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ひらがなの絵本
『ぐーぐーぐー みんなおやすみ』

イルソン・ナ/作 小島希里/訳

馬は立ったまま眠るって知っていますか?魚は目を開けたまま眠るのを知っていますか?…夜に活動するミミズクと一緒に、いろいろな生き物がどのように眠っているのかを見てみましょう。片目を開けて眠る鳥を知っていますか?ペンギンは、ペアで寄り添って眠るのを知っていますか?寝る前に読んであげたい「おやすみ」の絵本です。

渡り鳥の中には、片目だけつぶって飛びながら眠る鳥がいるそうです。つぶった目とつながる左右どちらか片方の脳だけが眠っています。「半球睡眠」と呼ばれるこの睡眠法は、鳥や魚が空中や水中で生きていくために必要な睡眠法なのです。外敵から身を守るために立ったまま眠る草食動物といい、みんな睡眠を取るために様々な工夫をしているんですね。

 

♠ 『くまのこうちょうせんせい』

こんのひとみ/作 いもとようこ/絵

くまの校長先生は身体も声も大きくて、いつも元気にみんなを出迎えてくれます。みんな先生が大好き。ひつじくんも大好きな校長先生みたいに大きく元気な声で挨拶したいけれど、出てくるのは小さい声ばかり。そんなひつじくんに、勇気を出してごらんと言っていた校長先生でしたが、ある日、病気で入院して、大きな声が出せなくなってしまいました。それでも、校長先生は無理をしない約束で、病院から学校へと向かいました。その痛々しい姿にひつじくんは、ますます声が出てきません。その日の帰り道、校長先生はひつじくんにやさしく語りかけました。大きな声を出したくても出せない時があるんだね。大きな声を出そうって言って悪かったと。ところがその時、校長先生が突然倒れて…思わずひつじくんは大きな声で叫びました。「助けてー!」

くまの校長先生には実在のモデルがいます。神奈川県茅ヶ崎市浜之郷小学校の大瀬敏昭校長先生です。余命三ヶ月と診断された後も「命の授業」を続けた大瀬先生。この絵本のあとがきでは、作者のこんのひとみさんが大瀬先生との思い出を語っています。子供達は小さくて、かよわくても当たり前。校長先生のあたたかさが絵本の隅々から伝わってくる素晴らしい作品です。

 

『わたしクリスマスツリー』

佐野洋子/作・絵

雑木林の中に立つ一本のもみの木。夢は、きれいな町へ出てクリスマスツリーになること。まわりの木は、生まれた所へ根を広げ、倒れるまでそこにいるのが木というもんだと言うけれど、そんなのは嫌。誰が何と言おうと、きれいな町へ行きクリスマスツリーになる。もみの木は、自ら根っこを引き抜き走り出しました。しかし夢は叶わず、元の場所へ帰ってきます。そんなもみの木を、みんなはあたたかく迎えるのでした。そして、もみの木の夢は少し形を変えて叶うことになるのです。

もみの木にとって、雑木林はまさに故郷。育ての親のような年とった木や、どんぐりのおばさん、そしてやさしく見守る仲間がいる。帰る場所があるというのはいいもんです。夢をつかみ取るため上京する若者のようなもみの木。彼女が最後につかんだ幸せは、決して華やかではないけれど、大きな幸せであったと思います。

 

同じ名前見つけた
『ごきげんならいおん』

ロジャー・デュボアザン/え ルイーズ・ファティオ/ぶん

むらおかはなこ/やく

フランスの小さな町にある動物園に「ごきげんなライオン」がいました。毎日、町の人がライオンの前で立ち止まっては、声をかけてくれます。ライオンは町の人と、とっても仲良し。そんなある日、ライオンは家の戸が開けっ放しになっているのに気がつき、いつものおかえしとばかりに、町の人達にあいさつに出かけるのでした。ところが、ライオンはいつも通り「こんにちは」とあいさつしているのに、町で出会う人達はその姿を見るなり倒れたり、叫んだり、逃げ出したり…。やがて、辺りにはサイレンが鳴り出し、町は緊迫した状況へと向かうのでした。その時、ようやくライオンに声をかけてくれる男の子が現れます。それは、飼育係の息子のフランソワでした。

物語の展開が秀逸で、読んでいる親もハラハラドキドキしながら、その世界に引き込まれていきます。ある程度、理解が進んだ子供に読み聞かせしてあげると、この物語のおもしろさを、より共感し合えると思います。

 

同じ名前見つけた
『三びきのごきげんなライオン』

ルイーズ・ファティオ/ぶん ロジャー・デュボアザン/え

はるみこうへい/やく

フランスの小さな町にある動物園に、ライオンの夫婦とその坊やがいました。三匹はとても仲が良く、動物園の人気者。だから、いつだってご機嫌。ところで、このライオンの坊や、名前をフランソワといいます。それは、お父さんとお母さんの一番の友達である飼育係の息子と同じ名前でした。お父さんはいつだってご機嫌でしたが、フランソワの将来の事を考えた時、初めて難しい顔になりました。この子は将来、何になれば「幸せ」なのか?それは、父親としての悩み。やがて、フランソワはお金持ちのご婦人に引き取られ、一人立ちしていきます。はたして、新しい環境、生活の中、フランソワはどのようなライオンとして育っていくのか?そして最後にたどり着いた「幸せ」の答えとは?

「ごきげんなライオン」の続編。子供には、その個性に合った生きる道を見つけ、幸せになって欲しい。子を思う親の気持ちは、人間だってライオンだって同じなのです。

 

同じ名前見つけた
♠ 『あしなが』

あきやまただし/作・絵

のら犬のけんとその仲間は、「あしなが」のことばかり話していました。あしながとは、最近町へやって来たすらりとした美しい犬のことです。「あしながは、でっかい家に住んで、毎日ごちそうを食べているらしい」「あしながは、生まれたばかりの子犬を誘拐して食べてしまったらしい」…町を飛び交う、あしながの噂。かっこいいかもしれないけど、お高くとまった最低の犬。けんは、みんなの話を聞いて、そう心に決めつけていました。ところがある日、あしながとばったり出くわして知った彼の本当の姿。彼はけんと同じのら犬でした。そして、お母さんのいない子犬を拾い育ててあげている優しい犬だったのです。あしながは、みんなが言うような犬じゃない。けんの心は、明らかに今までとは変わっていました。

優れたモノの中に欠点があって欲しい願う嫌な気持ち。ねたみ、やっかみが、時にいわれもない噂を生み出します。人を見た目だけで判断してはいけない。噂に振り回されず、自分で見て感じて判断する。この絵本にはいろいろな教えが込められています。大事なことがわかりやすくまとめられた、とても良い絵本でした。物語としては、あしながが、誹謗中傷に気付くこと無くみんなの仲間になれてとてもよかったです。ハッピーエンドです。感動的な終わり方ですよ。

 

ひらがなの絵本
『たまごのあかちゃん』

かんざわとしこ/ぶん やぎゅうげんいちろう/え

「たまごのなかで、かくれんぼしてるあかちゃんはだあれ?でておいでよ」、繰り返されるこの言葉。ページをめくると、赤ちゃんが殻を破って出てきます。出てきた赤ちゃんには、ちゃんと「こんにちは」って、ごあいさつ。ひよこ、カメの赤ちゃん、ヘビの赤ちゃん、ペンギンの赤ちゃん…大きなたまごの殻を破って、恐竜の赤ちゃんまで登場します。

娘が幼稚園の入園式の日、初めて先生に読んでもらった絵本がこの絵本でした。確かに、わかりやすい展開と心地よい言葉のリズム、そして繰り返される内容が、読み聞かせにぴったりです。ただ、絵が少し雑なのが残念です。特にペンギンの赤ちゃん。動物園でも水族館でも、まっさきにペンギンを探しにいく娘には、ちょっとショックだったかもしれません。

 

ひらがなの絵本
『やさい』

平山和子/さく

土の中から引き抜かれる大根。畑の上でおいしそうに並ぶきゃべつ。畑で育てられる野菜の様子と、お店に並べられた野菜の様子が、ページをめくるたびに交互に繰り返されます。トマト、ほうれんそう、さつまいも。細かな描写で、まるでそこにあるかのように描かれた野菜達。土のにおいまでしてきそうな生々しさで、収穫期を迎えた野菜達を紹介します。

大根やさつまいもは土の中で育つんだよ。そんな当たり前のことをまだ経験していない子供達には、まずは絵本の中で体験させてあげましょう。リアルに描かれたこの絵本が、興味を抱かせてくれるはずです。その後は、畑に向かうもよし、子供と一緒にガーデニングするもよし。実際に体験すればさらなる感動が、子供を待っています。体験した後に、思い出しながらこの絵本を読むのも、いいですね。

 

ひらがなの絵本同じ名前見つけた
『おいていかないで』

筒井頼子/さく 林明子/え

あやこは、外へ遊びに出かけようとするお兄ちゃんに一緒に連れて行ってもらいたいのですが…お兄ちゃんは、なんとかして一人で出かけたいようです。あやこが他のことに気を取られている間に、こそっと出ていこうとしたり、遊びにいくのはやめたふりをして本を読み始め、一緒に本を読み始めたあやこがウトウトしているすきをついて出かけようとしたり…。あやこはあやこで、そんなお兄ちゃんの動きを敏感に察知します。兄妹のやりとりが、大変おもしろく描かれている絵本です。

一人で遊びたい上の子と、一緒に遊んでもらいたい下の子の構図は、私の家でもたまに見かけます。普段はよく弟と遊んでくれているお姉ちゃんですが、ある日、一人で人形遊びに熱中している時、弟がおもちゃを並べ「お買い物できたよ」と仲間に入ろうとしました。でも、お姉ちゃんはそっちも見ずに「よかったね〜」。弟は「見て見て」とアピール。するとお姉ちゃん「大丈夫だよ、お姉ちゃん後ろにも目があるから」。仲はとても良いのですが…一人で遊びたい時って、ありますよね。

 

『おだんごぱん』

瀬田貞二/訳 脇田和/画

おじいさんのためにおばあさんが粉箱に残った粉をごしごしかき集め、やっとの思いで焼き上げたおだんごぱんが、逃げ出しました。道を転がりながら逃げていくおだんごぱん。途中、うさぎやおおかみ達に食べられそうになりますが、その度におだんごぱんの歌を歌いながら、隙を見て逃げていきます。調子良く転がっていくおだんごぱん。ところが、ずる賢いきつねに見つかり、うまいことおだてられ…あっけなく食べられてしまうのでした。

ロシア民話。おだんごのように丸めて焼き上げたパンだからおだんごぱん。この不思議なタイトルと味のある絵に初めて出会ったのは、上で紹介している絵本『おいていかないで』の中でした。あやこがお兄ちゃんの隣で読んでいる絵本が、この絵本だったのです。

 

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