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♠ 『つみきのいえ』

加藤久仁生/絵 平田研也/文

海面が少しずつ上昇し続ける町。今住んでいる家はやがて海に沈んでしまいます。すると人々はその家の上に新しい家を作るのです。沈んではその上へ、また沈んではさらにその上へと家を作り続け…家は積み木のように積み重なっていくのでした。

ある日、そんな町に住む一人のおじいさんが、家の中にある釣り堀に落としてしまった大工道具を見つけるために、潜水服を着て海の中へと潜っていきました。積み木のように積み重なった家を下へ下へと潜っていくおじいさん。そこでおじいさんが見つけたもの…それは大工道具だけではありませんでした。たくさんの思い出。一つ下、また一つ下へと潜っていくたびに、そのすべての家の中に住んでいた頃の思い出が詰まっていたのです。おじいさんはさらに深く深く潜っていきます。すべての思い出を確認するかのように…

加藤久仁生監督、平田研也脚本による短編アニメーション『つみきのいえ』を絵本用にリメイク・描きおろしたものです。アニメーションは、米国アカデミー賞短編アニメーション賞受賞など数々の賞を受賞。いろいろなメディアで取り上げられたので、「つみきのいえ」という名前を聞いたことがある方も多いと思います。この絵本は大人が読んでも十分堪能出来ます。様々な人生経験を、文字通り「積み重ねて」きた大人達、そしてこれから「積み重ねていく」子供達すべてにおすすめしたい絵本です。

 

同じ名前見つけた
『しん太の昔遊び』

安川真慈/絵・文

遊びが大好きなしん太は、和尚さんに連れられて、昔懐かしい遊びでいっぱいの遊びの国へとやって来ました。そこは暗い森を抜けた先にある不思議な場所。たくさんの昔遊びの屋台が立ち並んでいます。めんこ、缶けり、馬乗り、竹馬…大人には懐かしい遊びばかりですが、今の子供にはなじみの無い遊びもあるかもしれません。しん太も遊び方を教えてもらいながら、たくさんの昔遊びを楽しむのでした。ところが楽しく遊んでいたはずなのに、「あんたがたどこさ」をして遊び始めた途端、周りのみんなが泣き出してしまったのです。どうして…?実は、和尚さんや屋台の人達、それに周りの子供達みんなの正体は…

たくさんの昔遊びが紹介された絵本。私はめんこが大好きでした。物語とは別に詳しい遊び方が書かれている遊びもあるので、子供に教えるときの参考になると思います。本文にもありますが、昔遊びというものは、人の心と身体を成長させるたくさんの「栄養」を持っています。素晴らしい昔遊びの世界を、子供と一緒に楽しみましょう。

 

あんなことこんなこと
『おはぎちゃん』

やぎたみこ/作

仲良し老夫婦「萩尾乙四郎(おとしろう)」と「萩尾サク」。二人が縁側でお萩を食べていると、乙四郎の箸からお萩が庭へと転がって…ここからが、この絵本の不思議な物語の始まりです。この庭に転げ落ちたお萩、名前をおはぎちゃんと言います。まだ赤ちゃんなんです。子供のいないカナヘビ夫婦の手で育てられることになりました。カナヘビがお萩を育てるなんて!…なかなか不思議な光景ですよ(カナヘビって何?という方はこちら)。おはぎちゃんは、クモ、ミツバチ、チョウ、トンボなど庭の仲間達にも見守られて、すくすく育っていきました。ところがある日、家の床下に広がる暗闇へと入ってしまったのです。そこは、みんなが恐れて近寄ろうとしない未知の世界。これは、一大事。おはぎちゃんを助けるため、みんなは意を決して床下へと入っていくのでした。そしてその床下で、おはぎちゃん以上の強烈なキャラクターと出会うのです。不気味(?)ですよ。さあ、その正体とは?

「お萩」と「牡丹餅(ぼたもち)」の違いって説明出来ますか?この絵本のカバーの袖におはぎの豆知識がのっています。なかなか参考になりました。お萩や牡丹餅だけではなく、「夜船」や「北窓」という別名があるそうですよ。…「お萩とぼたもちの違い」

 

『まほうつかいはおひるねちゅう』

白井三香子/作 神山ますみ/絵

森の動物達のお気に入りの場所を、意地悪な魔法使いが独り占めしてしまうお話。そこには大きな木が一本あって、夏の暑い日には涼しい木陰を作ってくれます。みんなはいつもそこにやって来て、ハーモニカを吹いたりおしゃべりをしたりして楽しむのです。ところがある日、木の上で昼寝し始めた魔法使いが木の下で遊ぶ動物達に、昼寝の邪魔だと文句を言いだしました。「あれしちゃだめ」「これしちゃだめ」…挙げ句の果てには、魔法の杖を一振り!いろんなことを禁止する立て札まで立ててしまったのです。すっかり困ってしまった動物達。そこでみんな頭をひとひねり。元通りみんなが楽しく遊べ、さらに魔法使いさえも友達にしてしまうような素敵なアイデアを思いつくのでした。

長男(4才)は、意地悪な魔法使いを友達にしてあげる森の動物達の優しさが気に入ったようです。みんなが仲良くなったことを、とても喜んでいました。物語の最後に、いらなくなった立て札を使って作った赤いベンチの絵と話があるのですが、みんなで仲良くベンチを作ったり、その後魔法使いがそのベンチに赤い色を付けるシーンも見てみたいと言っていました。仲良くなるまでの話だけではなく、仲良くなった後の話も見てみたくなったようです。

 

同じ名前見つけた
『いもほり』

はまのゆか/作

芋掘りの魅力がたっぷり詰まった絵本。今日は芋掘り。あきちゃんとはるくんは、おじいちゃんの畑にやって来ました。ハート形の葉っぱが生い茂るサツマイモ畑からは土の匂いが立ち上がり、元気に育ったつるの下にはたくさんの虫がいっぱい。そして、力一杯引っぱったつるの先には、サツマイモがたくさん連なっています。抱えるのがやっとの大きなサツマイモもとれました。頑張って収穫したサツマイモは…みんな大好き、焼き芋にしていただきます。この焼き芋のおいしそうなこと。自分で収穫したサツマイモだからいっそうおいしく感じることでしょう。この絵本を読んだ後は、きっと芋掘りに行きたくなりますよ。

私の子供が通う幼稚園には、年長の子供達が自分で育てて収穫したサツマイモを年中・年少の子供達にふるまう「おいもパーティー」という行事があります。やっぱり自分で育てて収穫した経験があるからか、読み聞かせの後いろいろな話を聞かせてくれました。

 

『ぐりとぐらのしりとりうた』

なかがわりえこ/さく やまわきゆりこ/え

1月から12月までの出来事を、ぐりとぐらがしりとりしながら紹介してくれます。しりとりと言っても基本的には文章です。例えば「十月はうんどうかい いっしょうけんめい いっとうめざす すってんころりんころんで…」というように、しりとりで文章がつながっていくのです。しかもつながる文字が色分けされているので、視覚的にとてもわかりやすいと思います。絵本の対象年齢は「3才から」とのことですが、小さい子供には少し難しいかなと思える言葉も登場します。ただ、ぐりとぐらシリーズの絵本だけあって文章のテンポがとても良いので、難しい言葉も音としてすっと心に入り込んでいくことでしょう。

長女(7才)が気に入った絵本。読み聞かせをした時より、自分で読んでいる時の方が楽しそうに読んでいたように思います。といっても、読んでいたというよりは、自分で新しい文章を考えてしりとりにして楽しんでいました。

 

『ぐりとぐらのえんそく』

中川李枝子/文 山脇百合子/絵

ぐりとぐらが野原へ遠足にやって来ました。2匹の楽しみは…もちろんリュックの中のお弁当。でも、お昼の時間にはまだ早いみたい。そこでぐりとぐらは体操をしたり、マラソンをしたりしてお昼を待つことにしました。ところが走っている途中、何かに足を絡ませ転んでしまったのです。足に絡まったものをよく見ると…なんとそれは毛糸でした。毛糸は、ずーっと遠くまでつながっています。どこまでつながっているんだろう…?2匹はかわるがわる毛糸を巻きながら辿っていくのでした。さあ、その先に待っていたものとは?

文章のテンポがとてもよく、親は読み聞かせしやすく子供は聞きやすいと思います。さらに、毛糸の先には何が待っているんだろう?というドキドキワクワク感が上手に描かれているので、話を聞く私の子供達は、きっとぐりとぐらと一緒に頭の中で毛糸を辿っていたと思います。こういう絵本の話を聞いている時の子供達の眼を見ていると、読み聞かせをしているのが何だか嬉しくなってきます。

 

『ざっくん!ショベルカー』

竹下文子/作 鈴木まもる/絵

工事現場で働くお兄さんと一緒にショベルカーの活躍ぶりを見ていきましょう。お兄さんが運転するショベルカーは小さいショベルカーの1号、少し大きい2号、もっと大きい3号の3台です。公園で木を植えるための穴を掘ったり町の水道工事をするのは一番小さい1号。崖崩れを防ぐ工事をするのは2号。ビルの建設現場で働くのは3号。3台のショベルカーは、毎日いろいろな現場で大活躍。他にも、この絵本の中には、山で材木を積んだり川で泥をすくったり磁石で鉄をくっつけたりと、いろいろなアタッチメントを付けたショベルカーが登場します。働く自動車が大好きな子供達には嬉しい絵本だと思います。

裏表紙にショベルカーの各部位の名称が詳しく紹介されています。ブーム、アーム、ベルクランク、バケット、ツース…これを読めば、きっとショベルカー博士になれる…かも。

 

『おおかみようちえんにようこそ』

ひがしあきこ/文・絵

幼稚園は、優しい先生がいて楽しいことをいっぱい教えてくれる所。もしもそんな幼稚園の先生がオオカミだったら。しかも嬉しい時に思わずガオーガオーと大きな口を開けて喜んでしまうようなオオカミ先生だったら…

「がおー先生」は丘の上で幼稚園を始めました。本当はとっても優しいオオカミなのに、みんなの前でガオーとやってしまうものだから、動物達は怖がって逃げてしまいました。おかげで入園式の日に子供達は一人もやって来ません。そこで「がおー先生」は素敵な幼稚園バスを作り、村まで迎えにいくことにしました。さて、子供達は集まってくるのでしょうか?

手作りの幼稚園バスがとてもかわいくて魅力的です。がおー先生は工作上手?トンテントンテンと空き家を幼稚園にしてしまうし、庭の滑り台も手作りみたい。そんな所からも優しさやぬくもりが伝わってくる絵本でした。

 

同じ名前見つけた
『まさ夢いちじく』

C・V・オールズバーグ/絵と文 村上春樹/訳

表紙でいちじくを食べようとしているおじさん。名前はビボット。歯医者さんです。決して優しい性格とは言えず、物語の中ではどちらかと言うと嫌なタイプの人間として描かれています。そして彼が手にしているいちじくは、食べた後に見た夢が現実になるという世にも不思議な「まさ夢いちじく」。謎のおばあさんから、歯の治療の見返りとして2つもらいました。もちろん最初はそんな話信じてはいませんでした。ところがある日、一つのいちじくを食べた後に見た夢が現実になったのを見て本当の話だと知るのです。残るいちじくは一つ。決して無駄には出来ません。世界一のお金持ちになるために催眠術の本まで買い、毎晩望む夢が見れるよう訓練し万全の態勢で臨むのでした。さあ、彼が手にする未来は大金持ち?それとも…

鍵を握るのは、彼に飼われる一匹の犬「マルセル」。吠えることも許されず、ビボットに冷たくあしらわれる哀れな犬が、最後にとんでもないことをしてくれます。

子供達は、こんないちじくが本当にあるのかどうか知りたがっていました。本気で信じてはいないと思いますが…この絵本を読んだ後、しばらくの間、その日見た夢の話をしては「まさ夢」にならないかと話していました。影響力の強い話だったのか?それとも覚えたばかりの「まさ夢」という言葉を使いたかったのか?とにかく、心に残る絵本だったようです。絵本紹介topへ

 

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