ー絵本紹介用ー
ー今日の読み聞かせ用ー
ーお気に入り絵本用ー
泉なほ/作 いもとようこ/絵
冷蔵庫の中にいる野菜たちのおしゃべりって聞いたことありますか?彼らはみんな、おいしく食べてもらえる日を待っているのです。時々、食べられることなくミイラのようになって捨てられていく仲間の野菜を見ると、とても心配になります。「今夜こそ食べてくれるかな」。どうやら、この話に出てくるきゅうり嫌いなれいちゃんには、そんな野菜たちの言葉が聞こえたようです。
野菜たちの会話する姿が、かわいいだけでなく、とても生々しくて心に残ります。野菜嫌いな子供にどうぞ。
山岡ひかる/作・絵
この中に登場する一冊の絵本…とてもかわいいです。どうしても買いたくなってしまった絵本の一つです。ある本屋にやってきた絵本。棚の上で、一体どんな人が買ってくれるのかとドキドキしながら並んでいました。ところが、いつまでたっても誰も買ってくれません。「僕ってつまらないのかも」。どんどん自信をなくしていき、とうとう心を固く閉ざしてしまいます。ある日、そんな絵本の心を開いてくれる出会いが…。
絵、文、内容、どれをとってもバランスが良いすばらしい絵本だと思います。
南部和也/さく とりごえまり/え
ネコのラジオ局では、ヒゲをアンテナ代わりにして、毎日楽しい音楽を放送しています。ヒゲさえあればおじさんにだって聞けるんです。プロデューサーのツートンは、もっと遠くまで電波を飛ばしたいと考えていました。そしてある日、エンジニアのハル、パーソナリティーのサリーとともに、ヒゲクジラからヒゲをもらいにいきました。登場するネコがみんなかわいくて、ほのぼのした絵本です。
中に登場する人気ロックバンド「ローミングキャッツ」の3匹のネコ、いい味出してます。歌詞も最高!
増田昭一/原作 杉山春/文 みねだとしゆき/絵
終戦後、中国にある難民収容所で一生懸命生きようとがんばった子供たちの物語。ともちゃんは寂しくなると自分のおへそを見ます。それは、同じく収容所で病気と寒さのため亡くなったお母さんに会うため。お母さんは亡くなる前に言いました。ともちゃんがお母さんのおなかにいた時おへそから食べ物をもらっていたこと。だからおへそを見たら、きっとお母さんの顔が見えるということ…。子供が大きくなった時、自分で再び読んでもらいたい絵本です。
私が読み聞かせた娘は4才です。どれくらい伝わったかわかりませんが「かわいそうだね」と言っていました。
風木一人/作 せべまさゆき/絵
ネズミとネコとキツネとトラの中で一番強いのは?もちろん一番強いのはトラ…ではありません。ネズミのようなちっちゃな生き物でも、やるときはやるんです。みんなの中の王様を決めていた時、突然現れた怪物。ちょっとした偶然もあって、ネズミが退治してしまいました。ネズミの王様の誕生です。
動物たちの表情や話のテンポの良さが、読み聞かせにぴったりの絵本です。
飯野和好/作
腐葉土から生まれたキャラクターという設定にまず驚きました。腐葉土というのは、落ち葉がつもって腐ってできた独特の香りのする土のことで、ガーデニングをしていたり、カブトムシなんかを育てたことのある方にはなじみ深いですよね。話の内容としては、時代の流れとともに変わっていってしまう田舎といつまでも変わらぬ「ふようど一家」の暮らしについてです。強いインパクトのあるふよこちゃんですが、扱っている内容がちゃんとしているので、読み聞かせにもいいと思います。
それにしても絵が強烈で、ふよこちゃんの絵から腐葉土の香りが漂ってきそうな絵本です。
カリン・フォン・オルダースハウゼン/文 ガービ・フルック/絵
泉典子/訳
冬の厳しい寒さにふるえるサンタクロース。魔法の黄色い鉛筆を取り出すと、空には太陽、雪の上には草原を描き、辺りを夏にしてしまいました。泳いだり寝転んだり、気分は夏のバカンス。そして、その時出会った黒ネコとともにサーカスしたり、釣りしたり。本当にやりたい放題。でも、そんなことをしていてよいのでしょうか?何か忘れている気がしませんか?
まるで子供のようなサンタクロースの話です。壁に落書きをする子供とダブって見えました。
ねじめ正一/文 村上康成/絵
妹思いのお兄ちゃんは、熱を出して寝込んでいる大好きな妹のために、アイスを買いにいきます。ところが、妹は買ってくるものに対して、あれがよかった、これがよかった、とわがまま放題。それでもお兄ちゃんは、そんな妹がいっそういとおしく感じて、また町へと出かけるのです。この絵本はページ数が多い割に文が一言ずつなので、どんどんページが進んでいきます。まるでパラパラ漫画のような絵本です。
妹を見るお兄ちゃんの絵がとっても可愛いです。きっと優しさが伝わってきます。
エリック・カール/さく もりひさし/やく
しかけ絵本。この絵本のしかけ…大きいです。とくに、満月のお月さまの場面はとても大きなしかけが用意されています。そして、話の内容も負けず劣らずスケールが大きいです。モニカはお月さまと遊びたいと思いました。パパに「お月さまとって」とお願いしたら、パパはお月さままで届く長ーいハシゴを高ーい山にかけて連れてきちゃいました。パパは子供のためなら何だって出来るのです。
読み終わると、やっぱりせがまれました。おわんに水を入れて、月を映して、指でつんつんして遊んで、なんとか納得(?)してもらいました。この絵本は小型本もありますが、大型本の方が内容に合っていて好きです。
瀬田貞二/作 林明子/絵
まみこはお父さんとお母さんにプレゼントを贈るため、家中に手紙を隠しました。それぞれの手紙には、次の手紙の隠し場所のヒントが書いてありました。お母さんはまみこの手紙の謎解きをしながら家中を行ったり来たり。最後にたどり着いたプレゼントとは?そもそも今日は何の日?この絵本の中には、最後にもう一つ大きな謎解きが隠されています。読んでいて、親も子供もとっても楽しめます。
林明子さんのやさしい絵が、この絵本にぴったりです。文字を覚え始めた娘のために、勉強がてら同じことをしましたが本当に楽しいですよ。
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