…「きゅる」の物語とお気に入りの絵本を紹介しています…

サイトマップ | 著作権について

きゅるー絵本紹介ー きゅるの話 絵本紹介 プロフィール リンク メール
Yahoo! JAPAN
サイト内検索

テーマ別絵本

テーマを決めて絵本を探すなら…
>テーマ別絵本
ひとりでよめるかな?

ひらがなのえほん

ひらがなだけで読める絵本を集めました。
>ひらがなのえほん

同じ名前見つけた!

絵本に出てきた同じ名前の子…なんだか気になっちゃいます。
>同じ名前見つけた!

作家で選ぶ絵本

お気に入りの作家を見つけよう!
>作家で選ぶ絵本
絵本の中のあんなこと、こんなこと絵本の中の「気になるモノ」を特集します。
>絵本の中のあんなこと、こんなこと
特集ページ一覧

星のマークの絵本

特にお気に入りの絵本を紹介します。
>星のマークの絵本

今日の読み聞かせ

読み着かせで読んだ絵本&ちょっと一言…
>今日の読み聞かせ
タイトルから絵本を探すときは、下の一覧から選んでください。

ー絵本紹介用ー

タイトル一覧

ー今日の読み聞かせ用ー

タイトル一覧

ーお気に入り絵本用ー

お気に入り絵本一覧
前の10件 次の10件

 

同じ名前見つけた
『バムとケロのもりのこや』

島田ゆか/作絵

大人気「バムとケロ」シリーズ5作目の絵本です。絵本の表紙右側にいるのが犬のバム。左側にいるのがカエルのケロちゃん。奥にはおじぎちゃんもいるのですが…左の写真ではわかりづらいですね。他にもかいちゃん、ヤメピ、いまちゃんなどおなじみの仲間が勢揃い。さらに新しい仲間、大工が得意な何でも屋のソレちゃんも登場します。みんな絵本の中でいろいろなことをしているので、読むたびに新しい発見が待っています。今作も彼らの動きから目が離せませんよ。

さて、今回の舞台は森の中で見つけた古い小屋です。つる草に覆われ、中はクモの巣とゴミだらけ。どうやら誰も住んでいないみたい。これはまさに……秘密基地にちょうどいいではありませんか。さっそく二人は、修理が得意なソレちゃんと一緒に「秘密の小屋作り」を始めるのでした。

森の中の秘密基地ならぬ秘密の小屋…これだけでも十分魅力的なのですが、出来上がった小屋は天窓なんかついていたりして、まるでおしゃれなログハウスのよう。おまけにそこで、秘密の「星を見る会」を開こうというのだから、もう素敵すぎます。バムケロファンだけでなく、この絵本から初めてバムケロシリーズを読む人も、きっと絵本の中の世界にひき込まれるのではないでしょうか。

前作『バムとケロのおかいもの』が発表されてから12年。バムケロファンにとっては待望の新作ですね。今までの4作は、それぞれ日曜日、月曜日、火曜日、水曜日の話。そして今作は…やっぱり木曜日のお話でした。絵本を手にした時の喜びももちろん大きかったのですが、「ぽかぽかあたたかいもくようび」…という始まりの文章を読んだ瞬間の喜びはもっと大きく、声にならない声で「バムケロだー」って叫んでいました。それにしても、残すは金曜日と土曜日。あと2作でシリーズ完となってしまうのかな…?ちょっと気になります。

 

ひらがなの絵本同じ名前見つけた
『もぐてんさん』

やぎたみこ/作・絵

がんちゃんがお父さんと一緒に庭に池を造っていると、突然大きなもぐらが、土の中から顔を出しました。そして、人間の言葉で話しかけてきたからびっくり。名前は「もぐてん」といいます。ただ話が出来るだけではありません。なんと、身体の大きさを自由自在に変えることが出来るのです。自分の身体だけではありませんよ。周りのみんなの身体の大きさも自由に変えることが出来ます。もしもそんなもぐらに出会ったら…もちろん身体の大きさを変えてみたいですよね。がんちゃんも身体を小人のように小さくしてもらい、とても楽しくて不思議な体験をするのでした。

ところで、この絵本の中では、お父さんやお母さんも一緒にもぐてんさんと遊びます。子供だけが不思議な体験をし、大人が登場すると日常に戻るというような話はよく見かけますが、この絵本では大人も一緒に不思議な体験を楽しんでいるんです。しかも思いっきりエンジョイしちゃってます。私は、この絵本に出てくるお父さんがすごい好きです。

不思議な話だけれど、ほのぼのしていて、温かくて、優しい気分にもなれる…そんな絵本でした。

かっこいいキャラクターと同じくらいかわいいキャラクターも好きな長男(5才)が、もぐてんさんのことを気に入っていました。目がかわいいそうです。確かに、絵本全体の雰囲気もそうなのですが、もぐてんさんの表情は特に優しいと思いました。私も好きです。でも、特に好きなのは最後のページ。ちゃっかり海老フライとメロンソーダをおみやげに背負ってさよならをするもぐてんさんの姿が大好きです。少し笑っちゃいました。

 

同じ名前見つけた
♠ 『さよならをいえるまで』

マーガレット・ワイルド/ぶん フレヤ・ブラックウッド/え 石崎洋司/やく

この絵本を読んで思い出したこと…それは、私がまだ小さい頃、家で飼っていた愛犬「まる」のことでした。5才の頃家にやって来たまるはとても小さくてかわいくて、それから私が小学4年生になるまでずっとずっと大好きな友達でした。

忘れもしないあの夏休みの一日。私は学校のプールへ行っていました。プールサイドにいた私の耳に、突然父親の私を呼ぶ声が聞こえたのです。道路を見下ろすと、そこにいる父親は、まじめなような微笑んでいるような不思議な顔をして「まるが死んだよ」と言いました。私は軽く返事をして平静を装っていましたが、泣いているのを見られたくなくてプールに飛び込んでバタバタしていました。

この絵本の中では、愛犬「ジャンピー」の突然の死に上手に向き合うことが出来ないでいるハリーの前に、死んでしまったはずのジャンピーが現れます。それはジャンピーへの想いというか、魂そのものというか、残像というか…真夜中、二人は一緒に遊び、それでもだんだん弱く細くなっていくジャンピーの「姿」を見て感じて、ハリーは理解するのです。ジャンピーとは「さよなら」をしなくてはならないのだと。

私がまるを失ったとき、同じようにもう一度まるに会うことが出来たら、きれいな「さよなら」が出来たでしょうか?心をえぐり取るような死に直面する機会というのは、そう多くはありません。だからこそ、じたばたもしますし、乗り越えるのに多くの時間とエネルギーを必要とします。せめて「さよなら」を言えるまで、夢でも幻でも魂でも側に感じることが出来たなら、そして側にいてあげられたら…少しは救われるのかもしれませんね。

読み聞かせを聞く子供達はどんなことを感じたのかな?まだ、私の子供達はこんな「さよなら」に直面したことがありません。子供達にとってこの絵本は、悲しい話だけれど好きな絵本だそうです。それは、この絵本の中に確かな絆があり、優しさがあり、ぬくもりがあるからだと思います。そして私にとってこの絵本は…大好きだった愛犬「まる」の顔さえも思い出させてくれるような、心の奥を揺さぶる絵本でした。

 

『気のいい火山弾』

宮沢賢治/作 田中清代/絵

宮沢賢治作、火山弾が主人公という異色の物語が絵本になりました。火山弾というのは、火山の噴火で噴出された溶岩片が地面に落ちる前に冷えて固まったもので、その形によっていろいろな種類に分けられます。その中でも、この絵本に登場する「気のいい火山弾」のモデルとなっているのは紡錘状火山弾と呼ばれるもので、絵本の表紙にその独特の姿形をした火山弾が描かれています。アーモンド状の身体に縦長の溝。その姿形は紡錘状火山弾の典型ともいえるような見事な火山弾なわけですが、「彼」こそがこの絵本の主人公、つまり気のいい火山弾なのです。

彼の周りには、尖った角(かど)のある火山弾がたくさん転がっていました。それらの火山弾達は、角のない彼のことを「べご石」と呼んでバカにしていました。ことあるごとに彼をからかい続ける角のある火山弾達。ところが「気のいい」彼は、どんなにバカにされてもからかわれても、まったく怒ることをしなかったのです。あまりにも気が良すぎるからか…やがては周りの木や草や生き物達までもが彼をからかいだす始末。それでも彼の心は終始穏やかなのでした。そんなある日、彼のもとへ多くの学者達がやって来て…

火山弾が主人公ということ、さらに少し難しい言葉が出てくるということもあって、子供達がどういう反応をするか楽しみに思いながら読んでみると…意外に、飽きることなく最後まで話を聞いていました。次男(3才)も話の内容を小さいなりに理解しているようで、この子らがいじめてるん?とか、かわいそうだね〜とか言っていました。文章がしっかりしていることもあるでしょうが、田中清代さんの迫力ある絵も子供達の心をつかむのだと思います。「べご石」を見ていたら、『トマトさん』の顔を思い出してしまいました。

 

『サラダとまほうのおみせ』

カズコ・G・ストーン/作

大きな大きな柳の木の下にある小さな小さな村「やなぎむら」のお話。「やなぎむらのおはなし」はシリーズになっており、読んだことがある人も多いのではないでしょうか。どの作品にも、ばったのトビハネさんやかたつむりのキララさんなど個性豊かなたくさんの虫達が登場するので、虫好きの子供達には嬉しい絵本ですね。そして、そんな「やなぎむらのおはなし」シリーズ第一作目がこの絵本「サラダとまほうのおみせ」です。

…やなぎむらに引っ越してきたいもむしのモナックさんが、「サラダとまほうのおみせ」を開きました。やなぎむらのみんなは、とてもおいしい葉っぱサラダに大満足。でも…魔法って何のこと?サラダがおいしくなる魔法?いえいえ、そんなものではありません。それは、まさに魔法ともいうべきモナックさんの華麗な大変身ショーのことなんです。いもむしのモナックさんの大変身…といえば、大体わかりますよね。やなぎむらのみんなも、きれいな姿に変身したモナックさんを見てびっくり。そして、大変身を終えたモナックさんはみんなとわかれ、青い空へと飛んでいったのでした……と、ここで物語は終わりません。まだまだ続きます。ここまではあくまで序章。その後、モナックさんの結婚パーティーが開かれるという「たちあおいむら」へ向けての大冒険や楽しいパーティーでの出来事、さらにその帰り道でも一波乱あったりで、内容盛りだくさん。その上、絵の中にもお楽しみ要素がたくさんあるんですよ。

始まりは「サラダとまほうのおみせ」。そして、そこから広がるたくさんの物語。読み応え抜群の絵本でした。

 

『ほたるホテル』

カズコ・G・ストーン/作

「やなぎむらのおはなし」シリーズ第2弾の絵本。夏になると、やなぎむらでは、とても素晴らしいホテルがオープンします。その名も「ほたるホテル」。草花を使った手作りのベッドは寝心地最高。夜には幻想的な光が辺りを照らします。昼は涼しく、夜は明るい。多くの虫達がオープンを心待ちにする素敵なホテルなんです。

さて、いよいよオープン当日。ほたるホテルはすぐに満員になるということもあって、我先にと次から次へ虫達が集まってきます。なんと今年は、みんなが怖れるカマキリまでやって来ちゃいました。他の虫達はみんなドキドキ。さらに、暴れん坊のカエルのビョンタまでやって来て…どうやら今年のほたるホテルは一波乱も二波乱もありそうです。

 

『きんいろあらし』

カズコ・G・ストーン/作

「やなぎむらのおはなし」シリーズ第3弾の絵本。夏が過ぎ、風が涼しくなってきたある日のこと。やなぎむらの柳の木の葉も黄色く色付いて、辺りはすっかり秋模様。そんな中、やなぎむらのみんなは何やら大騒ぎしています。どうやらもうすぐ「きんいろあらし」というものがやってくるようです。「きんいろあらし」…それは一体何なのでしょうか?

やがて、西の方から黒い雲がものすごいスピードでやってきて、まるで竜巻のような風が吹き荒れ始めました。黄色く色付いた柳の葉も渦を巻いて宙を舞います。どうやら、きんいろあらしの正体は、黄色く色付いた葉を巻き上げながら吹き荒れる秋の嵐のようです。虫達は、それぞれいろいろな方法でこの嵐を乗り切ろうとがんばりますが…

 

『ふわふわふとん』

カズコ・G・ストーン/作

「やなぎむらのおはなし」シリーズ第4弾の絵本。もうじき冬がやって来ます。やなぎむらのみんなは、落ち葉で作った「やなぎハウス」で冬を越すことにしました。ところが、風の強い日にはすきま風が入り込んでちょっと寒いみたい。そこでみんなは、暖かい布団を探しに出かけるのでした。

ここで登場するのがはさみむしのチョッキリさん。彼が言うには、「ががいも」の種の中に暖かいものがいっぱい詰まっているそうです。ががいもの種…見たことありますか?中にふわふわの綿毛がたくさん詰まっているんですよ。さっそくみんなで力を合わせて、大きなががいもの種を引っ張っていくことにしました。ところが、大きくてなかなか運べない上に雪も降り出してしまい、大ピンチ!さあ、やなぎむらまで無事にたどり着くことが出来るのでしょうか?

「やなぎむらのおはなし」シリーズは、虫が好きな長男(5才)が好きなシリーズです。ちょっと長めのお話なのですが、最後までじっくり話を聞いています。ただ、内容盛りだくさんなので、読み聞かせをする時はゆったりとした時間を取っておいた方が楽しい読み聞かせの時間になると思います。

 

『ぎょうれつのできるはちみつやさん』

ふくざわゆみこ/さく

『ぎょうれつのできるパンやさん』『ぎょうれつのできるすうぷやさん』に続く「ぎょうれつのできる」シリーズ3作目。今回は、はちつやさんです。レンゲ、アカシア、クローバー…好きなはちみつを選び、焼きたてのホットケーキにかけて食べたら、もう最高。絵本を見ているだけでは我慢できない。動物達と一緒に食べにいきたい…そんな、とってもおいしそうなはちみつやさんのお話です。

家を離れ南の国の花畑でミツバチと一緒にはちみつを集めていたくまのパパが帰ってきました。荷車にはいろいろな種類のはちみつがいっぱい。子ぐまのクーとマーは大喜びでパパに抱きつこうとしました。すると、周りの森の中からたくさんの動物達が現れ……どうやら、くまのパパの帰りを楽しみにしていたのはクーとマーだけでは無かったみたい。だって「クマのはちみつや」さんは、毎年、行列ができるくらい大盛況なんですから。

「ぎょうれつのできる」シリーズでは、前作も前々作も巻末に料理のレシピが紹介されていましたが…今作でもちゃんと紹介されていました。今回は「クーとマーのママがそっと教える、とっても簡単!はちみつホットケーキ」。…とってもおいしそう。この絵本を読んだら、きっと食べたくなってしまいますよ。

 

同じ名前見つけた
『カラス笛を吹いた日』

ロイス・ローリー/文 バグラム・イバトゥーリン/絵 島式子/訳 島玲子/訳

この絵本は、作者ロイス・ローリーの子供時代の実話に基づいて書かれたものです。戦争に行っていて長いこと家にいなかった父親と、一人の少女リズ。そんな二人が一緒にカラス狩りに出かけた時の物語。そこに描かれるのは、ずばり、確かな親子の絆です。

「父さん」と気軽に呼ぶのも少し照れくさく感じるほど離れて暮らしてきた二人。何気ない会話の中、気持ちを確かめ合うかのような二人のやり取りは、徐々にお互いの心の距離を縮めていきます。父親と二人きりの嬉しいお出かけ。ただ…リズにはどうしても気になることがあるのでした。もちろん、父親は愛情豊かで、とても優しく接してくれます。けれど、ピカピカに磨かれた銃を持つ父親の姿が、どうしてもリズに違和感というか抵抗を感じさせてしまうのでした。悪さをするカラスを狩るためだということはわかっている。でも…

多感な少女時代。長いことリズから「父さん」を奪っていた戦争に対する恐怖や抵抗もあったのでしょう。きっとリズは、父親が銃を使う姿を見たくなかったのですね。複雑な心境の中、リズは狩りの役割を果たすべく、そして何より父親の期待に応えたい一心で、カラス笛を吹くのでした…

この日の出来事が、二人の心の絆をより強いものにしたことは間違いありません。それは、最後のシーン、満面の笑みで手をつなぐリズと父の表情が物語っています。そしてこの日…銃声が響くことは、最後までありませんでした。

私は「カラス笛」という笛があるのをこの絵本で初めて知りました。文字通り、カラスの鳴き声が出せる笛。どんな音が出るのか、いつか聞いてみたいものです。それにしても…ものすごく絵がきれい。しかも、ただきれいなだけではなく、絵本の中で生きています。構図?表情?…とにかく絵の中からいろいろなものが伝わってきました。もちろん話の内容もしっかりしたものだったので、ちょっと得した気分でした。絵本紹介topへ

 

このページの先頭へ 前の10件 次の10件
きゅるー絵本紹介ー
©Daisuke.All Rights Reserved.