら、列車を走らせるのです。

おもちゃの列車をたくさんつなぎ、線路を自由に敷いて、楽しそうに、いつまでも遊び続ける子供達を見ているような、そんな絵本でした。

読み聞かせでは、子供達が楽しそうに話を聞いていて(絵を見ていて)良かったのですが、気になる点が少しありました。文章が変に感じる所があるのです。文中に何度も登場する「つなげるかな?」という言葉。これは、「つなげられるかな?」の方が伝わりやすいと思いました。文法的にはどうなのだろう…

 

『ノラネコぐんだんきしゃぽっぽ』

工藤ノリコ/著

「ノラネコぐんだん」シリーズ第2弾。表紙には、みんなで力を合わせて汽車を運転している姿が描かれています。石炭を運んで入れて、エッホ、エッホ…何だか楽しそう。でも、実は彼ら、今、必死に逃げています。と言うのも、この汽車、彼らの汽車ではありません。ワンワンちゃんの汽車なんです。

「おやまのえき」でワンワンちゃんの汽車が止まっているのを見つけたノラネコぐんだん。そのかっこいい姿に、みんな興味津々。前作を読んだ方なら想像出来ると思いますが、こんなときの彼らには、もう前しか見えません。当然のように汽車に乗り込むと、見よう見まねで石炭を汽車に入れ始めたのでした。案の定汽車は動き始め、彼らは大喜び。汽車の運転って…簡単!

一方、駅に止めておいたはずの汽車が動き出したのを見たワンワンちゃんは、びっくり仰天、大慌て。その汽車、止まれ〜!というわけで…彼ら、逃げています。

ノラネコぐんだんのお茶目さ全開。とんでもないことをしているのに、どこか憎めない。前作で彼らのとりこになった方には、おすすめの1冊です。

正座で反省させられるノラネコぐんだんたちの姿、最高です。罪滅ぼしをしているシーンも笑えます。読み聞かせでは、爆笑の連続でした。次回作があれば、また期待したいと思います。

 

『おとぎれっしゃ しゅっぱつしんこう!』

間瀬なおかた/作・絵

ここは夢いっぱいの遊園地「おとぎのくに」。まもなく、アトラクションの一つ「おとぎれっしゃ」が発車します。トンネルを抜け、いろいろな駅へと向かうおとぎ列車。さあ、どんな駅へと連れて行ってくれるのでしょうか?

この絵本はしかけ絵本です。トンネルが描かれたページでは、その入口と出口に丸い穴がくりぬかれています。次のページではどこに行くんだろう…穴から見える次ページの風景を見ながら、実際におとぎ列車に乗っているかのようなワクワク感を味わえます。

さて、おとぎ列車が最初の駅に到着しました。そこは「日本のおとぎ駅」。このページには、日本のおとぎ話に登場する人物や動物がたくさん描かれています。どこかで見たワンシーン。桃太郎、かぐや姫…どこにどんな話が描かれているのか、読み聞かせを聞く子供達も「おとぎ話」探しに夢中です。

またまたトンネルを抜け、次に向かうのは「外国のおとぎ駅」。もちろん、このページには、シンデレラ、白雪姫など外国のおとぎ話がたくさん描かれています。ここでも、読み聞かせは一時中断。楽しいおとぎ話探しの始まりです。その後も、海賊の宝島や海の中、宇宙などなど…たくさんの駅が登場します。

読み聞かせを聞きながら、まるで、このおとぎ列車に乗って一緒に楽しんでいるかのような気分になれる、そんな絵本です。

読み聞かせでは、おおいに盛り上がりました。これは「おむすびころりん」でしょ、こっちは「さるかに合戦」、この話は何だっけ…あ、「かちかち山」だ。列車が駅に止まるたび、読み聞かせも止まり、お楽しみの始まり。とても楽しいしかけ絵本でした。絵本紹介topへ

 

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