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♠ 『ウェン王子とトラ』

チェンジャンホン/作・絵 平岡敦/訳

子供達を人間の猟師に殺され怒りの化身となったトラのお母さんと、その怒りを鎮めるためにトラのもとへと差し出されたウェン王子の物語。国王は、ウェン王子に危害は加えられないという占い師の言葉を信じ、国中の人々を喰い殺し続ける暴れトラのもとへとウェン王子を向かわせました。すると、トラはその言葉通り、ウェン王子の中に我が子と同じ何かを感じ、大切に育て始めます。そして、母性を取り戻し子育て(ウェン育て)に専念するトラは、暴れるのをやめるのでした。やがて、時は過ぎ…ウェンはトラの子供としてたくましい少年へと成長しました。一方、ウェンのことが心配でならない国王とその妃は、我慢が限界を迎え、とうとう兵を率いて森へと向かいます。そして…森に火が放たれました。果たして、トラのお母さんとその子供として成長したウェンの運命は?

この絵本の凄さは、何と言っても中国の伝統的水墨画の手法で描かれた絵の迫力です。トラから感じる凄みに圧倒されたのか、初めてこの絵本を読んだ時、子供達は息をのんで話に聞き入っていました。もちろん、話の内容もしっかりとしておりおすすめの絵本です。

 

『まよなかさん』

早川純子/作

夕方になると開店の準備を始め、夜中においしいコーヒーを飲ましてくれる。まよなかさんは、そんな夜中のコーヒー屋さんです。まよなかさんがいれてくれるコーヒーはみんなに大人気。今日は、まんまる島で開かれる夜空の観測会からコーヒーの大量注文が入りました。配達に出るのは久しぶりでしたが、道中オバケ森のオバケ達や氷山に乗ったペンギン達にコーヒーを配りながらも、なんとか予定通りにコーヒーを届けることが出来ました。今日は満月。まよなかさんのいれた特製<満月コーヒー>をみんなでおいしくいただいたのでした。

私の子供達は楽しそうに聞いていましたが…きっと心の中は好奇心でいっぱいだったと思います。大人はおいしいと言うけれど、苦くて薬みたいな匂いのするコーヒー。さらに就寝時間が早い私の子供達には、まさに大人の時間である真夜中という時間。「コーヒー」と「真夜中」…それは、私の子供達にとって、謎と魅惑に満ちた未知の世界なんだろうなと思いながらこの絵本を読みました。

 

『そらまめくんとながいながいまめ』

なかやみわ/さく

『そらまめくんのベッド』シリーズの絵本。今回は、そらまめくん達の前にとても珍しい仲間が登場します。それは「さんじゃくまめ」。そらまめくんは、さんじゃくまめの兄弟達と、どちらのベッドが素晴らしいか比べっこすることになりました。ところで、この「さんじゃくまめ」という豆を知っていますか?絵本のタイトルにもある通り、長い長い豆なんです。どれくらい長いかというと、ベッドに乗って丘の下りっこ競争をしたら、丘の上から下まで続く長いすべり台になってしまったり、ベッドに乗って水たまりを横断する競争をしたら、端から端までつながる端になってしまうくらい長いんです。競争はみんな、さんじゃくまめ達の勝利。でも、さんじゃくまめの末っ子が水たまりに落ちて…そらまめくんのベッドも大活躍しましたよ。

私は、この絵本で初めて「さんじゃくまめ」という名前を知りました。「さんじゃくささげ」とも呼ばれるこの豆は、三尺と名がつくだけあって莢がもの凄く長いんです。なんと、長いものは90センチにもなります(1尺は約30.3センチメートル)。すごいですね。

 

『ぼくはあるいたまっすぐまっすぐ』

マーガレット・ワイズ・ブラウン/作 坪井郁美/ぶん 林明子/え

おばあちゃんに電話で誘われた男の子が、一人でおばあちゃんの家へと向かいます。おばあちゃんが言うには、男の子の家の前の道をまっすぐまっすぐ行けばおばちゃんの家に行けるそうです。確かにおばあちゃんの家までは一本道。途中曲がりくねった道もあるけれど、「道なりに」まっすぐ行けば着くのです。ところが男の子は「まっすぐ」という言葉の意味を、その言葉通りに受け取り、本当にまっすぐ歩いていったのです。当然、道が少し曲がった田舎道をまっすぐ歩けば道からそれてしまうのですが、男の子はそんなことおかまい無しにひたすらまっすぐ歩いていきます。野原へと入り込み、その先には川、丘…一体、男の子がどんな冒険をしておばあちゃんの家までたどり着いたのかは絵本を読んでのお楽しみ。

男の子のかわいらしい勘違いが、男の子をちょっとした冒険へと導いてしまったようです。といっても、確かにまっすぐ歩いたその結果、おばあちゃんの家にたどり着くことが出来ました。まっすぐと言われれば、まっすぐ。単純だけど素直な男の子の心。自然と応援したくなりますね。

 

『わゴムはどのくらいのびるかしら?』

マイク・サーラー/ぶん ジェリー・ジョイナー/え きしだえりこ/やく

小さい頃、輪ゴムを思いっきり伸ばしてどのくらい伸びるか試したことがある方、多いと思います。現実の世界では、すぐにピーンと張りつめて、だんだんドキドキしてきて…もし切れでもしたら指が痛いのなんのって。でも、絵本の世界では違います。輪ゴムがどのくらい伸びるか試した男の子。ベッドにかけた輪ゴムを引っぱると、輪ゴムはどんどん伸びていき、家を出て自転車に乗って、バスに乗って、汽車、飛行機、船…。伸ばしに伸ばして、最後にはとんでもない所まで行ってしまうのでした。

この絵本の秘密のメッセージが最後のページや見返し部に隠されています(…私は、そう思いました)。このお話、実は男の子の…みなさんはどう思いますか?話としてはとても非現実的な話ですが、輪ゴムをどんどん伸ばしていくという単純な内容が子供達にはわかりやすかったらしく、とても楽しそうに聞いていました。

 

『ドライブにいこう』

間瀬なおかた/作・絵

今日は家族でドライブ。車に乗って楽しい小旅行。お花畑でお花をもらい、谷川で魚釣りを楽しんだ後は滝を見学。その後も湖、野原、森…。ページをめくるたびに楽しそうな場面が次から次へと登場します。特に森のページでは、森のあちこちにたくさんの動物達がいて、ちょっとした動物園のよう。さらに最後を飾るのが雲海の切れ間から見下ろす美しい景色。ここではページが開くしかけになっており、4ページ分使って描かれた大パノラマは圧巻。ドライブの楽しい雰囲気そのままの絵本です。

しかけ絵本。山の稜線と雲に合わせてページの上部が切り取られており丘を越えながら次の景色へと変わってゆくのが効果的に伝わってきます。子供達のお気に入りは、動物がたくさんいる森のページ。どんな動物がいるのかたずねる文章がついているのもあって、森のあちこちに散らばる動物達を楽しそうに探していました。

 

ひらがなの絵本
♠ 『きんぎょが にげた』

五味太郎/作

「きんぎょがにげた」…タイトルと同じこの言葉で始まるこの絵本。金魚鉢から逃げ出した金魚は、どこに隠れているのかな?カーテンの模様の中に隠れたり、飴玉の中にまぎれ込んでいたり。次から次へと隠れては逃げていきます。簡単に見つかるものから、ひとひねりくわえられたものまで、親子で金魚探しを楽しみましょう。単純明快な文章、わかりやすい絵、そして楽しい内容、すべてがバランスよくまとめられた名作です。

長い間、多くの人達に支持され続ける人気の絵本ですね。確かにこの絵本、子供の食いつきが違います。特に驚いたのが2才の息子の反応。次から次へと本当に楽しそうに金魚を見つけ出していくのです。最後の方に、たくさんの金魚の中で逃げ出した金魚だけ眼の周りが白く縁取られているという少し難しい隠れ方をしているページがあるのですが、あっという間に見つけました。すごい集中力。それからも飽きること無く何度も何度も金魚を見つけて教えてくれました。今まで読んだ絵本の中で一番というくらい絵本の内容を理解し楽しんでいるようです。こんな小さい子供にもちゃんと意味が伝わる絵本ってすごいなと感心しました。傑作です。

 

『こんなおつかいはじめてさ』

オームラトモコ/作

表紙にいる自転車に乗った男の子。前のかごには、おいしそうなりんごがいっぱい。これから、おつかいでおばあちゃんの家までりんごを届けに行くのです。丸太をぴょんと飛び越え、わにさんの背中を橋代わりにして水の上を渡り…何だか、普通ではありませんね。そうです、このおつかいただのおつかいではありません。サーカス場にまぎれ込んで火の輪くぐりをしたり、マンホールの中に落ちたり、くじらのしぶきに飛ばされ飛行機に飛び乗ったりと、とんでもない出来事の連続なんです。ここまでくると、おつかいというよりは…完全に冒険です。

この絵本のおすすめポイントは、何と言っても言葉のリズム感の良さです。全文通して、テンポの良い文章でまとめられているので読み聞かせしやすいです。また、モノトーン+赤系の色でまとめられた色使いも、ちょっとおしゃれな感じがして好きです。

 

同じ名前見つけた
『げんくんのまちのおみせやさん』

ほりかわりまこ/作・絵

新しい町へと引越してきた男の子「げんくん」とその町の商店街の人達の交流を描いた物語。引越しに出会いは付き物ですね。町並み、お店、人…新しい出会いというものは、いつもドキドキワクワクします。げんくんもその商店街で、これからの楽しい生活を予感させる素敵な出会いをたくさんします。パン屋の女の子「まゆちゃん」。酒屋からもらって飼うことになった一匹の白い子犬「しろ」。他にも、気さくで明るい魚屋さんやおそば屋さんなど。たくさんの出会いが待っている、そんな「お店屋さん」がある町っていいな…きっと、読み終わった後にそう感じるのではないでしょうか。

商店街のお店の様子が一軒一軒ていねいに描き込まれているので、そこに住む人達の雰囲気や匂い、魅力などがより一層伝わってきます。文章で語られる人間模様はもちろんのこと、やはり絵本ならではの楽しみを感じさせてくれる絵本でした。

 

同じ名前見つけた
『月光公園』

東逸子/絵 宙野素子/文

月がきれいなある夜のこと。眼を覚ました男の子は、部屋の水槽に浮かぶ不思議な月の光を見つけました。すくいあげてみると…それは、月光公園への招待切符だったのです。月が招待してくれた不思議な夜の公園。いつもよく行く公園だけど、どこかが違う。優しく光る木や草、きのこの森、月の光植物園。そして、広場にはメリーゴーランド。不思議な声に導かれるまま公園へとやって来た男の子は、そこでとびっきり不思議な体験をします。メリーゴーランドを楽しむ男の子の前に空から月が降りてきて…

とても神秘的で不思議な物語でした。東逸子さんの絵の雰囲気は、この神秘的なお話にぴったりだと思います。ところで、この絵本は夜に読むことをおすすめします。しかもとびっきり月のきれいな夜に。何故かと言うと…この絵本、暗闇で光るんです。表紙や裏表紙にある月に築光塗料が使われています。読み聞かせの後に蛍光灯を消すと、子供達もびっくり。月の不思議な話を聞いた後だけに、月の魔法がかかった絵本だと喜んでいました。絵本紹介topへ

 

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