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『水おとこのいるところ』

イーヴォ・ロザーティ/作 ガブリエル・パチェコ/絵 田中桂子/訳

主のいない家の中、開きっぱなしの蛇口から流れ続ける水。やがてその水は、一人の人間になりました。「水おとこ」。透明で曇りが無く、青く、背の高いその男は、見た目は異様ですが決して悪い人間ではありませんでした。しかし、その姿のせいか?ただ辺りを水で濡らすというだけで、時に疎ましがられ、時に追い回され…だから水おとこは、その度にコソコソと隠れる日々を送らなければいけないのでした。一体、彼は何のために生まれ、何のために存在しているのでしょうか?

そんなある日、水おとこに聞こえだした不思議な声。その声は、水おとこを本来いるべき水の世界へと引き戻そうとします。彼はその声を振り切るかのように走りました。そうしてたどり着いた小さな村「コルティチェッラ」。そこで、彼はとうとう自分の居場所を見つけるのでした。

絵本の表紙を見てください。穏やかな水おとこの表情に、彼の平穏な日々を願うばかりです。綺麗にまとめられた物語と美しい絵。素敵な読後感が残る絵本でした。

絵本に出てくる小さな村「コルティチェッラ」は実在するようです。イタリアの都市ボローニャの北。「google earth」で調べると北緯:44°32′40″東経:11°21′21″(44 32 40 N 11 21 21E)に同じ名前の町がありました。田舎の村かと思いきや、衛星写真を見ると結構家が立ち並んでいてびっくり。それでも絵本の舞台になった町ということで、池やプールなんかを見つけては子供と一緒に「ここかな?」と盛り上がっていました。さすがに「これだ!」という泉を見つけることは出来ませんでしたが、楽しかったです。ちなみに、作者のイーヴォ・ロザーティはイタリア、レッジョ・エミーリア生まれ。コルティチェッラと同じエミリア=ロマーニャ州の作家さんです。

 

『はしれはしごしゃ』

間瀬なおかた/作・絵

消防署からはしご車が出動しました。一体どこへ向かっているのでしょうか?火事かな?それとも…。よく見ると、ページの上の方、山の稜線に合わせて切り取られたしかけの向こうに煙が見えます。これは大変。急いでページをめくってみると、なんとそれは工場の煙突の煙でした。どうやらはしご車の目的地はまだまだ先のよう。川をこえ、森を抜けてはしご車は走ります。あの煙は?…たき火。この煙は?…雲。いくつものしかけをこえてたどり着いた目的地。そこには一本の背の高い木がありました。そこではしご車がどんな活躍をするのかは、お楽しみ。

しかけ絵本。山の稜線に合わせて切り取られたしかけの他に、はしご車から伸びていくはしごに合わせてページが広がるしかけが1カ所あります。また、絵をよく見ると、ずっと後をついてくる車や鳥など、面白い発見がありますよ。車から降りてはしご車の活躍を真剣にスケッチしているのは、もしかして取材中の間瀬さんかな?ちなみにこの絵本は、消防車が好きな息子(3才)が気に入った絵本です。途中2ページ分使って大きく描かれたはしご車の絵に、喜んではしゃいでいました。

 

『ちびっこきかんしゃだいじょうぶ』

ワッティー・パイパー/文 ローレン・ロング/絵 ふしみみさを/訳

子供達に届けるおもちゃや食べ物を積んで走っていた機関車が突然壊れてしまいました。山の向こうでは子供達が楽しみに待っているのに…。何とかして子供達に届けてあげたい!おもちゃ達は、次々にやって来る他の機関車達に助けを求めました。けれど誰も相手にしてくれません。それどころか、豪華客車や立派な機械を運ぶ高飛車な機関車達などからはオンボロ呼ばわりされる始末。みんなの目に涙があふれました。

するとそこに現れたのが、小さくて青い機関車。この絵本の主人公「ちびっこ機関車」です。荷物を引いて山を越えたことなんてなかったけれど、子供達のことを思い、意を決して頼みを引き受けるのでした。ゆっくり、そして力強く走り出すちびっこ機関車。その前に立ちはだかる険しい山道…

物語のクライマックス、「だいじょうぶ、きっとだいじょうぶ…」と何回も何回も自分に言い聞かせながら頑張るちびっこ機関車の姿は必見ですよ。読み聞かせを聞く子供達の心を釘付けにする絵本でした。

このお話は、1930年発売以来、アメリカで多くの人達に読まれてきた名作絵本だそうです。なるほど、とても良く出来た物語で、読み聞かせもしやすく、クライマックスの「だいじょうぶ」を連呼するシーンでは読み聞かせをしている私と子供達が一体になったのを感じました。今回の新版では、オリジナルをもとに新しいイラストが描かれ、その古さをまったく感じさせない素敵な絵本に仕上がっています。

 

『あいうえおべんとう』

山岡ひかる/作

かわいらしいお弁当がたくさん紹介された絵本です。どんなお弁当が紹介されているのかと言うと、「あいうえお」のお弁当に「かきくけこ」のお弁当、「さしすせそ」に「たちつてと」…って、どんなお弁当?

これ、実は言葉遊びのお弁当なんです。あっちゃんが嬉しそうに持っているのは「あいうえお」のお弁当。アスパラガスの「あ」、いちごの「い」、うずらたまごの「う」、えびフライの「え」、おにぎりの「お」。お弁当の中に「あ、い、う、え、お」がつく食べ物が入っているのです。

とくれば、かんちゃんが持っている「かきくけこ」のお弁当の中には…そう、「かきくけこ」がつく食べ物が入っています。「か」はからあげ。では「き」は?さっちゃんは「さしすせそ」、たっくんは「たちつてと」…みんな、どんな食べ物が入っているのか楽しみですね。

とてもおいしそうな絵本でした。紹介されているお弁当は、ただの言葉遊びのお弁当ではありません。彩りもよく、何よりとてもおいしそう!食べてみたくなるようなお弁当ばかりなんです。ちなみに、表紙のお弁当も言葉遊びのお弁当になっています。その名も「あかさたなはまやらわ」のお弁当。どれがどれだかわかりますか?答えは裏表紙にありますよ。

 

『ねずみくんおおきくなったらなにになる?』

なかえよしを/作 上野紀子/絵

大きくなったら何になる?ねみちゃんに聞かれて、ねずみくんは困ってしまいました。うーん、何になろう…。仲間の動物達はと言うと、どうやらなりたいものがちゃんとあるようです。空を飛んだことのないあひるくんの夢はパイロット。食べるのが好きなぶたくんの夢はケーキ屋さん。いぬさんは歌手、ライオンさんは美容師…みんななりたいものがちゃんとあるのでした。それなのにねずみくんは、考え込んでしまってなかなか夢が見つかりません。さあ、ねずみくんはちゃんと夢を見つけることが出来るかな?

みんなの夢を聞いている時のねずみくんの表情が大好きです。うらやましそうな、きまりが悪そうな…とにかくいい表情しています。必見です。

 

同じ名前見つけた
『まんまるがかり』

おくはらゆめ/〔作〕

給食係、保健係、配り物係…係っていろいろありますよね。さて、絵本の表紙にいるこの猫、名前は「ハナマル」。彼が担当する係は、なんと「まんまるがかり」。この家のじいちゃんが決めてくれました。どんな係かと言うと、その名の通り、これでもかというくらい上手に身体を丸くするんです。その丸くなった身体の見事さには庭のダンゴムシ達も一目置いているようで、親分なんて呼ばれています。もちろんハナマルはまんまる係の仕事(?)もしっかりします。上手に丸くなれたダンゴムシ達を「まるいまるい」と言ってなでてあげるのです。みんなで丸くなってるその姿を見たら、この絵本を読んでいる私達も心がまあるくなること間違いなし。なんともほのぼのとした絵本でした。

絵本を読んで心が丸くなったら、今度は実際に身体を丸くして遊びましょう。巻末に「まんまる体操」の歌が楽譜付きで紹介されています。まあるく、まあるくなって横や、前、後ろへと好きな方に転がります。前転後転の練習にもいいかもしれません…ね?

…余談ですが、ギター好きな私としては、この「まんまる体操」の歌のメロディー&コードの付け方はツボです。

 

『ともだちごっこ 』

内田麟太郎/作 降矢なな/絵

楽し気な笛の音に誘われて、キツネは林の中へと入っていきました。するとそこには、新しく森へやって来たテンの女の子がいました。この子、笛の音色は素敵なのに…かなりの気難し屋なんです。ただ笛が聞きたいだけなのに、もし笛が聞きたいなら3日間私だけの友達になれなんて言うんです。3日間、オオカミとは会わない…キツネは笛が聞きたいばかりに、思わずそんな約束をしてしまうのでした。

その日から、キツネとテンの不思議な友達関係が始まりました。楽しそうにはしゃぐテンを前に、キツネの頭の中はオオカミのことでいっぱい。キツネの心を知ってか知らずか、テンはオオカミの悪口ばかり言います。そんな二人が一緒に遊ぶ姿は、まるで「ともだちごっこ」。それでも、3日間の辛抱だと我慢し続けるキツネでしたが…

キツネとオオカミのおれたちともだちシリーズの絵本。キツネの心の葛藤がメインなのですが、オオカミのあたふたぶりはそれ以上。遊ぶ約束をしていたキツネが来ないもんだから、いろいろ想像しちゃって…もう、いっぱいいっぱい。思わず笑ってしまうくらいバタバタします。そんなところが、かわいいというか、好きなんですよね〜。

 

同じ名前見つけた
『へんしんプレゼント』

あきやまただし/作・絵

今日は楽しいクリスマス。この絵本に登場するサンタさんがくれるプレゼントは、それはそれは世にも不思議なプレゼントなんです。サンタさんがみんなの名前を繰り返し呼ぶと…

髪の毛を短く切りすぎて悲しそうな「みか」ちゃん。サンタさんが「みかみかみか…」と名前を連呼すると「…かみかみかみ」。なんと髪の毛がするするっと伸びて、みかちゃん大喜び。お次はテーブルの前に座る「かずお」くん。テーブルの上に並んでいるのは、ごはん一膳のみ。なんとも味気ない食事です。でも大丈夫。「かずおかずお…おかずおかず」。そう、サンタさんがたくさんのおかずをプレゼントしてくれました。砂漠にいる「どい」さん。一人で散歩する「くすだ」さん。他のみんなは、どんなプレゼントをもらえるのでしょうか?

あきやまただしさんの「へんしんシリーズ」第7弾。言葉遊びの絵本です。私の子供達も自分の名前を変身してみました。すると、どうやらみんなプレゼントがもらえそうです。長男はちょっと苦しい変身になってしまいましたが、もらえるのは「木と藻」。それでも、虫や魚を捕るのが大好きな長男。マイ虫かごや水槽を持っているので、それなりに使い道はありそうです。本人も意外に喜んでいました。さらに父さんがもらえるのは「3等賞」。母さんは「参加賞」。これにはみんなで大笑い。楽しい言葉遊びの時間でした。

 

同じ名前見つけた
『へんしんクイズ』

あきやまただし/作・絵

謎のかっぱにいさんから不思議な「へんしんクイズ」の出題です。実はこのかっぱにいさん、作者のあきやまただしさん。さあ、作者直々のクイズにみんな答えることが出来るかな…

と言っても、このクイズ、ちょっとコツをつかめばすぐにわかるクイズばかり。あきやまただしさんの「へんしんシリーズ」におなじみの方なら、もうわかりますよね。さて、問題。ベルトは空を飛べるでしょうか?「ベルトベルト…トベルトベル」。わかりました?それでは、バスケットボールでやってはいけないことは?「バスケットバスケット…」。海の中のダムは役に立つでしょうか?「ダムダム…」。問題は全部で8問。ちょっと普通じゃないクイズばかりですが、時にはこんな言葉遊びのクイズも楽しいですよ。

あきやまただしさんの「へんしんシリーズ」第9弾。言葉遊びの絵本です。最終問題は、作者のあきやまただしさん自身がクイズになっています。どんな問題なのかはお楽しみ。とても楽しい終わり方なので、子供達が喜ぶと思います。私の子供達も笑っていました。

 

同じ名前見つけた
『げんきにおよげこいのぼり』

今関信子/作 福田岩緒/絵

5月5日はこどもの日、端午の節句。毎年この時期が近付くと、あちらこちらで元気に空を泳ぐ鯉のぼりの姿を見かけます。大きい真鯉に、小さい緋鯉。子供の健康と出世を願う気持ちが込められたその姿は、見ているだけで元気になってきます。今では当たり前のように見かける鯉のぼりですが、そもそもこの鯉のぼりにはどのような由来があるのでしょうか?この絵本はそんな疑問に答えるべく、鯉のぼりの始まりとされるある一つの説を紹介した絵本です。…それは江戸時代中期の話でした。

私の家にも小さな鯉のぼりがあります。さすがに「屋根より高い〜」というわけにはいきませんが、それでも、ベランダに飾ると子供達は喜んでくれます。なかなか風を受けて元気に泳いでくれないので、自分達で手に持って走り回りながら無理矢理元気に泳がせています。楽しそうにはしゃぐ子供達を見る…これも、5月5日の楽しみの一つですね。絵本紹介topへ

 

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