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『しげみむら おいしいむら』

カズコ・G・ストーン/作

福音館書店「やなぎむらのおはなし」シリーズの絵本。第1作目の『サラダとまほうのおみせ』から第4作目の『ふわふわふとん』までは、やなぎむらに住む虫達のお話がメインでしたが、今作は、やなぎむらの側にある「しげみむら」に住む虫達のお話がメインです。と言っても、「やなぎむらのおはなし」シリーズの絵本なので、やなぎむらのおなじみの面々もちゃんと登場しますよ。

野原の真ん中、白い野バラの花に囲まれたしげみにある小さな村「しげみむら」。その村は、他の虫達から「おいしいむら」と呼ばれていました。村に住む虫達は、おいしいもの作りの名人。今日は、そんなしげみむらに「のはらのおかしや」がオープンします。れんげの花粉で作る花粉団子、たんぽぽの蜜から作る密飴、乾いたのどを潤すハッカ水…おいしいものを求めて近くの村からたくさんの虫達が集まってきました。お客さんはそのおいしさに大満足。のはらのおかしやは大繁盛です。さらにやなぎむらから、ありのぼうやのバースデーケーキの注文も入ったみたい。さっそくみんなで力を合わせて素敵なバースデーケーキを作るのでした(このケーキ…とってもおいしそうですよ)。出来上がったケーキは、はちのチークリくんとチークリちゃんが配達します。ところがその道中、突然激しい雨が降り出して…さあ、無事に届けることが出来るでしょうか?

 

『しのだけむらのやぶがっこう』

カズコ・G.ストーン/さく

福音館書店「やなぎむらのおはなし」シリーズの絵本。今作は、「しのだけむら」に住む虫達のお話です。

生い茂った竹やぶの中にある小さな村「しのだけむら」。そこには、若い竹を利用して作られた「やぶがっこう」という学校があります。もちろん、学校というからには生徒がちゃんといるわけですが、竹やぶの中というだけあって、蛾と蚊の子供達が通っています。そして、蚊の子供達は「プゥーン」と、いい音を出して飛ぶ練習を、蛾の子供達はパタパタ飛ぶ練習をするのです。実際にそんな学校を見かけたら身体がかゆくなってきそうですが…そこは絵本なので、ちゃんとかわいらしく描かれていますから安心してください。

さて、子供達の中には上手に飛べなかったり、いい音を出せない子供もいるようで、そんな子供達は七夕様にお願いをすることにしました。そして迎えた七夕祭り当日、飾り付けをしていた学校でアクシデントが発生して…

 

『みずくさむらとみずべむら』

カズコ・G.ストーン/さく

福音館書店「やなぎむらのおはなし」シリーズの絵本。今作の舞台は、「ほたるいけ」にある「みずくさむら」と、その隣にある「みずべむら」。みずくさむらには、みずすましやあめんぼ達が住んでいて、毎日、池の中で楽しく遊んでいます。一方、みずべむらには「とんぼとっきゅうびん」というものがあって、その名の通り、たくさんのとんぼ達が暮らしています。

今日は土砂降りの雨…と言っても、池で暮らす虫達には嬉しいことのようで、大喜びで遊んでいました。ただ、今日の雨はちょっと激しすぎたみたい。池の水面が大きく波立ち、虫達は池の外に投げ出されてしまったのです。虫達は泥の中で身動きが取れません。これは大変、一大事です。騒ぎを聞きつけて、やなぎむらの虫達も集まってきました。さあ、無事に池へと戻ることが出来るでしょうか?

…この後、とんぼ達による救出作戦が展開されるのですが、そのシーンは、「やなぎむらのおはなし」シリーズの中でも特に大好きなシーンの一つです…

やなぎむらのまわりにある村々のお話ですが、ちゃんとやなぎむらの住人が登場して、話に絡んでくる所がいいですね。慣れ親しんだ顔や名前が出てくると、子供達も大喜び。もちろん、メインで活躍するそれぞれの村の虫達もキャラクターがしっかりしているので、それぞれの村のお話をしっかり楽しめますよ。

 

『もちもちおもち』

庄司三智子/著

もちもちおもち…まさにタイトル通り、おもちというおもちが勢揃いした、これでもかというくらいおもちの絵本です。定番の「あんこもち」「きなこもち」「いそべもち」に始まり、ちょっと変わった「ずんだもち」「なっとうもち」「くるみもち」などなど…たくさんの種類のおもち達が、リズミカルな言葉で、軽快に自己紹介していきます。江戸っ子風に描かれる「あさくさ のりじゅうろう」さんこと「いそべもち」。「んだんだ」と方言まじりで話す素朴で優しそうな「はたけ まめのしん」さんこと「ずんだもち」。それぞれのおもちのイメージに合ったキャラクターが設定されているので、とても楽しめますよ。日本人になじみの深いおもちに、より親近感がわくこと間違いなしの絵本です。

お餅って、こんなに種類があるんですね。「ずんだもち」や「からみもち」というのはまだ食べたことはなくても聞いたことはありますが、「はすねもち」や「ふろしきもち」なんてのは、見たことも聞いたこともありません。この絵本に登場するいろいろなお餅が食べてみたくなりました。

 

『このよで いちばん はやいのは』

ロバート・フローマン/原作 天野祐吉/翻案 あべ弘士/絵

誰もが知っている「ウサギとカメ」の物語。その話の中で、ウサギはカメに負けてしまいましたが、実際に競争をしたらどちらが早いかといえば、当然ウサギの方が早いに決まっています。ウサギの走るスピードは結構早く、この絵本によると、100メートル競走をしたら、人間はもちろん、犬やダチョウ、さらには馬なんかよりも早くゴールするようです。ちょっとびっくり…

この絵本の中では、世の中にあるいろいろな「速いもの」が集められ、それぞれどれくらい速いのかが比較されています。地上を走る速さでは動物界最速を誇るチータ。そんなチータよりも速いスピードで海を泳ぐバショウカジキ。さらにそんなバショウカジキよりも速いスピードで空を飛ぶハリオアマツバメ。ハリオアマツバメは時速170キロだそうです。すごい速さですね。でも、人間が作り出した「道具」はそんな動物達を遥かに超える速さで移動します。新幹線、飛行機、さらには音速まで超える速さで移動する人工衛星、宇宙船…ここまでくるととんでもない速さなのですが、それでも地球が公転する速度にはかないません。

さて、速さの比べ合いをする時、最終的にたどり着くのは、やはり、宇宙の中でもっとも速いとされる「光」です。その速さ、驚きの秒速30万キロ。では、世の中にそれ以上の速さのものは本当に無いのでしょうか?…いえ、実はあるんです。絵本の中で、作者は、光を超えるスピードのものとして、ある一つの「考え」を出しています。「このよでいちばんはやいのは」…それは一体何なのでしょうか?

子供達には、地球が新幹線よりも速いスピードで回転しているということが驚きだったようです。というよりは、信じていないというかピンとこない様子。そこで地球儀を取り出して説明してあげるとなんとなく理解できたようなのですが、理解出来たら出来たで、さらに驚きは増したみたいでした。こういう新しい知識と気軽に出会えるのも、絵本の魅力の一つだと思います。

 

同じ名前見つけた
『「ハニービスケット」の作り方』

メレディス・フーパー/文 アリスン・バートレット/絵 やないかおる/訳

台所でハニービスケットを作っているおばあちゃんにベンは聞きました。「ハニービスケットを作るには、なにがいるの?」

ここで紹介されているハニービスケットの作り方は、作者メレディス・フーパーさんの家に代々伝わる特別のレシピだそうです。材料は、バターに小麦粉、砂糖、ハチミツ、タマゴの黄身、そしてシナモン。絵本の中でも、おばあちゃんがベンにハニービスケットを作るために必要なものを教えてあげます。おばあちゃんが言うには、必要なのは雌牛が一頭と、ミツバチが1000匹、雌鳥が一羽…これって一体何のこと?

おいしい草をたくさん食べた雌牛は、とろっとしたミルクを出してくれます。そんなミルクをぐるぐるかきまぜて作られるおいしいバターが120グラムいるのです。同じように、たくさんのミツバチ達が集めてくれた花の蜜がハチミツに変わります。そして、雌鳥が産んでくれるのがタマゴというわけ。それでは、小麦粉は?砂糖は?シナモンは?

こんな風に材料を紹介されたら、食べる楽しみ倍増間違いなし。一枚のハニービスケットから広がる世界、なんともスケールの大きいおばあちゃんの話でした。

読み聞かせの後、長男(6才)の第一声は、ずばり「ハニービスケット、食べたい」でした。材料はありきたりなものばかりなのですが、どの材料も、とてもおいしそうに紹介されています。きっと、食べたくなりますよ。巻末に詳しいレシピが載っているので、お菓子作りが好きな方はどうぞ。

 

『ぼくとサンショウウオのへや』

アン メイザー/さく スティーブ ジョンソン/え ルー ファンチャー/え

にしかわかんと/やく

森で小さな橙色のサンショウウオを見つけた少年は、一緒に「暮らす」ために家へと連れて帰りました。水槽の中などで飼うのではありません。少年の部屋で一緒に暮らしたかったのです。当然、お母さんは少年に聞きました。「サンショウウオはどこで寝るの?」「どこで遊ぶの?」「友達は?」「エサは?」…

お母さんの質問に答えるたびに、少年の頭の中ではものすごい世界が広がっていきます。布団は新鮮な葉っぱ。枕は青々としたコケ。遊ぶための切り株や石を用意し、友達になる生き物やエサになる虫もたくさん部屋に連れてきます。虫が増えすぎないように、鳥や蛙がいて、そんな鳥や蛙のねぐらになる木や池だって用意します。鳥が空を飛んだり、ちゃんと木が成長出来るように、邪魔な屋根なんて取ってしまって…。少年の想像の中、部屋はどんどん鬱蒼とした森へと変わっていくのでした。

絵本に登場する橙色のサンショウウオ、モデルはアメリカ合衆国東部に分布するヤマアカサンショウウオだそうです。トカゲやカナヘビが大好きな我が家の男の子達は、このサンショウウオを、ものすごく捕まえたがっていました。

 

同じ名前見つけた
『108ぴきめのひつじ』

いまいあやの/作

眠れない夜…布団に入って目をつぶっても、頭の中にいろいろなことが浮かんできて、どうやったって眠れそうにない。そんな時は、柵を飛び越える羊の姿を思い浮かべながら「ひつじが1匹、ひつじが2匹…」と数えれば眠れるなんて言いますが、実際の所、どうなんでしょう?眠れるんでしょうか?私は眠れません。それもそのはず、もともとは英語圏からやって来た入眠方と言われており、英語でスリープ「眠る」に近いシープ「羊」を繰り返し言うことに意味があるそうです。他にも羊を数える入眠方の起源にはいろいろな説がありますが、とにかく日本語で「ひつじ」を繰り返してみても、あまり意味がないようです。

さて、絵本の表紙にいる女の子。名前は「メイ」。彼女もどうやら眠れないみたい。そこで、ベッドを飛び越える羊を思い浮かべながら数えてみることにしました。10匹、20匹…羊は次から次へとジャンプしていき、眠れないままその数は105匹,106匹、107匹…そして、お次ぎは108匹目。ところが108匹目の羊が姿を現しません。その時、突然「ごつん」という音がして…

ベッドの後ろをのぞいてみると、そこには、飛び越せずにおでこをぶつけてのびてしまった108匹目の羊がいるではありませんか。おやおや何だか、おかしな展開になってきましたよ。もしかして、これってもう夢の中…?

作者いまいあやのさんはロンドン生まれ。この絵本は、いまいあやのさんのデビュー作で、もともとイギリスで出版されていた絵本の日本語版です。絵も話も、とても優しくてかわいくて、ほのぼのとした気分になりました。もちろん、子供達もお気に入り。巻末には108匹目の羊を探すお楽しみもついています。就寝前の読み聞かせの後、108匹目の羊探しで少しだけ盛り上がってしまいましたが、それでも心地よい眠りを誘ってくれそうな安らかな気分になれた絵本でした。

 

『バケミちゃん』

おくはらゆめ/作

暑い夜には、お化けの絵本でも読みながら身も心も涼しくなって…というわけにはいきそうもありません。それというのも、この絵本に出てくるお化けのバケミちゃん、ちっとも怖くないんです。それどころか、関西弁ばりばりの面白いお化けなんです。おまけに、人間が捨てたゴミの中から気に入ったものを拾い集めて素敵に再利用しちゃう、なんともエコなお化けなんです。

バケミちゃんの口ぐせは「ええもんひろったー!」。ゴミ捨て場で気に入ったものを見つけると、満面の笑みでそう叫ぶのです。その時の顔と言ったら、お化けらしくないというか…一度見たら忘れられないくらい何ともいい表情をしていますよ。

ある日、そんなバケミちゃんがいつものように欲しいゴミを見つけては「ええもんひろったー!」と叫んでいると、そのゴミの中には、先客というか、先にそのゴミを見つけたネズミやクモが入り込んでいてバケミちゃんに譲ってくれませんでした。とても残念そうなバケミちゃん。ところがそこへゴミ収集車が現れゴミを片っ端から車の中へと投げ込んでいったから大変。ゴミの中にいるネズミやクモ達は大慌てです。態度は一変。バケミちゃんに向かって、「ひろってください!」の大合唱。さあ、どうするバケミちゃん?

私は関西人ではないので、えせ関西弁での読み聞かせになってしまうのが残念。本場の関西弁で読めればもっと痛快なんだろうな…と思いながらもノリノリで読み聞かせしてしまいました。とても楽しい絵本でした。

 

『もぐらバス』

佐藤雅彦/原案 うちのますみ/文絵

もしもあなたが犬を飼っていて、その犬がよく地面に向かって吠えていたとしたら、その地面の下にはものすごい秘密があるのかもしれませんよ。

…おじいさんの家にいるその犬も、時々地面に向かって吠えていました。そのせいで、よくおじいさんに叱られていたのですが、吠えているのにはちゃんと訳があったのです。それは…なんと地面の下をバスが走っていたのです。その名も「もぐらバス」。もぐら建設会社が掘った穴を、すずめのおばさんや、とかげのおじいさんなどたくさんの乗客を乗せて走っています。

ある日、いつものようにお客さんを乗せて調子よく走っていたバスが、突然急ブレーキをかけて止まりました。一体どうしたというのでしょう?それには、地面の下を走るもぐらバスならではの理由があったのですが…

とてもおもしろい絵本でした。バス停の名前や、バスが急ブレーキをかけた理由や、そんなハプニングに対する乗客達の反応など、絵本の中におもしろい要素がたくさんちりばめられています。子供から大人まで、いろいろな年齢層の人が楽しめる絵本ではないでしょうか。私の家でも、長女(9才)長男(6才)次男(3才)が、それぞれにこの絵本を楽しんでいるように見えました。絵本紹介topへ

 

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