…「きゅる」の物語とお気に入りの絵本を紹介しています…

サイトマップ | 著作権について

きゅるー絵本紹介ー きゅるの話 絵本紹介 プロフィール リンク メール
Yahoo! JAPAN
サイト内検索

テーマ別絵本

テーマを決めて絵本を探すなら…
>テーマ別絵本
ひとりでよめるかな?

ひらがなのえほん

ひらがなだけで読める絵本を集めました。
>ひらがなのえほん

同じ名前見つけた!

絵本に出てきた同じ名前の子…なんだか気になっちゃいます。
>同じ名前見つけた!

作家で選ぶ絵本

お気に入りの作家を見つけよう!
>作家で選ぶ絵本
絵本の中のあんなこと、こんなこと絵本の中の「気になるモノ」を特集します。
>絵本の中のあんなこと、こんなこと
特集ページ一覧

星のマークの絵本

特にお気に入りの絵本を紹介します。
>星のマークの絵本

今日の読み聞かせ

読み着かせで読んだ絵本&ちょっと一言…
>今日の読み聞かせ
タイトルから絵本を探すときは、下の一覧から選んでください。

ー絵本紹介用ー

タイトル一覧

ー今日の読み聞かせ用ー

タイトル一覧

ーお気に入り絵本用ー

お気に入り絵本一覧
前の10件 次の10件

 

同じ名前見つけた
『サラちゃんとおおきなあかいバス』

ジェーン・ゴドウィン/文 アンナ・ウォーカー/絵 石津ちひろ/訳

サラちゃんはとても小さな女の子。毎日、大きな赤いバスに乗って学校へ通います。サラちゃんはこの学校のバスがちょっと苦手みたい。みんなワイワイガヤガヤうるさいし、一緒に学校へ通うお姉ちゃんはすぐに友達の所へ行ってしまうし、一人だとどこに座っていいのかもわからない。サラちゃん、きっと周りに圧倒されてしまうのでしょうね。

そんなある日、お姉ちゃんが風邪で休むことになり、一人でバスに乗ることになりました。学校からの帰りのバスの中、ちゃんと座ることも出来たサラちゃんは、ホッとしたのかな?暖かい日差しの中ついうとうとして眠ってしまうのでした。降りなければ行けない場所を寝過ごしてしまい…

大人になってから、小さい頃過ごした町へ行った時、車がたくさん通る大通りだと記憶していた道が、実は車がすれ違うのに大変そうな細い道だったということを知って驚きました。通りを走る車に圧倒され、一人で横断するのは少し怖かった道。もの凄い幅の広さを感じていた道。道を渡った後は、ホッとしていたのを覚えています。小さなサラちゃんにとって学校の赤いバスは、人一倍大きく感じていたのでしょう。この日の出来事は、そんなサラちゃんとバスの距離を少し縮めてくれたと思います。

 

ひらがなの絵本
『うえにはなあに したにはなあに』

ローラ M.シェーファー/さく バーバラ バッシュ/え 木坂涼/やく

縦開きの絵本です。「もしきみがもぐらだったら あたまのうえにはなにがある?」こんな疑問で始まるこの絵本。ページをめくると、そこに描かれているのは土の中に根を伸ばす緑の草。それでは草の上には?ヘビから逃げる蛙。蛙の上には風に揺れる花…〜の上には何がある?という言葉と共にページをめくり続け、やがて視点は空に浮かぶ月へとたどり着きます。すると今度は本をくるっと回して視点は下へ下へ…月の下には雲。雲の下には海の波、波の下には…臨場感あふれる絵が、地球、そして宇宙をぐるっと見回してきたかのような感覚を与えてくれるでしょう。スケールの大きさを感じさせる絵本です。

長女(7才)が気に入った絵本。読み聞かせの後、海の底についていろいろと質問されました。潜水服を着てずーっとずーっと海の底まで潜ってみたいそうです。酸素が、視界が、水圧が…まあ、いろいろとありますが、興味を持つ心を大切にしてあげたいものです。

 

『おおきなやかたのものがたり』

青山邦彦/作・絵

その大きな館は、自分の立派な外観に誇りを持っていました。お金持ちの貴族のお屋敷として建てられ、その後、時の流れとともにホテルやレストラン、ショッピングモールへと変わっていきましたが、その度に自分は町一番の建物だと思っていました。ところがある日、火事が起きて容貌は一変。見るも無惨なお化け屋敷のような姿になってしまったのです。それは、館にとって今までに経験したことの無いつらく重苦しい日々の始まりでした。やがて、館は取り壊される寸前に孤児院として生まれ変わることになります。とは言え、もとのような立派な建物に戻れるわけも無く、館にとって憂鬱な日々であることに変わりはありませんでした。ところが…住むための家として一生懸命自分を手入れしてくれる孤児達の姿を見るにつれ、決して昔の立派な建物だった頃に召使いがしてくれた手入れに比べたら上手とは言えないにしても、その時には感じたことがないくらい温かな思いを感じることが出来たのです。真に自分を必要としてくれるものとの出会い。孤児達との出会いは、心から大切に思える主が住むという「家の幸せ」を館に気付かせてくれたようです。

作者の青山邦彦さんは本当の建築士だそうです。表紙を見てもらうとわかりますが、さすがに家の描写が細かいです。作者の建物への思いが、びんびん伝わってきますよ。しかも細かく描き込まれているのは家だけでありません。人物、乗り物、風景など、どれをとってもほれぼれするくらい綺麗です。部屋に飾っておきたくなるくらい素敵な絵でした。

 

『ふたごのひよちゃんぴよちゃんはじめてのようちえん』

バレリー・ゴルバチョフ/作・絵 なかがわちひろ/訳

初めて幼稚園に行く日というのは、ちょっぴり不安で胸はドキドキ。何をするのかな?友達は出来るかな?お母さんは楽しいって言うけれど…どうしてもぎこちなくなってしまいますよね。ふたごのひよちゃんとぴよちゃんも友達を作ろうとしてみんなに声をかけますが、先生のお話を聞いていたり、歌を歌っていたりしてなかなかタイミングが合いません。そんな二人の姿は、まるで、年中から幼稚園に通い始めた私の子供達を見ているようでした。でも大丈夫。子供達は友達作りの天才。何でも無いことがきっかけで、あっという間に友達になってしまいます。もちろん、ひよちゃんとぴよちゃんも、幼稚園から帰る頃には友達たくさんでしたよ。

ふたごのひよちゃんぴよちゃんシリーズの絵本。歌ったり、お話を聞いたり、外遊びをしたり…幼稚園生活を楽しむ動物達の表情がとてもいいです。みんなの眼が生き生きしているんです。読み聞かせを聞く子供達にも、その楽しさは間違いなく伝わるでしょう。

 

『でっこりぼっこり』

高畠那生/作

この絵本を読む時は、たくさんの爪楊枝と人形の足を用意してください。爪楊枝を束ねて持ったら、そこに人形の足を突き刺してみましょう。足の形にへこみましたか?へこめば成功。するとその反対側に、足で押された分だけ爪楊枝が同じ形で飛び出していますよね。片側がぼっこりへこめば、反対側はでっこり飛び出す。「でっこりぼっこり」。何故こんなことをするかと言うと…この絵本はそんな絵本なんです。

山のように大きい「巨大人」がマラソンを始め、その足あとがぼっこりへこんでしまいました。すると、地球の裏側がでっこりふくらみ…って、なんじゃこりゃ!ここまでの説明でわかるかもしれませんが、この絵本、はっきり言ってこの上なくナンセンスな絵本です。でも、とびっきり楽しいんです。へこんでしまった穴の意外な活用法。プール?トイレ?何でもアリです。さらに地球を半周した巨大人がでっぱた自分の足あとを踏むもんだから、地球の裏側ではへこんだ足あとが元に戻りとんでもないことになってしまいます。そして最後に待ち受ける、この絵本最大の「でっこりぼっこり」…きっとスカッと楽しい読み聞かせになりますよ。

私の家では、買い置きの爪楊枝を使って「でっこりぼっこり」。これが、不思議と盛り上がるんです。子供達もいろいろなものを持ってきて「でっこりぼっこり」させていました。

 

『むしたちのかくれんぼ』

得田之久/文 久住卓也/絵

原っぱで虫達がかくれんぼをします。とてもたくさんの虫達が集まってきたので、どうやら組み分けして隠れることになったようです。本当にたくさんの虫達が集まっているんです。どのくらいたくさん集まっているかと言うと、最初のページだけで20匹。ページをめくると、さらに増えて28匹。これでは虫が好きな子供達はだまっていられませんね。私の子供(2才)は、最初のページですぐに大盛り上がり。まるで昆虫図鑑を見ている時と同じような顔で「だんごむし!」「ちょうちょう!」と、知っている虫の名前を連呼していました。さて、虫達のかくれんぼは、じゃんけんでカブトムシ組のミイデラゴミムシが鬼になったようです。さあ、みなさんもミイデラゴミムシと一緒に、隠れた虫達を探してみましょう。とっても上手に隠れる虫達もいますよ。

虫達が活躍する童心社の人気シリーズ第5弾。私の子供達は虫が大好きなので、このシリーズは本当ににぎやかな読み聞かせになります。読み終わると本棚から昆虫図鑑を出してきては、兄弟で「あーだこーだ」話し合っています。それにしても…やっぱりミイデラゴミムシのおならには、子供達みんな笑ってしまうみたいです。

 

『おふろだいすき!ぷっぺ』

よしながこうたく/作

「ぷっぺ」はお父さんと一緒にお風呂屋さんにやって来ました。プッペというのは、絵本の表紙で口を開けている子の名前です。その下にいるのがお父さん。この二人、こう見えて鉄砲魚(てっぽううお)だそうです。お風呂屋さんに来るのが生まれて初めてのぷっぺは、見たことも無い広いお風呂に大はしゃぎ。ついハメを外しすぎて、怖い顔したたぬきのおやじを怒らせてしまうのでした。追いかけられたぷっぺは、泣きながらお父さんに助けを求めたのですが…

さて、このお風呂屋さん、なかなか面白いお風呂が揃っているので紹介します。スカンクのおならの泡風呂(効能:象の鼻こり、ねずみの歯ぎしり)。電気うなぎの電気風呂(効能:アリクイの滑舌、リクガメのかなづち)。他にもナメクジの乾燥肌に効く五右衛門風呂。猫のお風呂嫌いを直す薬草風呂。クマに美白効果がある、キンキンに冷えた水風呂などなど…もちろん、サウナやうたせ湯だってありますよ。さあ、あなたはどのお風呂に入りたいですか?

とても楽しい絵本です。細かく描き込まれ、いろいろな所に笑える要素がちりばめられています。読むたびに、おもしろい所を発見出来るのではないでしょうか。私のお気に入りは、たまに食べられてしまうことがあるという「ライオンのうたせ湯」。ちゃんと立て札にも注意するように書いてあります。ほら、絵の中をよく見るとライオンの手が…

 

『くろくんとなぞのおばけ』

なかやみわ/さく・え

ある朝、クレヨン達が目を覚ますと「きいろくん」が見当たりませんでした。みんな一生懸命探しましたが、きいろくんは見つかりません。それどころか、次の日は「おうどいろくん」と「ちゃいろくん」。またその次の日には「あかさん」と「ピンクちゃん」。みんなが寝ている間に、次々と仲間が消えていくではありませんか。もしかして、お化けのしわざ…?ある朝、とうとう最後の一人になってしまったくろくんは、残された足跡をたよりに壁に空いた真っ暗な穴の中へと入っていくのでした。さあ、そこに待ち受けていたものとは…?

くれよんのくろくんシリーズの絵本。今までの作品とは違う雰囲気を感じました。絵本に登場する、ある生き物が死んでしまうからだと思います。予想外のしんみりとした展開に、ちょっと重たい感じを受けるかもしれません。それでも、この絵本の中で描かれる「思いやり」や「優しさ」は、くろくん達の描く絵の中に込められ、読み聞かせを聞く子供達の心の中にもしっかり届いてくれることだと思います。とても素敵な絵でしたよ。

 

♠ 『ドワーフじいさんのいえづくり』

青山邦彦/作・絵

物を作るのがとても得意なドワーフじいさん。ほら穴暮らしに嫌気がさしたのか、設計図を片手に見晴し台のある新しい家を作り始めました。ところが、いざ家作りを始めてみると、その材木の重いこと重いこと。とても模型作りのようにはいきません。するとそこへクマがやって来て、手伝うかわりに自分の部屋も作ってくれと言ったのです。それを聞いたドワーフじいさん、どうやら自分一人では作れそうにないので、仕方なく手伝ってもらうことにしました。その後も高い所に材木を運ぶためにサルの力を、さらには頼みもしないのにイノシシがリスがといろいろな動物がやって来ます。さらに途中でドワーフじいさん怪我をしたもんだから、もう現場は手伝いをする動物達でいっぱい。しかも、それぞれが手伝うかわりに自分の部屋を作り足していったので、家は最初の設計図からは想像もできないくらいもの凄い家へと変わっていったのでした。さあ、どんな家が完成するのでしょうか?そして、その住み心地は?

以前紹介した『おおきなやかたのものがたり』と同じく、建築士でもある作家、青山邦彦さんの絵本です。続々と集まってくる動物達、次々と書き足されていく設計図、そして何よりもどんどん姿を変えていく家。子供達も眼を輝かせて見ていましたが、読んでいる私もドキドキしてくるくらい素敵な家の話でした。ドワーフじいさんと動物達の心の交流も見事に描かれています。おすすめの絵本です。

 

『キツネのおとうさんがニッコリわらっていいました』

みやにしたつや/作絵

キツネのお父さんが、ニッコリ笑って家族にこう言いました。今日はブタをたくさん捕まえて、ブタのごちそうだ!と。この言葉に、キツネのお母さんも子供達も大喜び。嬉しそうに見送る家族を残し、張り切ってブタの町へと向かうお父さんでしたが…どうやらこのキツネのお父さん、心優しいというか、キツネっぽく無いというか、捕まえようとするブタ達とことごとく仲良くなってしまうんです。捕まえようとしたのが子ブタ達で、しかも子ぶた達がキツネを知らなかったこともあって、みんな無邪気に話しかけてくるもんだから、どうしてもガブリッといけない…どころか楽しそうにしちゃって。おかげで、その帰り道、お父さんが手にしていたのはりんごとお花。今日はブタのごちそうのはずだったのに…。それでもこのお父さん、子ブタ達と仲良く楽しく出来てやっぱり嬉しそう。りんごやお花を見ながら、何度もニッコリニッコリ。なんとも、ほのぼのとしたお話でした。

捕食者と被食者が心を通わせ合い、その間に不思議な関係が生まれる…宮西達也さんらしい絵本ですね。優しい気持ちになれると思います。繰り返しがある内容なので、読み聞かせにも向いていますよ。絵本紹介topへ

 

このページの先頭へ 前の10件 次の10件
きゅるー絵本紹介ー
©Daisuke.All Rights Reserved.