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♠ 『クリスマスの ふしぎな はこ』

長谷川摂子/ぶん 斉藤俊行/え

縁の下で見つけた小さな箱。それは、今まで見たことが無い不思議な箱。男の子が蓋を開けると…なんと、その中にはサンタさんがいたのでした。今日はクリスマス。どうやら、箱の中はサンタさんの世界とつながっているみたい。男の子が蓋を開けるたびに、箱の中の様子が変わっていきます。寝ているサンタさん。森の中、そりを走らせるサンタさん。知らない町の上を飛ぶサンタさん。…そして、その夜。布団から身を乗り出しこっそり箱の蓋を開けてみると、箱の中には男の子の住む町の景色が広がっていました。ちゃんと寝ている子の家にサンタさんはやってくる…急いでぎゅっと目をつぶる男の子でした。

裏表紙を見ると箱をそりに乗せて持って帰るサンタさんの姿が描かれています。サンタさんの目印だったのかな?箱の中に広がる景色の美しさに心を奪われました。

 

『ねこざかなのクリスマス』

わたなべゆういち/作・絵

魚の中に猫が入って、猫と魚が合体した。ご存知、人気の「ねこざかな」シリーズの絵本。今日はクリスマス。仲良く海を泳ぐねこざかなの前に、とても素敵な船が現れました。それは、煙突の付いた家とクリスマスツリーが飾られた、なんともワクワクする船です。さっそくその船に飛び乗ると、ツリーに飾られている靴下の中に入ってサンタさんがやって来るのを待つことにしたのでした。その夜、港はクリスマスのイルミネーションに包まれ、やがて遠くの空から鈴の音が…でも、ねこざかなは暖かくて気持ちの良い靴下の中で寝てしまったみたい。ちゃんとプレゼントをもらえるかな?

しかけ絵本。途中、絵本を開くとクリスマスツリーとクリスマスケーキが立体に飛び出してくるしかけが2カ所あります。これには子供達も大喜びでした。絵もクリスマスカラー(ねこざかなの身体が赤いので、妙にツリーにマッチしていました)と夜景が効果的に使われ、クリスマスの楽しさが伝わってきます。クリスマスのワクワク感を演出するのにちょうど良い絵本だと思いました。

 

『おひさまのたまご』

エルサ・ベスコフ/作・絵 石井登志子/訳

「おひさまのたまご」…何だか気になるタイトルにひかれて、この絵本を読みました。絵本の表紙にいるかわいらしい女の子は、ダンスが好きな森の妖精。そして隣の橙色をした丸い物は、森の中で妖精が見つけた「おひさまのたまご」です。でもこれって、よく見ると(よく見なくても?)果物のオレンジですよね。どうやら妖精はオレンジを初めて見たようです。そんな妖精から「おひさまのたまご」を見つけたというニュースを聞いた友達や森の生き物達も、オレンジを前に大騒ぎ。みんなオレンジを知らないみたい。するとそこへ物知りの渡り鳥がやって来て…妖精のかわいらしい勘違いから始まった、楽しくてちょっと不思議な物語です。

この絵本には魅力的なキャラクターがたくさん登場します。主人公の妖精を始め、松ぼっくりを頭にかぶったやんちゃな男の子「コッテ」。森を守る小人「ねっこじいちゃん」。笑い蛙に泣き虫蛙(子供達はこの笑い蛙の顔に大ウケでした)。世界を飛び回る渡り鳥などなど…。これを読んだ子供達は、きっとこの世界観に引き込まれることでしょう。

 

『ぎょうれつのできるすうぷやさん』

ふくざわゆみこ/さく

おいしそうなにおいに誘われて、森の動物達がやって来たのは一軒の家の前。中に入りたいけど、その家はいばらに囲まれ、おまけに門には「おそろしい魔女の家」と書かれた札がかかっています。これではみんな怖くて中へと入れません。ところが後からやって来たハリネズミくんだけは違いました。自分も針だらけだから、いばらのとげなんて怖くないし、おまけに字も読めないから札に何が書かれていようと関係無し。どんどん中に入っていきます。さて、そこでハリネズミくんが見たものとは…恐ろしい魔女?それとも?

巻末に「さわやかおまめのすうぷ」の作り方がのっています。料理好きな方はぜひ子供と一緒に作ってあげてください。グリーンピースと牛乳を使った栄養満点のスープです。

 

『もりにいちばができる』

五味太郎/作

1979年に刊行された『玉川こども・きょういく百科 おみせとおかね』の一部を単行本化した絵本。自分の欲しい物と相手の欲しい物を交換する「物々交換」を通して経済の基本を楽しく勉強することが出来ます。それは、きつねがたぬきにぶどうをあげたことから始まりました。次の日、たぬきがお礼にりんごを持ってきてくれたのです。きつねは他の動物達にもぶどうをあげ、その度にいろいろな物をもらいました。何かをあげて何かをもらう。これは素晴らしい。きつねは考え…やがて、きつねはぶどう屋になりました。そして、そんなきつねの姿を他の動物達も真似し始めたのです。さるはバナナ、くまは魚…こうして、森に市場が出来たのです。

子供にとって、物々交換はそう珍しいことでは無いように思います。シールやカード、お菓子など、友達や兄弟同士で交換している姿、よく見ますよね。この絵本では、そんな「物々交換」が市場へと発展していく姿が、とてもわかりやすく描かれていました。親子で商売、経済などの話をするきっかけになる絵本です。

 

『だまし絵サーカス』

ウォーレス・エドワーズ/作 神戸万知/訳

タイトル通り、この絵本は「だまし絵」の絵本です。ネズミの団長率いるサーカスの一団が22ものだまし絵で私達を楽しませてくれます。絵の中に何かが隠れていたり、逆さまにすると全然違う物に変わってしまったり、錯覚で絵が動いて見えたり…不思議で奇妙なだまし絵の数々は、驚きと発見の喜びがいっぱい。しかも、それぞれのページがクイズのようになっていて、ネズミの団長がいろいろな謎を問いかけてきます。さあ、世にも不思議なサーカスを楽しみながら、だまし絵に潜む秘密と謎を見つけ出してください。

意味がわからないだまし絵があっても大丈夫なように、最後のページにだまし絵の解説がついています。中には少し大きい子向けのだまし絵もありますが、小さい子供でも楽しめるだまし絵もたくさんあります。私の長男(4才)は、本を動かすとくるくる回って見える車輪の絵にとても驚いていました。

 

同じ名前見つけた
『飼育係長』

よしながこうたく/さく

今日は遠足。わんぱく小学校1年2組のみんなが動物園にやって来ました。そのふれあい広場では、いろいろな動物に直接エサをあげることが出来るのですが、みんな怖がってエサをあげれません。そんな中、1年2組の飼育係まさおだけは平気でした。さすが飼育係。みんなに一目置かれてすっかり得意気なまさお。…そしてその帰り道、事件は起きました。まさおのリュックがもそもそ動いて、何と中からイノシシの子「うりぼう」が!どうやらふれあい広場でまぎれ込んでしまったみたい。これは大変!それなのにすっかり調子に乗っていたまさおは、知りもしないのに、これは「シマ子ブタ」という珍しいブタで、エサをあげてれば心配ない。だから学校で飼おうと言い出したのです。…こうして学校の飼育小屋で「うりぼう育て」ならぬ「シマ子ブタ」育てが始まりました。そしてそれは、やがてとんでもないことになっていくのです。

わんぱく小学校シリーズの絵本。前作の『給食番長』でもそうでしたが、この絵本にはお楽しみがあります。巻頭巻末に「ごはんやけんかえってきんしゃい」ゲーム(どんなゲームかはお楽しみ)と「ふくわらい」がついています。さらに、本文とは別に博多弁で書かれた文章がページの下についています。楽しい絵本です。

 

同じ名前見つけた
『ゆうこのキャベツぼうし』

やまわきゆりこ/さく・え

畑のおばさんにもらった大きなキャベツ。一枚はがして頭にかぶると、素敵なキャベツ帽子の出来上がり。涼しくて、いい匂いがして、お洒落で、何よりおいしそう。ゆうこがかぶるキャベツ帽子にひかれて、動物達も集まってきました。そして、みんなお揃いの帽子をかぶって「おおかみおに」という遊びをしていると、なんとそこへ本当のオオカミがやって来て、みんな大慌て。でもこのオオカミ、どうやらみんなと一緒に遊びたかったみたい。仲良くキャベツ帽子をかぶって、「おおかみおに」に参加します。本当のオオカミが鬼になった鬼ごっこは、大迫力だったようですよ。

食べ物で遊ぶなんて…と思う方もいるかもしれませんが、最後にちゃんとおいしく頂きますので、安心して読んでください。でも…オオカミだけは別。キャベツ帽子を食べずに、大切に取っておきます。普段、みんなから怖がられているオオカミ。みんなと仲良く遊べて嬉しかったんでしょうね。オオカミの嬉しそうな顔が、心に残りました。

 

『ゆうびんやさんおねがいね』

サンドラ・ホーニング/文 バレリー・ゴルバチョフ/絵 なかがわちひろ/訳

おばあちゃんの誕生日をお祝いするために、コブタくんが考えた素敵なプレゼント。それは、おばあちゃんを「ぎゅっ」てしてあげることでした。でも、コブタくんのおばあちゃんはとても遠くに住んでいます。さあ、こんな時あなたならどうしますか?コブタくんが思いついたアイデアは…なんと、郵便屋さんを「ぎゅっ」として、その「ぎゅっ」を自分の代わりにおばあちゃんまで届けてもらうというものでした。なんというかわいらしい発想でしょう。コブタくんの「ぎゅっ」は、窓口のイヌさんから、仕分けのヤギさん、トラック運転手のウサギくん、ヤマアラシさんなどへとリレーされ…やがて、大好きなおばあちゃんへと届けられるのでした。

動物達がとてもかわいらしく描かれています。話もほのぼの。コブタくんの「気持ち」を届けるために続いていく「ぎゅっ」のリレーを見ていると、やさしい気持ちになれます。また話には直接関係ありませんが、子供達が気に入っていたのが見返しに描かれた動物達の切手の絵。郵便の話だけあって、いろいろな切手の絵が描かれています。あれが好き、これが好きと盛り上がっていました。

 

ひらがなの絵本
『ままです すきです すてきです』

谷川俊太郎/ぶん タイガー立石/え

この絵本はしりとりの絵本です。と言っても、ただのしりとりではありません。始まりこそ「たぬき、きつね…」と、よくあるしりとりが続くのですが、だんだんタイガー立石さんの描く個性的な絵にシンクロするかのように奇妙なしりとりへと変化していきます。「おにに、にあう、うさぎのえりまき…」。普通なら「これはいくらなんでも」と思ってしまうような言葉も、この絵本に描かれる世界の中では文句無く「あり」です。とにかく、不思議な雰囲気に包み込まれてしまうのです。そして、そんな中に突然出てくるのが、タイトルにもなっている「ままです、すきです、すてきです」というフレーズ。砂漠の中のオアシスのように心の中に染み込んでくるこの言葉。思いっきり心の中に残ります。すべてが計算されているのだとしたら、すごい絵本だと思いました。

タイガー立石さんは、画家であり絵本作家であり、また赤塚不二夫に影響されたギャグ漫画家でもあったようです。そのせいか、奇妙で面白く、つっこみどころ満載の絵でした。読めば読む程、いろいろな所に発見があるでしょう。また、言葉のリズムもよく、心に残る絵本です。しりとりのつながりの文字が色分けされているのも、わかりやすくて良かったです。絵本紹介topへ

 

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