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『かっぱのかっぺいとおおきなきゅうり』

田中友佳子/作・絵

日照りが続いたある夏の話。畑の作物はすっかり枯れ、水も残りわずか。かっぱのかっぺいはお腹がぺこぺこ。するとその時、荷台にきゅうりを乗せたおじいさんを見かけました。驚いたのはそのきゅうりの大きさ。なんとおじいさんよりも大きいんです。このおじいさん一体何者?そしてそのきゅうりの正体は?…食べたいがために後をついていったかっぺいですが、きゅうりと間違えいろいろなものにかぶりついてしまいます。挙げ句の果てにはかっぺいにかぶりつかれて怒ったある動物にとんでもない所に飛ばされてしまい、ちょっとした冒険をするはめに。さてかっぺいはきゅうりを食べることが出来たのでしょうか?

きゅうりの緑色が涼し気でいいですね。話はまさに夏の絵本という感じですが、青や緑の色使いに清涼感があふれています。キャラクターもかわいく、途中クイズの要素も入っているので、子供が気に入る絵本だと思います。

 

『くもりのちはれ せんたくかあちゃん』

さとうわきこ/さく・え

洗濯が、大、大、大好きなせんたくかあちゃん。空が曇っていたって、激しい風が吹いていたって、洗濯をあきらめたりなんかしません。家の中からせんたくかあちゃんが持ち出してきた秘密兵器。それは大凧。雲があるなら大凧のひもに洗濯物を吊るして空高く揚げて、雲の上に干せばいい。何と大胆なアイデア。さすがせんたくかあちゃん。凧ひもにずらっと並べて雲の上まで干された洗濯物は圧巻。これには雲の上の雷様達もびっくりでした。

前作『せんたくかあちゃん』に続き、スケールの大きな絵本です。今作も空からたくさん降ってきますよ、雷様が。もちろん、雷様もかあちゃんに洗濯されて嬉しそう。相変わらず楽しい絵本でした。

 

同じ名前見つけた
♠ 『てんぐのくれためんこ』

安房直子/作 早川純子/絵

足を開いて、腰を落として、手を高く振りかざして、力一杯地面に打ちつける…これがコツです。何のコツか?それはめんこに勝つためのコツです。めんこが弱いたけしが天狗にもらった一枚のめんこ。それは風の力がこめられた魔法のめんこでした。林の中で出会った子ぎつね達にめんこの勝負を挑んだたけしは、連戦連勝。ところがきつねの親達が現れ、天狗のめんこを使って一方的に勝ち続けるたけしに非難の声が。絶対にたけしを打ち負かすと、めんこにロウを塗り、子供達にめんこの特訓を始めたのです。きつね達は本気。何だか恐ろしいくらいの気迫が伝わってきます。これはうかうかしていられない。たけしもきつね達の特訓の見よう見まねで練習を始めました。足を開いて、腰を落として…。そして、いよいよ決戦の時。果たして勝負の行方は?

めんこ…懐かしいですね。昔はどの駄菓子屋でも売っていましたが、今でも売っているのでしょうか?私はめんこがかなり得意でした。小さい頃集めためんこが、今でも段ボール箱の中に山のようにあります。押し入れから取り出し子供に見せると、目を輝かせて大喜び。そこで子供達に面子を分けてあげて、やり方を教えてあげました。するととても楽しかったようで…今、我が家では面子が流行っています。思ったようにはなかなか裏返せない面子ですが、楽しみながら、そして少し悔しそうにしながらも、時間を忘れて面子と格闘する子供達。その姿を見て、いい遊びだなと思いました。

 

『ねずみのとうさん アナトール』

イブ・タイタス/文 ポール・ガルドン/絵 晴海耕平/訳

ねずみは好きですか?それとも嫌いですか?台所の生ゴミをかき回し、食べ物をかじり、汚い足で走り回り…嫌いな方が多いでしょうね。ねずみのアナトールは、ある家の台所で、人間が自分達ねずみをとても軽蔑し嫌っていることを知りました。それまでねずみとしての自尊心と誇りを持って生きてきたアナトールにとって、その話はまさに驚きの事実でした。彼の友達のガストンは、それがねずみというものだと言わんばかりで驚きもしませんでしたが、アナトールには耐えられませんでした。…この物語はそんなアナトールが、人間の役に立つことをして、その報酬として食料をもらおうと考え、それを実行する話です。みんなが寝静まった深夜。舞台はパリのとあるチーズ工場。ねずみながらの長所を活かしたアナトールの仕事ぶりは、人間達を巻き込み、工場に変革を、そして人間とねずみに大きな成功をもたらすのでした。

フランス国旗でおなじみ青、白、赤のトリコロールカラーで彩られた絵本です。自分を見つめ、自分の能力を活かし、労働して、会社に貢献することで報酬を得る。アナトールの働きぶりは、とても人間的に筋が通っていて、仕事というものについて考えさせてくれます。小さい子には話が難しい所もあるかもしれませんが、話の展開がしっかりしているので、読み聞かせ向きの絵本だと思います。

 

同じ名前見つけた
♠ 『おじいちゃんがおばけになったわけ』

キム・フォップス・オーカソン/文 エヴァ・エリクソン/絵 菱木晃子/訳

愛する者との永遠の別れ。とても悲しいことです。人は死んだら、その後どうなるのでしょうか?天国へ行く?地獄へ行く?それとも、ただ土に還るだけ?この絵本の中では、少年エリックの前に死んだはずのおじいちゃんが現れます。しかも、お化けになって。大好きだったおじいちゃんがお化けに…一体どうして?「お化けの本」によると、どうやら人はこの世に忘れ物があるとお化けになるのだそうです。ところが、おじいちゃんは自分でも何を忘れてお化けになってしまったのか思い出せないみたい。そこで、二人一緒におじいちゃんの「忘れ物探し」をすることになりました。はたして、おじいちゃんがこの世に残した大切な忘れ物とは?…その理由は、とても切なく、そしてとても愛情あふれるものでした。少年とおじいちゃんの心のつながりを描いた感動の物語です。

死んで、訳が分からないままお化けになってしまったおじいちゃんと、「死」というものがいまいちピンとこない少年。そんな二人のやり取りが、時にコミカルだと思えるくらい明るく描かれています。その柔らかい雰囲気のせいか、いつの間にか自然と話の中へ入っていけます。やがて忘れ物がみつかり、本当の意味でのお別れがやって来た時、エリックはおじいちゃんの真面目な顔を見て、物事を理解して泣きました。その頃には、私もすっかり二人に感情移入していたらしく、その場に漂う神妙な雰囲気に思わずグッときてしまいました。その後、物語は、やはり軽い雰囲気でまとめられています。そのさらりとした展開は、実に後味がよくすっきりしています。メリハリが利いた、とても読み聞かせしやすい絵本です。子供にとって現実に直面するには厳しすぎる「死」というテーマを、柔らかく、かといって軽すぎること無く正面から捉えたよい絵本だと思いました。

 

『むしばいっかのおひっこし』

にしもとやすこ/作・絵

虫歯菌の一家は口の中に住んでいます。彼らにとって住み心地のよい素敵な家というのは…もちろん、甘いものが大好きで歯磨きをしない口の中です。歯磨きが大好きな口の中に住んでしまったらもう最悪。歯磨きのせいで食べ物が無くなり、いつもお腹ぺこぺこ。そうなったら、もう引越しするしかありません。「虫歯不動産」でおすすめの家を紹介してもらった虫歯一家は、ある女の子の口の中へと引越しました。そこは、歯磨きをまったくしない、甘い食べ物が山のように残る、まさに理想の家なのでした。すっかり新しい家が気に入ったお父さん。歯にざっくりざっくりと穴を掘って部屋を作り、女の子の歯はみるみる大変なことに。さあ、こうなってしまうと女の子には気の毒ですが、もうあそこへ行くしかありません。そう、ちゃんと歯医者に行って虫歯を治してもらいましょう。

虫歯について楽しく描かれた絵本。私の子供達には、歯をざっくり掘って黒いペンキで塗っている虫歯菌の姿が印象的だったようです。特に長男は、この絵本を読んだ後、まだ黒いペンキで塗られていないか心配になったようで、私に口の中を見せにきました。歯磨きをしっかりしたくなるような、そんな絵本だと思います。

 

同じ名前見つけた
『クレヨンのはしご』

板橋敦子/作・絵

たっちゃんは、とても不思議なクレヨンを持っています。紙の上だけではなくて、いろいろな所に絵が描けるんです。なんと、空中にまで絵が描けちゃいます。こんなクレヨン、欲しい!…たっちゃんは木の上で鳴く小鳥に会おうと、クレヨンではしごを描いて上っていきました。小鳥は空高く飛んでいき、それを追いかけるうちに、はしごはどんどん長くなって…とうとう、雲の上にある雷様の国までやって来てしまいました。そこでたっぷり雷様と遊んだたっちゃん。遊んでいるうちに壊れてしまったはしごの代わりに、新しくはしごを描きながら地上へと下りていきますが、途中でクレヨンが無くなってしまって…

途中、絵本を縦にして読むページが2カ所あります。そこはさらにページが開くしかけになっていて、物語に合わせて長いはしごはさらに長く、空はさらに高く変化します。不思議なクレヨンを使って描かれたはしごの魅力が、とてもよく伝わってくる良いしかけだと思いました。読みながら、自分自身がはしごを描いているような、そんな気分になれるのではないでしょうか。子供の好奇心をくすぐる絵本です。

 

『コワフの消えた鼻』

牧野良幸/さく

それは、いつもいばりちらしている市長コワフがいつもの様にみんなを怒鳴って部屋から追い出した時のことです。ふと鏡を覗いてびっくり。なんと顔から鼻が無くなっていたのです。別の鏡を見ても同じ。やはり鼻はどこかに消えてしまったみたい。驚きと怒りで我を見失うコワフ。…その日からコワフと鼻の追いかけっこが始まりました。ところでこの鼻、コワフの顔から逃げ出したとは思えない程、親切な心の持ち主でした。鼻は困っている町の人をよく助けました。そんな鼻と意地悪なコワフとのやり取りは町中を巻き込み、やがてコワフは自分の鼻と市長の座をかけて争うことになります。さて、コワフの顔に鼻が戻ってくる日は来るのでしょうか?そして、この騒動からコワフが得たものとは?

顔から逃亡した鼻が町を逃げ回るというインパクトのある内容が、子供達は気に入ったようです。私もこの絵本はインパクト重視の絵本だと思っていました。ところが読んでみると、筋のしっかりした話だということに気付き、その意外性にひかれました。どうやら、ロシアの作家ゴーゴリの『鼻』という作品をもとに創作された絵本のようです。話の中で、コワフが見失いかけていた思いやりや良心の象徴として鼻は描かれています。やがて、コワフが自分の過ちに気付き、心の中に大切なものを取り戻した時、逃げ回る鼻はその役目を終えます。奥が深く、不思議な魅力を持った絵本でした。

 

同じ名前見つけた
『へんしんトイレ 』

あきやまただし/作・絵

トイレに入ってすっきりしたら、何故かいろいろなものに変身してしまう不思議なトイレ。その名も「へんしんトイレ」。まこちゃんがトイレに入ると「まこまこ…こまこま」こまに変わってしまいました。70才のおばあちゃんは「ななじゅうななじゅう…じゅうなな」何と17才の女の子に若返り大喜び。まんじゅうは10万円に、ノートは殿に…いろいろなものがどんどん変身していきます。それではここで問題です。こんな不思議なへんしんトイレに「狼」が入るとどうなってしまうのでしょうか?答えは絵本を見てのお楽しみ。ある意味、一番かわいそうな変身(?)かもしれません。

あきやまただしさんの「へんしんシリーズ」第2弾。言葉遊びの絵本です。このシリーズをたくさん読んだせいか、子供が時々この言葉遊びを自分で考えてしゃべっています。どうやらお気に入りの言葉遊びになったようです。

 

同じ名前見つけた
『タトゥとパトゥのへんてこマシン』

アイノ・ハブカイネン/作 サミ・トイボネン/作 いながきみはる/訳

天才こども発明家タトゥとパトゥによる14の発明品が紹介された絵本です。これは確かにへんてこだと思わず笑ってしまうような珍発明もあれば、これって素晴らしい発想なんじゃないのと思わずうなってしまうような大傑作(?)もあります。文章は、物語というより、基本的には発明の紹介文です。読み聞かせするというより、親子で絵本を読みながら、または子供が自分で読んで「あーだ、こーだ」と楽しむ絵本だと思います。

絵が細かいです。いろいろな所にいろいろなものが描き込まれています。子供も想像力を刺激されたのか、紙を筒状に丸めたその先に色鉛筆を付け、それを指にはめて「指1本で絵が描ける色鉛筆」というものを発明していました。子供がとても気に入った絵本です。絵本紹介topへ

 

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