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『バスをおりたら…』

小泉るみ子/作・絵

町から遠く離れた家に暮らす女の子。学校までの長い道のりを、雨の日も嵐の日も歩いて通います。お母さんは、いい運動になるからがんばれって言うけれど、時々すれ違うバスを見ると乗って帰りたいな…なんて思っちゃいます。そしてある夏の暑い日、とうとう女の子はバスに乗ってしまいました。やっぱりバスは速くて楽ちん。ところが、当然家の方へ向かうと思っていたバスが、全然知らない場所を走り始めて…

小泉るみ子さんの絵本は、絵、言葉、ストーリーともバランスがよく、女の子の心の動きがとても良く伝わってきます。そんな小泉るみ子さんの出身地であり、かつて道内有数の採炭地でもあった北海道美唄市が舞台だと思われるこの絵本。絵本から伝わってくる北海道の大自然の素晴らしさも必見です。

 

同じ名前見つけた
『ぼくがラーメンたべてるとき』

長谷川義史/作絵

ラーメンを食べている隣で猫があくびをするような平和な日にも、世界のどこかでは、その日の暮らしを維持するために必死にパンを売る女の子がいて、一人寂しく地面に倒れている男の子もいます。同じように太陽があって、雲があって、風が吹いているのに…

ラーメンを食べる。TVを見る。絵本を読む。そんな日常的なことが当たり前に出来ない環境もあるこの世界で、今その瞬間の平和、幸せに感謝する。この絵本は幼い子供に、まずそれを「知る」経験をさせてくれる絵本です。それは、とても重たく実感する事は難しい内容ですが、この絵本の中の世界に少しでも疑問を感じてくれたらいいなと思い、この絵本を読み聞かせました。今はまだ理解できなくても、何度も目を通すうちに、心の中に景色として何かが残る、そんな力を持った絵本だと思います。難しいテーマを読みやすく仕上げてくれた長谷川さんのことがあらためて好きになりました。

 

同じ名前見つけた
『いもうとのにゅういん』

筒井頼子/さく 林明子/え

幼稚園から帰ってきたあさえを待っていたのは、妹の病気、そして突然の手術、入院でした。妹のあやちゃんが盲腸に…。あさえはお父さんの帰りを、一人、家で待ちました。そして、その夜はお父さんと二人っきり。電話越しに聞こえるお母さんの声がなんだか遠く感じます。お姉ちゃんとはいえ、あさえもまだ幼稚園児。家族に起こった一大事の中、不安な気持ちを小さな身体で必死に抑えるあさえの心の成長を描いた名作です。

『あさえとちいさいいもうと』シリーズの絵本。お姉ちゃんとして、また一段と成長したあさえ。そういえば私の長女も、弟が熱でうなされているのを看病してくれ、そんな姿を見て成長したなと思いました。弟の病気が彼女を成長させたのか、彼女の心の成長を親が今まで気付かなかっただけなのか…。いずれにせよ、子供の成長を実感できる瞬間と言うのは幸せなものですね。

 

『ゆきだるまくん、どこいくの?』

たむらしげる/〔作〕

男の子が作った雪だるま。男の子が家へ入ったすきに、側にあったスキー板と靴を借りて山の頂上へと登っていきました。気持ち良くすべり始めた雪だるまくんでしたが、バランスを崩し、雪山を散歩中のクマにぶつかったから大変。クマに追いかけられながら、西へ東へ、海へ山へと大冒険。本当に雪だるまくん、どこ行くの?

落ち着いた雰囲気で始まる絵本ですが、雪だるまくんがクマにぶつかった後は、まさにジェットコースタームービーのようなスピード感で物語が展開していきます。96ページの長さを全く感じません。文字数が少ないというのもありますが、ハラハラドキドキの展開に引き込まれていくからだと思います。

 

『もぐもぐとんねる』

しらたにゆきこ/著

もぐらのもぐもぐはトンネル掘りの練習を始める事になりました。もぐじおじいさんも、先祖伝来の穴掘り術を伝える日がきたと大はりきり。ところがもぐもぐ、穴掘りなんて教えてもらわなくても一人で出来ると、次の日を待たずにトンネル掘りを始めてしまいました。もぐもぐの掘る穴はぐねぐね。どこに行くかは気分次第の運まかせ。とんでもない方向へ穴を掘っていくのでした。

本の最後にもぐもぐが掘った穴が迷路になって(といっても簡単な迷路ですが)のっています。とんでもない場所まで掘ってしまったもぐもぐのトンネルを指でたどり、絵本の内容を思い出しながら子供と話をする事が出来て良かったです。絵の中にも細かな所にユーモアがちりばめられていて、いろいろな発見があります。

 

『はしれかもつたちのぎょうれつ』

ドナルド・クリューズ/作 たむらりゅういち/文

長い長いレールの上をカラフルな貨物列車が走ります。車掌さんが乗る赤い列車。オレンジ色のタンク。黄色、草色、海の色…。先頭を走る真っ黒い蒸気機関車にひかれて走るその姿は、まるで七色の虹のようです。

こんなカラフルな貨物列車が走っていたら…。想像するだけでワクワクしてきます。鉄道に興味を持ち始めた子供の視線を釘付けにする絵本です。列車だけではなく文字もカラフル。ただ、物語の途中で黒の背景に紫の文字というコントラストの小さい配色のページがあり、少し読みづらかったのが残念です。

 

『こしょうできまり』

ヘレン・クーパー/さく かわだあゆこ/やく

ねことりすとあひるはいつも仲良し。3人が作るかぼちゃスープは世界一。今日も力を合わせてかぼちゃスープを作っています。ところが、味の決め手の塩がきれてしまったから大変。塩のきいていないスープなんて食べれたもんじゃない。さっそく3人はシティへ買い物に出かけました。シティにはお店がたくさん。そこであひるが目にしたのはこしょう屋。こしょうをスープに入れたらきっとおいしくなるに違いない。あひるの頭の中はこしょうでいっぱいです。ねことりすから、しっかりくっついてはぐれないように言われていたのに、とうとう迷子になってしまうのでした。

『かぼちゃスープ』シリーズの2作目。前作同様、印象的な絵で世界に引き込んでくれます。絵の中に小さなサブストーリーがいろいろまぎれ込んでいるのも好きな所。絵本の最後、そして裏表紙に、この話の世界設定やこしょう豆知識などがのっていて、ますます絵本の世界を身近に感じる事でしょう。

 

ひらがなの絵本
『ね、ぼくのともだちになって!』

エリック・カール/作

「ね、ぼくのともだちになって」小さなネズミが、たくさんの動物達に声をかけていきます。ページをめくるたびに姿を現す動物達。ページをめくる前には、しっぽしか見えていません。めくった瞬間にどんな動物が姿を現すのか?想像をふくらませながら、どんどん絵本の世界に引き込まれていきます。

この絵本は、講演で作者エリック・カールさんが一番好きな絵本だと言っていたそうです。子供が自分で絵本を手に取り、夢中でページをめくっていました。子供に何のしっぽか想像して楽しませる自然な作りが、そうさせるのでしょうね。

 

同じ名前見つけた
『ぼく、ムシになっちゃった』

ローレンス・デイヴィッド/文 デルフィーン・デュラーンド/絵 青山南/訳

ムシに変身してしまった少年の話。ある朝、目を覚ましたグレゴリーは、6本の毛むくじゃらの足に2本の触角、でかくて黒い目をした紫色っぽい茶色のムシに変身してしまった事に気付きます。とまどうグレゴリーに対して、周囲の反応は驚く程普通。家族ですら気付く様子もありません。僕は昔からずっとムシで、今まで気がつかなかっただけなのかな?無反応な周りの人々の中で、ただ一人グレゴリーの変化に気がついた親友マイケルに支えられ、グレゴリーの不思議な一日は続きます。

カフカの『変身』をヒントにして作られた絵本。とは言っても、この絵本ではちゃんともとの人間に戻れます。グレゴリーが変身してしまった「おさむし」も写真で見ると少しグロテスクですが、絵本の中では可愛らしく描かれているので安心してください。それにしても子供とちゃんと向き合っていないと、こんなに大きな子供の変化にも気付いてあげれなくなるのでしょうか。虫になるのは非現実的な話ですが、髪型が少し変わっていたり、新しいピン留めをつけていたりして、子供がすごい気に入っていたりしたら…。気付いてあげたいな、なんて思いました。

 

♠ 『とびきりおいしいスープができた!』

ヘレン・クーパー/さく かわだあゆこ/やく

いつも仲良し、ねことりすとあひる。3人が作るかぼちゃスープは世界一。ところが今日は、熟れたかぼちゃが見つかりません。これではかぼちゃスープが作れない。魚スープ、きのこスープ、ビーツスープ…代わりの材料でスープを作ってみるものの、ねことりすはおいしく食べたのに、気難しいあひるがどうしても納得しない。わがままなあひるにりすはカンカン。大げんかになってしまいます。はたしていつものかぼちゃ無しで、3人が満足するスープは出来るのでしょうか?

『かぼちゃスープ』シリーズの3作目。メインのストーリーの他に、本のすみで小さな虫達のサブストーリーが進行していきます。あひるのせいで次から次へと台無しになっていくスープを見つめる虫達。なんてもったいない事を…。どうせ捨てるなら、再利用しよう。3人の家の床下で虫達の工事が始まりました。穴を明けてパイプを通し、流し台へと接続したら準備完了。流し台へスープが捨てられるのを待ちますが…。

この絵本、最高に面白いです。二つのストーリーが絶妙に絡み合って、何とも言えない世界観を作り出しています。そして、その世界観を演出するのに一役も二役も買っているのが、印象深くて素敵な絵。見ているだけでも楽しめます。また、絵本の最後が虫達のストーリーで締められていて、その終わり方が何とも言えず素晴らしい。思わず笑みがこぼれました。心に残る絵本です。

 

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