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♦月の絵本

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『お月さまってどんなあじ?』

ミヒャエル・グレイニェク/絵と文 いずみちほこ/訳

お月さまの味が知りたい動物達が、高い山の上で重なり合ってお月さまを目指します。カメの上にゾウが乗って、ゾウの上にキリンが乗って…。後少しで届きそうなのですが、その度にお月さまはひょいと上へ逃げてしまいます。山の上でどんどん高くなる動物タワー。そして、ネズミが上に登った時、お月さまは油断してしまいました。「パリッ」、とうとう食べられてしまったお月さま。さて、その味とは?

お月さまを食べてみたいという発想。山の上で重なり合う動物達の姿。そして、繰り返しのある内容。子供がこの絵本を好きな気持ち、よくわかります。「お月さまって一番好きなものの味がするんだって」「梅干しが好き」。私の子供のお月さまは、すっぱそうです。

 

『月へミルクをとりにいったねこ』

アルフレッド・スメードベルイ/作 たるいしまこ/絵 ひしきあきらこ/訳

愛する子猫達へミルクを飲ませるために、月を目指した母さん猫の話。月の中に見えるおじいさんとおばあさんが運ぶ桶の中には、ミルクが入っている。犬から聞いた話をたよりに、お母さん猫は走ります。途中、ぶた、おんどり、子牛も加わり4匹で月を目指していましたが、くたびれただの怖いだのと帰ってしまい、最後に残ったのは母さん猫一匹。なかなか月にはたどり着けない。でも決してあきらめない。愛する子猫達のため。その強い気持ちが、奇跡を呼んだのです。

月の中に見える模様。日本では昔から「うさぎの餅つき」なんて言われていますが、ミルクを運ぶおじいさんとおばあさんというのも面白いですね。この話は、スウェーデンの児童文学者アルフレッド・スメードベルイによって書かれています。その地方では、こんな風に言われているのでしょうか。国によって月の模様に関する言い伝えは様々で、蟹や女性の顔、ライオンなんてのもあるんですよ。

 

ひらがなの絵本
『おつきさまこんばんは』

林明子/さく

暗いお空に笑顔で浮かぶまんまるお月様。絵本は、そのお月様が屋根の上へ登場する場面で始まります。こんばんはとあいさつしているうちに、雲の後ろへ隠れてしまうお月様。悲しそうな顔をしたお月様が、再び雲から出てくる時には満面の笑みに。表情豊かなお月様とシンプルでわかりやすい文章が、子供の心を確実にとらえる絵本です。

私の子供(1才半)は裏表紙のあっかんべーをしているお月様の表情がお気に入りみたいです。指差しながら「べー」と言って嬉しそうにしていました。本文では、雲に隠れ悲しそうなお月様の絵を見ると「あっあっ」と言いながらお月様を指差し、お月様がいなくなると猫を指差し、再び満面の笑みでお月様が登場すると、少しはしゃぎながらお月様を指差していました。

 

『まじょまつりにいこう』

せなけいこ/作・絵

隣のねこちゃんに、今夜は山の魔女のお祭りだと聞いたうさぎは、僕も行きたいと大はしゃぎ。でも、魔女のお祭りは猫しか招待されないみたい。そこでうさぎは猫に変装して、ねこちゃん達に連れて行ってもらうことにしました。山の上、たき火の前で踊る魔女達。その輪に加わって楽しく踊るうさぎでしたが、突然吹いてきた風に変装を飛ばされてしまったから大変。正体がばれ、魔女に追いかけられたうさぎを救ってくれたのは…

魔女ときたら猫。うさぎときたら、餅つきをしている姿でおなじみの…そうです、月です。この絵本に出てくる魔女、うさぎの敵として描かれていますが、結構迫力あります。そのせいか、娘は、うさぎを追いかける魔女の姿が恐かったと言っていました。最後に、ねこちゃん達に宛てたうさぎのお礼の手紙で話が締めくくられているのが、私は好きでした。

 

『やまこえ のこえ かわこえて』

こいでやすこ/さく

きつねのきっこは、稲荷山の秋祭りに出すいなり寿司を作るため、山のふもとのお豆腐屋さんに油揚げ100枚を買いに行きました。きっこのいなり寿司はお祭りの名物なんです。それは真夜中のお買い物。辺りは真っ暗。そこし怖いけれど、道中お月様やふくろうの「ろくすけ」、いたちの「ちい」と「にい」に出会い、みんな買い物に付いて来てくれたので大丈夫。無事買い物を済まし家へと向かうきっこちゃん。すると、暗闇の中から「油揚げを置いていけ」という声が聞こえて来て…

きつねのきっこシリーズの絵本。繰り返しがあり読み聞かせ向きです。買い物の帰り道、何回も油揚げを置いていかせようとした犯人の正体は?…最後にちゃっかりみんなと一緒にいなり寿司を食べていました。よく見ると物語の最初の方からずっと付いてきていたみたい。絵のあちこちに隠れていました。

 

同じ名前見つけた
『月光公園』

東逸子/絵 宙野素子/文

月がきれいなある夜のこと。眼を覚ました男の子は、部屋の水槽に浮かぶ不思議な月の光を見つけました。すくいあげてみると…それは、月光公園への招待切符だったのです。月が招待してくれた不思議な夜の公園。いつもよく行く公園だけど、どこかが違う。優しく光る木や草、きのこの森、月の光植物園。そして、広場にはメリーゴーランド。不思議な声に導かれるまま公園へとやって来た男の子は、そこでとびっきり不思議な体験をします。メリーゴーランドを楽しむ男の子の前に空から月が降りてきて…

とても神秘的で不思議な物語でした。東逸子さんの絵の雰囲気は、この神秘的なお話にぴったりだと思います。ところで、この絵本は夜に読むことをおすすめします。しかもとびっきり月のきれいな夜に。何故かと言うと…この絵本、暗闇で光るんです。表紙や裏表紙にある月に築光塗料が使われています。読み聞かせの後に蛍光灯を消すと、子供達もびっくり。月の不思議な話を聞いた後だけに、月の魔法がかかった絵本だと喜んでいました。

 

同じ名前見つけた
『うさぎのボロリンどーこだ』

ヘレン・クーパー/作 まえざわあきえ/訳

私の子供はピングーのぬいぐるみが大のお気に入り。遊ぶ時も寝る時も、おでかけだっていつも一緒。もしそのぬいぐるみが無くなってしまったら、きっと大泣きするでしょうし、親の私だって困ってしまうと思います。この絵本に出てくるモリーも大切なうさぎのぬいぐるみ「ボロリン」を無くしてしまいました。どうやら、バスに置き忘れたみたい。案の定、モリーは泣き出してしまい、お母さんも困り顔。さあ、その時、モリーのお父さんとお母さんは、モリーとどんな話をしてどのような行動をとるのでしょうか?この絵本には、どの家庭にも起こりうるこんなピンチを乗り越える一つのアイデアが示されていました。

ボロボロのぬいぐるみだから名前は「ボロリン」。そのボロボロの身体、そして「ボロリン」という名前は、ボロリンが一緒にたくさん遊んだ大切な友達だった証しでもあります。そんな大切なボロリンを無くしてしまったら…新しく同じぬいぐるみを買ったとしてもボロリンの代わりにはなれませんよね。この絵本の中で、モリーとお父さんお母さんはたくさん話をします。ボロリンは今どこで何をしているのか?やがてその話はボロリンの冒険物語へとふくらみ、その冒険の中で汚れもほつれも無い綺麗な身体へと戻っていくのです。綺麗になったボロリンがモリーを待っている…そうした話を経て訪れた新しいぬいぐるみとの出会い。それは、モリーにとって出会いではなく再会になったのでした。

 

ひらがなの絵本
『うえにはなあに したにはなあに』

ローラ M.シェーファー/さく バーバラ バッシュ/え 木坂涼/やく

月がメインの物語ではありませんが、途中に出てくる見開き2ページ使った月の絵がとてもきれいなので「月の絵本」として紹介します。この絵本は縦開きの絵本です。「もしきみがもぐらだったら あたまのうえにはなにがある?」こんな疑問で始まるこの絵本。ページをめくると、そこに描かれているのは土の中に根を伸ばす緑の草。それでは草の上には?ヘビから逃げる蛙。蛙の上には風に揺れる花…〜の上には何がある?という言葉と共にページをめくり続け、やがて視点は空に浮かぶ月へとたどり着きます。すると今度は本をくるっと回して視点は下へ下へ…月の下には雲。雲の下には海の波、波の下には…臨場感あふれる絵が、地球、そして宇宙をぐるっと見回してきたかのような感覚を与えてくれるでしょう。スケールの大きさを感じさせる絵本です。

長女(7才)が気に入った絵本。読み聞かせの後、海の底についていろいろと質問されました。潜水服を着てずーっとずーっと海の底まで潜ってみたいそうです。酸素が、視界が、水圧が…まあ、いろいろとありますが、興味を持つ心を大切にしてあげたいものです。

 

『月と少年』

エリック・ピュイバレ/絵と文 中井珠子/訳

満月、三日月…暗い夜空で少しずつ姿を変えていく月の光。月の満ち欠けはどうして起こるのでしょうか?月は地球の周りを公転しており、太陽の光で照らされた部分が周期的に変化するため…というのは現実の話。この絵本の中では違います。月の満ち欠け屋さんという仕事があって、毎晩、月に大きな布をかぶせて光を隠しているんです。月の上には、時の流れに合わせて素敵な月の形を演出し続ける職人がいる。想像しただけでワクワクしてきませんか?

月の満ち欠け屋さんになるためのとても難しい試験に合格した男の子ティモレオン。300年以上、月の満ち欠け屋さんとして働き続け、すっかり疲れ果ててしまったザモレオンじいさんと交代するため、夜の野原へとかけ出しました。彼のポケットの中には、身体を空気のように軽くして月へと飛んでいくことが出来る魔法の薬が入っています。いざ、月へ向かって出発!…のはずが、ポケットが穴だらけで、どこにも薬が見当たりません。たった一つしか無い薬をどうやら無くしてしまったようです。これでは月にいけません。

月へ行くため、そして何よりこれからも素敵な月の姿をみんなが見られるように、町のみんなが協力して、月へ行くための知恵を出し合うのでした。

絵の美しさ、そして月の満ち欠け屋という幻想的な話…とても心に残る絵本でした。物語の後半に出てくるしかけも効果的に使われています。ちょうど長男が通う幼稚園で、毎日、月を観察するという課題が出ていたこともあって、月の満ち欠けは身近に感じられる内容でした。長女は月の上に影が見えたと言い出し、もしかすると本当に満ち欠け屋さんがいるのかも…なんて話をして盛り上がりました。今は絶版になっているようですが、見かけたらぜひ読んでみて下さい。

 

『おつきさま、こんばんは!』

市川里美/作

それは月がきれいな夜のこと。どこからかお月様を見上げてささやく声が聞こえます。不思議に思ったお月様が声のする方をよく見てみると、なんとそこにはたくさんの人形達がいたのでした。

絵本の表紙を見てください。窓辺から空を見上げる色とりどりの人形達。ペルーの人形がいます。ロシアの人形も。アフリカ、フランス…家の人が集めたのでしょう。それはいろいろな国からやって来た人形達でした。人形達はみんなそれぞれの国で見てきたお月様の記憶、そして思い出を語り始めます。暗い夜を明るく照らしてくれたお月様に感謝する人形、お月見の時に見た透き通る絹のようにきれいなお月様を思い出す人形、真っ黒なお月様を見た時の怖い思いを語る人形…人形達の思いは実に様々。そして、そんな人形達の話を聞きながら、お月様も微妙にその表情を変えていくのです。

人形達の記憶を通して、いろいろな表情を持つお月様を、そして、世界中の空に思いを馳せることが出来る絵本です。

この絵本はタイトルが示す通り「月」がテーマの絵本です。月のいろいろな側面を見ることが出来ます。ただ、あくまでも主役は魅力あふれる人形達だと思います。アメリカの人形が語った大きな夢に対して他の人形達から拍手が起こった時は、ぞくぞくっとしました。人形としての自我、その存在意義の昇華を感じさせる物語の展開でした。絵も秀逸で、絵本の構成としては、左ページで人形が語り、その人形達の「思い」のシーンが右ページに描かれていきます。いろいろな国の人形が語っているだけあって、ページをめくるごとに、違う雰囲気を持ったそれぞれの世界の景色が描かれていきます。きれいでした。魅せられました。読み聞かせをしながら…また一冊、いい絵本に出会えたなと思えた絵本です。絵本紹介topへ

 

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