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『すてきなあまやどり』

バレリー・ゴルバチョフ/作・絵 なかがわちひろ/訳

牧場で摘んだ花を片手に、ヤギくんのもとへやって来たブタくん。途中、雨に降られたようで、すっかりずぶぬれです。ブタくんが言うには、ちゃんと木の下で雨宿りしていたみたいなのですが、そこへネズミが一匹やって来て、次にハリネズミが二匹やって来て、さらにバッファローが三匹、ヒョウが四匹…と、次から次へ動物達が集まって来たというのです。さらにブタくんの話はふくらんで、最終的にはゾウさんが十匹。なるほど、これでは確かに木からはみ出してしまいそう…と思いきや、そうではありませんでした。みんなちゃんと雨宿り出来るくらい大きな木だったんです。それなら何故?…ブタくんが語るずぶぬれの真相。その意外な結末に、「そうきたかっ」と思わずにっこりしてしまいました。

しかけ絵本。途中観音開きに開くページがあります。左右あわせて4ページ分の大パノラマとなるしかけ。そこに描かれているのは、大〜〜〜きな木の下で雨宿りするた〜〜〜くさんの動物達。とても効果的で圧巻のしかけでした。動物達がとてもかわいらしく描かれているので、子供達の心をひきつける絵本だと思います。さらに、雨宿りする動物達の数が、一匹、二匹と順番に増えていくので、数の勉強にもなる絵本です。

 

『いないよいないよいませんよ』

ふくざわゆみこ/作・絵

虫達のかくれんぼ。野原、川原、森…いろいろな場所にたくさんの虫達が隠れています。「鬼」のコノハチョウさんと一緒に虫達を探しながら絵本を楽しみましょう。実際に見たことが無い虫や、名前すら聞いたことが無いような虫がたくさん隠れているので、いろいろな意味で発見の喜びがあります。そして、私が特に気に入ったのが最後の締めの言葉。「かくれんぼが大好きな虫達は、君の側にも隠れているよ」…この言葉のおかげで、子供達は実際に虫達を探しに行きたくなったようです。絵本の中のお話にとどまらず、現実の自然へと目を向けさせてくれる良い終わり方だと思いました。

繰り返しのある絵本。同じセリフが繰り返されるので子供をひきつけてくれました…というか、かくれんぼする虫達を探す内容ということもあってか、かなり食いつきが良かったです。楽しい絵本でした。最初から最後まで親子で「ワイワイガヤガヤ」楽しく読める絵本というのもいいもんです。

 

ひらがなの絵本あんなことこんなこと
『だるまちゃんとうさぎちゃん』

加古里子/さく・え

寒い冬の話です。だるまちゃんとだるまこちゃんが、うさぎちゃんとうさぎこちゃんと一緒に仲良く遊びます。どんな遊びをするかというと、いろいろなものでうさぎを作ります。うさぎの雪だるま、雪うさぎ、手袋を使ったうさぎの人形、そして家の中ではナプキンやりんごなんかもかわいいうさぎに変身しちゃいます。絵本の中に作り方が詳しく書かれているので、一緒に作って遊びましょう。フォーク、ナイフ、スプーン、ティーカップにお皿を合体させた大作だってありますよ。

福音館書店の人気シリーズ「だるまちゃん」の絵本。いろいろなうさぎの作り方が紹介されているので、きっと子供達は作りたくなると思います。私が住んでいる場所はほとんど雪が降りません。だから雪が積もっている場所まで行って、雪だるまや雪うさぎを作って遊びました。楽しい思い出がまた一つ増えました。

 

同じ名前見つけた
『こうえんで…4つのお話』

アンソニー・ブラウン/さく 久山太市/やく

ある日、公園で同じ時間を共有した2組の親子。傲慢な母親と寂し気な男の子、落ち込んだ父親と明るく元気な女の子。4人はそれぞれ、その日の出来事をどのように捉えていたのでしょうか?この絵本の中には、その日の出来事をそれぞれの視点で語った4人分のお話があります。見方が変われば感じ方も変わる。4つのお話は、みな同じ日に同じ出来事を体験しているとは思えないくらい印象が違います。そしてそんな4人の感じ方の違いは字体や絵の中にも表現されていて、寂し気な男の子のお話では細い文字が使われていたり、落ち込んだ父親のお話の背景は終始暗かったりします。さらに背景の中にいろいろな隠し絵があり、そんな隠し絵がさりげなく語り手の心象世界を表現していたりするんです。きっと何度も読み返したくなる絵本だと思います。

私の子供達は、不思議な絵に目がいっているようでした。この絵本を「理解」するためには、ある程度の知恵か時間が必要だと思います。絵の魅力にひきつけられ、何度もこの絵本を読むうちに、絵本の中にちりばめられたいろいろなピースを発見し、それらが頭の中でつながって、この絵本を「理解」する。明日か明後日か、それとも1ヶ月後か1年後か、この絵本を読むたびに自分の中に成長を感じることが出来る…そんな絵本だと思います。

 

♠ 『星をかった日』

井上直久/作

町の市場で山のドワーフ小人達が売っているもの、それは…星。おもちゃでも、ましてやどこかの星の権利なんていうものでもない、本当の星を売っています。絵本の表紙でドワーフ小人達が手に持っているのはまだまだ小さな星ですが、畑に浮かべて大事に育てると大きな星へと成長していきます。水もちゃんとあげてください。そのうち上に乗れるようになって、そこで作物を育てたり、家を建てたり出来るようになります。そしていつしか、宇宙に浮かぶ一つの大きな星へと成長するでしょう。…星を買って育てるという、とても不思議で幻想的な物語でした。

作者の井上直久さんは、独自の世界観でもある異郷「イバラード」を表現した数多くの作品で知られています。スタジオジブリの映画「耳をすませば」にもイバラードの世界が登場するので、ご存知の方もいるのではないでしょうか。この絵本『星をかった日』は、そんなイバラードの世界の不思議な物語の一つです。短編映画化され三鷹の森ジブリ美術館で上映されている日もあるようですよ。

 

『パノラマえほん でんしゃのたび』

間瀬なおかた/作・絵

「うみからやまへ」という副題が付いたこの絵本。海辺にある「みさきえき」を出発した電車が、山の中にある「またやまえき」目指して走ります。絵の中のトンネルがくり抜かれたしかけになっているので、ページをめくるたびにトンネルを抜けたような気分になります。海辺、町、谷川、湖、牧場…次から次へと移り変わってゆく景色を眺めながら、電車は終点「またやまえき」へと到着するのでした。…ところがこの絵本、これで終わりではありません。最後のページには「やまからうみへ」という副題が付けられています。間瀬さんの絵本が好きな方はピンと来ると思いますが、なんとこの絵本は、後ろからも読めるように構成されているのです。間瀬さんの絵本『でんしゃでいこうでんしゃでかえろう』と同じアイデアが使われています。さあ、今度は山から海へと続く電車の旅を楽しみましょう。

しかけ絵本。全ページが見開きになっています。つまり、すべてのページが左右会わせて4ページ分の大パノラマとなっているのです。滝があったり、遊園地があったり、合掌造りの家があったり…描き込まれた景色を見ていると、本当に電車に乗って景色を楽しんでいるかのような気分になれます。親子で会話がはずむ絵本です。

 

『ふたごのあかちゃんとにげたとら』

北川チハル/作 はたこうしろう/絵

双子の赤ちゃん「やっほー」と「うふふ」。「やっほー」は男の子。「うふふ」は女の子。この二人、ただの赤ちゃんではありません。赤ちゃんなのにしゃべります。歩きます。そして、おまけに力持ちです。ある日、動物園から「とら」が逃げ出したと聞いた二人。その頭の中には?マークが…「とら」って何?気になったらもう止まりません。さっそく二人で「とら」探しに出発するのでした。「やっほー」と「うふふ」のスーパー赤ちゃんぶりが楽しい絵本です。

「ふたごのあかちゃんシリーズ」の絵本。途中、見開きのしかけがあり、4ページ分のパノラマページとなります。それは、虎に乗った「やっほー」と「うふふ」が町へと入っていくシーンなのですが、しかけを開くとたくさんの人達、車、そして警察官が描かれています。とてもにぎやかですよ。子供達が楽しそうに見ていました。

 

『ひつじぱん』

あきやまただし/作・絵

かわいいひつじのパンやさんが、おいしそうなパンを作ります。ゾウさんが好きな、ふかふかふんわり大きなパン。ころころとかわいいまんまるパンは、小さいねずみさん達が買っていきました。それでは、とっても長〜いフランスパンは誰が買いにくるでしょうか?ちなみにこの絵本、特にクイズにはなっていません。ところが、読み聞かせの時、何故か子供達が「このパン〇〇が買いに来るんじゃない?」…と、当てっこになってしまいました。文章が簡潔で、しかもリズム感がとても良いのがそうさせるのか…親の想像以上に子供を絵本の中へ引き込んでくれたようです。

とにかく、言葉のリズム感がとても良い絵本です。調子に乗って読んでいるうちに、メロディーまで自然と付いてしまいそうなくらい言葉がスムーズに流れていきます。しかも、文章が短めなのであっという間に読み終えてしまいました。そのわりに、子供達の心をしっかりとらえたようで、この絵本をとても楽しんでいました。不思議な満足感が残る絵本でした。

 

『世界中のこどもたちが103』

平和を作ろう!絵本作家たちのアクション/著

「世界にひろがれ、平和の願い」…この絵本は、世界の平和を願う103人もの絵本作家の思いが集まって作られました。何か特別な物語があるわけではありません。あるのは「世界中のこどもたちが」という歌、そして103人の絵本作家の絵に込められた「平和」への思いです。

絵本は、まずこの歌の楽譜から始まります。「♪せかいじゅうのこどもたちが いちどにわらったら」…いろいろな所で歌われているこの歌。知っている方も多いのではないでしょうか。その後、この歌の歌詞に合わせて103人の絵本作家の絵が続きます。笑う子供、歌う子供、泣く子供、手をつないで踊る子供…。そこに描かれる絵は、103通りの個性的な絵。当然、画風も違います。一見バラバラに見えるそれらの絵が、楽譜から伸びた1本の線で結ばれ、あたかも「平和」への思いをつなぎあうリレーのような一体感を感じさせてくれるのです。強い思いで一つに結ばれる個性達。こんな風に世界中がつながれたなら…「平和」への思いが心に染み込んでいきました。

私の子供は、この絵本を見て、見たことがある作者の絵を見つけて喜んでいました。この歌も歌ってくれました。そんな子供の顔を見て、ごく身近にある「平和」を感じて…その笑顔をいつまでも見ていたいと素直に思いました。

私が初めてこの歌を聴いたのは、長女の幼稚園の発表会でした。いい歌だなと思い、撮影したビデオを編集しながら一緒に口ずさんでいたのを覚えています。今回、この絵本で偶然の再会をしたわけですが、あらためて「世界中のこどもたちが」という歌が好きになりました。

 

同じ名前見つけた
『うさぎのボロリンどーこだ』

ヘレン・クーパー/作 まえざわあきえ/訳

私の子供はピングーのぬいぐるみが大のお気に入り。遊ぶ時も寝る時も、おでかけだっていつも一緒。もしそのぬいぐるみが無くなってしまったら、きっと大泣きするでしょうし、親の私だって困ってしまうと思います。この絵本に出てくるモリーも大切なうさぎのぬいぐるみ「ボロリン」を無くしてしまいました。どうやら、バスに置き忘れたみたい。案の定、モリーは泣き出してしまい、お母さんも困り顔。さあ、その時、モリーのお父さんとお母さんは、モリーとどんな話をしてどのような行動をとるのでしょうか?この絵本には、どの家庭にも起こりうるこんなピンチを乗り越える一つのアイデアが示されていました。

ボロボロのぬいぐるみだから名前は「ボロリン」。そのボロボロの身体、そして「ボロリン」という名前は、ボロリンが一緒にたくさん遊んだ大切な友達だった証しでもあります。そんな大切なボロリンを無くしてしまったら…新しく同じぬいぐるみを買ったとしてもボロリンの代わりにはなれませんよね。この絵本の中で、モリーとお父さんお母さんはたくさん話をします。ボロリンは今どこで何をしているのか?やがてその話はボロリンの冒険物語へとふくらみ、その冒険の中で汚れもほつれも無い綺麗な身体へと戻っていくのです。綺麗になったボロリンがモリーを待っている…そうした話を経て訪れた新しいぬいぐるみとの出会い。それは、モリーにとって出会いではなく再会になったのでした。絵本紹介topへ

 

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