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『すきまのじかん』

アンネ・エルボー/作 木本栄/訳

すきまの時間とは、太陽の時間と闇の時間の間のほんのわずかな時間のこと。夜と呼ぶにはまだ早いけど、太陽はすでに沈んでしまっている薄暗い時間。でも、昔は太陽の時間と闇の時間しか無かったのです。お互いにいがみ合う二つの時間の間に、そっと入り込んだのがすきまの時間でした。竹馬に乗って現れ、そっと自分の時間を作ったのです。表紙にあるマフラーを巻いた彼が、すきまの時間です。

まるで神話のようなお話。薄暗い感じが前面に押し出された絵は、幻想的で不思議と存在感があります。とても素敵な絵本です。

 

ひらがなの絵本
♠ 『どうぞのいす』

香山美子/作 柿本幸造/絵

うさぎさんは木のいすを作りました。そして「どうぞのいす」と書いた立て札と一緒に木の側に置いておきました。すると通りかかったロバさんは、親切ないすだと喜んで、拾い集めたどんぐりをいすに置き一休み。そのまま木にもたれて寝てしまいました。次にやって来たのはくまさん。「どうぞ」と書いてあるもんだから、どんぐりを全部食べてしまいます。そのかわりにはちみつを置いていきました。その後も次から次へと動物達がやって来て…ロバさんの知らぬ間に、どんぐりはいろんな物へ変わっていくのでした。

とても面白い絵本。最後のしめ方には、思わず「上手い」と納得してしまいます。大人も楽しめる絵本ですが、繰り返される内容とかわいらしい絵は、読み聞かせにもぴったりです。

 

同じ名前見つけた
『おまけのひろせくん』

山下ケンジ/作・絵

仲良し5人組の中のひろせくんは、生まれつき身体が弱く、外で一緒に遊ぶことが出来ません。一緒に遊べるのは家の中だけ。そんな5人組に、「キャプテンヒーロー」という謎の人物から、宝のありかを示す秘密文書が届きました。そこには、5人で力を合わせて探すようにと書いてありました。普段は外で一緒に遊べないひろせくんも加わり、ドキドキワクワクの宝探し。一体その宝物とは?そして、謎の人物「キャプテンヒーロー」とは?…この宝探しの後、ひろせくんとの別れが待っていました。

少し悲しい余韻が残ります。ひろせくんのいない中、残る4人が楽しそうに遊んでいるシーンで終わります。彼らの心の中に、別々の道を歩まなければならなかったひろせくんがいつまでもいますようにと、絵本ながらに思いました。

 

ひらがなの絵本同じ名前見つけた
『かあちゃんかいじゅう』

内田麟太郎/作 長谷川義史/絵

りゅうのすけは、お母さんに怪獣の映画を見に連れて行って欲しいとたのみましたが断られました。どれだけだだをこねても見向きもしません。そこでりゅうのすけは、怪獣に変装してお母さんをおどかしました。小さなうさ晴らし。そんなりゅうのすけの姿に、お母さんは大笑いして、「明日行こう」と言ってくれたのです。すると次の日、目を覚ましたりゅうのすけの前に怪獣に変装したお母さんが!かあちゃん怪獣の逆襲です。すっかり怪獣が気に入った様子のお母さんでした。

この絵本は、言葉は少ないですが絵が語ります。セリフの少ない父、姉、祖父母、猫の親子、すべてにキャラがしっかりつけられており、見ているだけで飽きません。家の中の様子もおもしろおかしく書き込まれ、楽しい絵本でした。

 

『わたしのおうち』

かんざわとしこ/さく やまわきゆりこ/え

段ボールで作った家。それは、自分のための特別の場所。せっかく素敵な家にしようとしているのに、弟はテープを貼ったり落書きしたり。手伝いのつもりでやってくれていても、お姉ちゃんには我慢できません。弟のいない原っぱへ引っ越すと、一人、家の中で、この素敵な家にやってくるお客さんを待ちます。うさぎさんかな?きつねさんかな?すると、家に近づいてくる足音が…。やってきたのは誰?

小さい頃友達と作った自分達だけの秘密基地。ドラえもんに出てくるような土管に板でドアを作って。側の土の中に虫かごを埋めて、その中に宝物を入れておきました。埋めたその場所の「宝の地図」を書いたりと、とても楽しい思い出です。

 

同じ名前見つけた
『おふろだいすき』

松岡享子/作 林明子/絵

まこちゃんはお風呂が大好き。今日もあひるのプッカと一緒に楽しいお風呂です。どれくらい楽しいかと言うと、お風呂の中に亀やペンギンやオットセイやカバ、それにクジラがやってくるくらい楽しいのです。オットセイがするしゃぼん玉やクジラのシャワー。それはまるで、水族館や動物園のようなお風呂でした。

この絵本にはお風呂が大好きな気持ちがあふれています。読んでいるだけでお風呂へ入るのが楽しみになってくる、そんな絵本でした。

 

♠ 『おおきな木』

シェル・シルヴァスタイン/さく・え ほんだきんいちろう/やく

ある一人の男の一生を見守ったりんごの木の話。その姿には母親の持つ母性愛に似た深い愛情を感じます。原題は『THE GIVING TREE』。直訳すれば『与える木』。その言葉通り、木は与え続けました。少年の頃には遊びの場・憩いの場を。そして彼が大きくなるにつれ、その実を、その枝を、その身体を、求められるがままに与えます。喜んで与えます。見返りなどありません。ただ好きな相手のためにしてあげられる事がある…それが木には嬉しいのです。

この絵本に付けられた『おおきな木』という和訳。それは、木の心の大きさであり、ふところの大きさであり、偉大さを現しているとても良い訳だと思います。別の見方をすれば、見返りなしに与え続ける事の難しさを表しているとも言えるでしょう。母性愛と言ってしまえば簡単ですが、とても難しいことです。だから、『おおきい』と感じます。子供、親、そして大切に想う相手がいる人にもおすすめできる絵本。

 

『ぼくを探しに』

シルヴァスタイン/作 倉橋由美子/訳

自分には「何かが足りない」。表紙にいる彼が自分にぴったり合うかけらを探しにいきます。それは自分探しの旅の様であり、人生の伴侶探しの旅の様でもあります。旅の途中で出会う様々なかけら達。明らかに合わないものもあれば、合いそうで合わないものもある。合ったと思っても長続きしなかったり、時には無理に合わせて失敗する事も。そもそも、自分にぴったり合うかけらとは…?そして、それに出会えた時、心は満たされるのでしょうか?彼がたどり着いた答えにも、一つの真実が含まれていると思います。

上で紹介している『おおきな木』と同じシルヴァスタインの絵本。この絵本も哲学的で奥が深い内容です。表紙を見ればわかりますが、絵は本当にシンプルです。言葉もシンプルです。余分な情報を含まないその作風は、ある意味中性的で、自分を重ねやすい絵本と言えます。思わず深く考えてしまいたくなる絵本です。

 

『三びきのやぎのがらがらどん』

マーシャ・ブラウン/え せたていじ/やく

アスビョルンセンとモーによってまとめられたノルウェーの民話がもとになっている絵本。山の草を食べに行く3匹のやぎと、橋の下で待ち受けるトロルとの戦いが描かれています。がらがらどんというのはやぎの名前で、3匹とも同じ名前です。とても迫力のある絵で、トロルなどは子供が見ると少し怖いくらいかもしれません。

この絵本『となりのトトロ』に出てくるんですよ。エンディングの歌の一番最後でさつきとめいがお母さんに絵本を読んでもらっているシーンがあります。その絵本の表紙には『三匹の山羊』と書かれ、橋を渡るやぎと、下で待ち構えるトロルが描かれています。

 

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『おにたのぼうし』

あまんきみこ/ぶん いわさきちひろ/え

「鬼は外、福は内」。悪い鬼を追い払い福を呼び込む節分の儀式。でも、鬼って悪い鬼だけなのでしょうか?いいえ、心の優しい鬼もいるんです。おにたは人の役に立つことをするのが好きなとても気のいい鬼でした。でも、人間は鬼だというだけで悪者扱い。だから、おにたは”つのかくし”の帽子をかぶります。外見だけでなく、自分自身を見て欲しい…。おにたの葛藤は最後まで癒されることはありませんでしたが、その優しさは一人の少女に確かな幸せをもたらしたのでした。

私の家では、ちょうど節分の日にこの絵本を読みました。なんとなくかわいそうな気がして「悪い鬼は外、福は内」と言いながら子供と豆まきをしました。

 

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