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♠ 『月と少年』

エリック・ピュイバレ/絵と文 中井珠子/訳

満月、三日月…暗い夜空で少しずつ姿を変えていく月の光。月の満ち欠けはどうして起こるのでしょうか?月は地球の周りを公転しており、太陽の光で照らされた部分が周期的に変化するため…というのは現実の話。この絵本の中では違います。月の満ち欠け屋さんという仕事があって、毎晩、月に大きな布をかぶせて光を隠しているんです。月の上には、時の流れに合わせて素敵な月の形を演出し続ける職人がいる。想像しただけでワクワクしてきませんか?

月の満ち欠け屋さんになるためのとても難しい試験に合格した男の子ティモレオン。300年以上、月の満ち欠け屋さんとして働き続け、すっかり疲れ果ててしまったザモレオンじいさんと交代するため、夜の野原へとかけ出しました。彼のポケットの中には、身体を空気のように軽くして月へと飛んでいくことが出来る魔法の薬が入っています。いざ、月へ向かって出発!…のはずが、ポケットが穴だらけで、どこにも薬が見当たりません。たった一つしか無い薬をどうやら無くしてしまったようです。これでは月にいけません。

月へ行くため、そして何よりこれからも素敵な月の姿をみんなが見られるように、町のみんなが協力して、月へ行くための知恵を出し合うのでした。

絵の美しさ、そして月の満ち欠け屋という幻想的な話…とても心に残る絵本でした。物語の後半に出てくるしかけも効果的に使われています。ちょうど長男が通う幼稚園で、毎日、月を観察するという課題が出ていたこともあって、月の満ち欠けは身近に感じられる内容でした。長女は月の上に影が見えたと言い出し、もしかすると本当に満ち欠け屋さんがいるのかも…なんて話をして盛り上がりました。今は絶版になっているようですが、見かけたらぜひ読んでみて下さい。

 

『ちゅーちゅー』

宮西達也/作・絵

あんまり大きな声で「ちゅーちゅー」と鳴いていたら猫がやって来て食べられてしまう…。ねずみの村長さんに猫の怖い話を聞いた3匹の子ねずみ達は、野原で遊ぶのをやめ、木の上で昼寝をすることにしました。それからしばらくして、子ねずみ達が目を覚ますと、なんと、目の前に大きな猫がいてビックリ。思わず大きな声で「ちゅーちゅー」と悲鳴を上げてしまいました。さあ、大変。絶体絶命の大ピンチ!…でも、この猫、ちょっと様子が変なんです。鳴き声を聞いて襲ってくるどころか、「お前達、誰だ?」なんて聞いて来たりして…。それもそのはず、実はこの猫、今までねずみというものを見たことが無かったのです。

さあ、ここからは種族を超えた友情や愛情を描く宮西達也の世界が全開。やっぱり、猫と子ねずみが仲良くなって、一緒にバナナ取りなんかして楽しそう。そんな中、バナナの木から1匹の子ねずみが落下して、それを助けようとした猫まで一緒に落下。子ねずみは身代わりとなった猫のお腹の上で守られましたが、猫はぴくりともしません。子ねずみ達は必死に猫を起こそうとしますが、小さなねずみの身体ではどうすることも出来ませんでした。

さあ、猫を助けるため、子ねずみ達はどのような行動をとったと思いますか?キーワードは、タイトルにもなっているこの言葉「ちゅーちゅー」。一つの言葉がいろいろな想いを乗せて、時に心をつなぎ、時に絆を深めていきます。感動的なラストが印象に残る、心あたたまる絵本でした。

人気絵本「にゃーご」の姉妹作です。あえて前作の「にゃーご」と比較するなら、物語の中でも実際に登場する表紙の絵の迫力、そして無邪気なねずみに対する猫の心理状態の変化を絶妙に描き出した前作「にゃーご」の方が、私は好きです。ただ今作の方が、物語の作り方がある意味ストレートなので、わかりやすい感動ストーリーだとは思います。さらに、子供が多分ウケるであろうセリフが途中に出て来て、案の定、私の子供達は大爆笑でした。よりわかりやすく子供達に受けいれられる絵本なのかなと思います。

 

『月夜のみみずく』

ジェイン=ヨーレン/詩 くどうなおこ/訳 ジョン=ショーエンヘール/絵

ある冬の夜更け。少女はその日が来るのを、長い間心待ちにしていました。それは、父親とミミズク探しをする日。みんなが寝静まった夜、少女は父親と一緒に暗い森の中へと入っていきます。ミミズク探しは静かにしなくてはいけない。寒さにも耐えなければいけない。暗闇を怖れない勇気も必要…。ミミズクにはなかなかあえないけれど、少女はその瞬間が来ることを信じ、父親の後を一生懸命着いていくのでした。

1988年コールデコット賞(アメリカで出版された絵本の絵に対して贈られる賞)を受賞した素晴らしい絵と、女の子の語り口調で綴られた詩的な文章が、まるでそこに居合わせているかのような臨場感を与えてくれます。はっきり言って…引き込まれますよ。そして、待ちに待ったその瞬間、絵本の外にいる私達は、絵本の中の少女と同じような緊張感、そして感動を受けると思います。子供達に何度も繰り返し読んであげたくなる…そんな絵本でした。

初めてこの絵本を読んだ時、夜更けという設定の割に空が明るい絵が続いて(文字と絵のレイアウト上のためか、それとも雪と月明かりの演出なのか…空の部分が白いんです)、若干の違和感を感じながら読んでいきました。ところが、読み進めるうちに、文章の素晴らしさと理屈ではない絵の説得力に魅せられ、いつしか完全に物語の中の世界へと心は引き込まれていったようです。物語の後半、少女の前にはっきりと姿を現したミミズクの絵を見た時、私は心を奪われ、しばらく見とれてしまいました。読み聞かせをした時も、子供達が絵本の中に引き込まれていくのが目に見えてわかり、ミミズクとの対面のシーンでは、一切身動きもせず、無言で、絵の中のミミズクの目をじーっと見つめていました。絵本の中の出来事ですが、その時子供達は、間違いなくミミズクと対面していたのだと思います。

 

『まくらのせんにん そこのあなたの巻』

かがくいひろし/著

まくらの仙人が、その弟子、掛け布団の「かけさん」と敷き布団の「しきさん」をお供に従えての珍道中ならぬ散歩中。その姿は、助さん格さんを従えた水戸黄門のようにも見えますが、違うのは、まくらの仙人が厳しい修行を積んだ仙人であるということ。そして、仙人であるというからには、やっぱりとんでもないことが出来たりするんです。

あらかじめ言っておきます。この絵本は読者参加型の絵本です。絵本の中の世界とこちらの世界がつながります。えっ、どういう事?…それは、読んでからのお楽しみ。仙人様は何でもお見通しです。自分が絵本の中の存在であるということも、絵本の外にはこの絵本を読んでいる存在がいるということも…。さあ、仙人様はどんな「力」を見せてくれるのでしょうか?驚きの展開に、子供達も大喜びの絵本でした。

前作「まくらのせんにん さんぽみちの巻」同様、仙人とは言いながらもちょっとおとぼけキャラ的なまくらの仙人ですが、今作ではもの凄いことをしてくれます。さすが仙人様。しっかり私と子供達を絵本の世界へ巻き込んでくれました。仙力全開!といった所でしょうか…。

 

『おーい みえるかい』

五味太郎/作

「おーい、みえるかい」…一見すると誰もいないように見える野原から声が聞こえてきます。目をこらしてよく見ると、草むらの前に何やら黒い生き物の姿が。そこにいたのは一匹のアリでした。ここで絵本は、アリの姿をズームアップ。すると大きく拡大されたアリが、再びしゃべりかけてきます。「すてきなぼくのぼうし、みえるかい」。よく見ると、アリは帽子をかぶっていて、その帽子にはぞうさんのワッペンが付いていたのです。ただでさえ小さいアリがかぶった帽子だというのに、その中にさらに小さいぞうさんのワッペンが付いているなんて…。さらに絵本は続きます。どんどんどんどんズームアップ!ワッペンの中のぞうさんの足(腕)に注目。何やら白いものが付いているのが見えてきましたよ。これは一体、何…?

ページをめくるたびに、小さい世界、より小さい世界へと視点は向けられ、いつしかそこはミクロの世界。想像力がふくらみ、ページをめくるのが楽しくなってくる、面白い発想の絵本でした。

この絵本は、1回目の読み聞かせより、2回目の読み聞かせの方が盛り上がりました。子供達は、小さい世界へと、どんどんズームアップされていくのがわかっているので、アリさんが「見えるかい?」とたずねるたびに、これが見える!あれが見えてきた!と得意気に答えていました。小さいアリの帽子の中の小さなワッペンにいるぞうさんの腕に付いた「アレ」に書かれた「アレ」の大きさって、現実として考えたとしたらどれくらいの大きさなんだろう…?計算してみたら面白いかも。とにかく、想像も出来ないくらい小さな世界の話ですね。

 

『はらぺこおおかみとぶたのまち』

宮西達也/作・絵

ここはぶたの町。普段はみんなが楽しく暮らす平和な町。でも、そんな町に、お腹を空かしたオオカミがやって来たとしたら…それは一大事ですよね。腹ぺこなオオカミにとっては願っても無いチャンス。はたして、ぶた達が無事でいられる可能性なんてあるのでしょうか?それが…あるんです。とっても素晴らしい方法が。

さて、お腹を空かしたオオカミがやって来ることを知ったぶたの町。オオカミに対抗するためにどんなことをしたと思いますか?ここで少しだけ紹介します。オオカミはぶたの町の本屋を見てビックリ。なんと、ショーウィンドウに「おおかみをおいしくたべるほうほう」だとか「おおかみをかんたんにつかまえるほん」なんてタイトルの本が並んでいたのです。ぶたがオオカミを食べる…!?他にもラーメン屋や電器屋など、オオカミが目にするものは、自分の身の危険を感じさせられるようなものばかりなのでした。やがて、慌てたオオカミの前にぶた達がたくさん現れ…

ごちそうは目の前のぶた達?それとも…自分?すっかり立場が逆転してしまったオオカミとぶたのやりとりが面白く描かれた絵本です。

ぶた達の巧妙な作戦で、オオカミが心理的に追い込まれていく様子が絶妙です。とても楽しめました。いつの間にか食べる側と食べられる側の立場が逆転してしまう面白さ。この微妙な駆け引きは、ある程度理解が進んだ大きい子の方が、より一層楽しめるのではないかと思います。私の家では、特に長女(8才)が、この発想の面白さを楽しんでいました。

 

『できるかな?ーあたまからつまさきまで』

エリック・カール/さく くどうなおこ/やく

ゴリラ、キリン、らくだ、バッファロー…動物園でもおなじみの動物達が、絵本の中に勢揃い。みんなそれぞれ得意な動きを披露して、こんなことやあんなことが出来るかな?と話しかけてきます。

おしりをくいくい揺するワニ、両手をついて両足をぽーんと蹴っ飛ばすロバ。おしりをくいくい揺すれるかな?両足をぽーんと蹴飛ばせるかな?絵本の副題に「あたまからつまさきまで」とありますが、まさにその言葉通り!頭の動きから始まって、首、肩、腕…と、全身のあらゆる場所を使った「動き」が、この絵本の中には待っています。

楽しみながら身体を動かせて、真剣にやれば汗だってかけちゃう、そんな絵本です。

「エリック・カール絵本うた」というCDに、この絵本の歌があります。私の子供が通う幼稚園では、年少さんがこの歌に合わせてリズム体操をしていました。覚えやすいメロディー、楽しそうな動き、それでいて意外とハードな体操でしたよ。

 

同じ名前見つけた
『ちことゆうのおだんごやさん』

まつしたさゆり/作・絵

砂や土を丸めて作るおだんご。公園や庭先で子供達が楽しそうに、時に真剣に作っている姿をよく見かけます。ちこちゃんとゆうちゃんも公園でおだんご作り。とても楽しそう。砂場の周りに砂のおだんごをずらっと並べたら…作りも作ったり、なんとその数、44個。さっそく二人は、おだんご屋さんを始めるのでした。

「いらっしゃいませ〜」。二人が声を張り上げるたびに、辺りの雰囲気は変わり、どんどんお客さんはやって来ます。おだんご屋さんは大盛況!そんなにぎやかな雰囲気に誘われてか、忍者や魔女まで集まってきました。よく見ると、タヌキ、ペンギン、玉乗りするピエロなんてのも…こんなおだんごやさん、行ってみたい!

もちろん実際の「ごっこ遊び」では、絵本の表紙にあるような素敵なお店を公園に作ったり、忍者や魔女がお客さんとしてやって来ることはありませんが、子供達の頭の中では、これくらいの想像がふくらんでいるのかもしれませんね。

ピンク色が印象的な、とても明るい雰囲気の絵本です。絵も細かく描き込まれていて、いろいろなキャラクターが登場するので、目を楽しませてくれます。また、本文とは関係ありませんが、読み聞かせの時に盛り上がったのが、「ピーコさがしてます」という木に貼られた貼り紙。絵からすると、ピーコはインコかな?実はこのピーコ、絵本の中のあちこちに…これ以上は秘密。たくさんの楽しさが詰まった絵本でした。

 

同じ名前見つけた
『ハロウィンドキドキおばけの日!』

ますだゆうこ/作 たちもとみちこ/絵

10月31日はハロウィン。みんなドキドキワクワク、おばけの日。でも、お化けや悪霊が大嫌いな怖がりの子供達にとっては憂鬱な日なのかもしれませんね。この絵本に登場するレイも、そんな怖がりな男の子の一人でした。でも、この絵本の中の出来事を通して、レイは怖がりを卒業。ハロウィンが待ち遠しくてたまらない男の子になっていたんです。一体、どんなことがあったのでしょうか?

ハロウィンが間近に迫ったある日、レイは優しい顔をした怖がりお化けのシェイクと出会いました。怖がり同士だからか、レイはシェイクと仲良くなり、彼から意地悪なちびドラキュラのブルードのことを聞きます。二人で力を合わせれば、いじめっ子だって怖くない!さっそく二人は、いじめっ子退治の準備を始めるのでした。ジャックオーランタンを作り、十字架を作り、にんにくも用意して…

そして迎えたハロウィンの日。みんなが寝静まった真夜中、一緒に作ったジャックオーランタンが見守る部屋の中へブルードは現れました。さあ、作戦の開始!ものすごく怖がりだったレイも、勇気いっぱい!大活躍しますよ。

絵本のあちこちに、お化けの仮装の仕方やジャックオーランタンの作り方、ハロウィンパーティーにおすすめの料理など、ハロウィンについての豆知識がふんだんに盛り込まれています。まさにハロウィンにぴったりの絵本です。

 

『むしたちのおまつり』

得田之久/文 久住卓也/絵

お祭りで楽しみなものと言えば、何と言っても屋台。金魚すくい、お面、綿菓子、りんご飴…いろいろ並んだお店を見ているだけで、何だかワクワクしてきますよね。さて、この絵本は虫達のお祭りを描いた絵本です。虫達のお祭りでも、楽しそうなお店がたくさん並んでいるようですよ。

ダンゴムシのボーリング店、テントウムシ達の模様合わせ…気になるお店はいろいろありましたが、私が一番面白いなと思ったのがクモのトランポリン。クモが作ったトランポリンなんて、ネバネバくっついてしまいそうですが…大丈夫。どうやらこのトランポリン、お祭りの日に合わせて、粘球が付いていない…つまりネバネバしない糸だけで作られているようです。心配そうなチョウにクモがお祭りだから平気だと説明していました。こんな細かい所まで描かれている所も好きです。普段は自分の命を奪いかねないクモの巣で楽しそうに遊ぶ虫達の姿。これも絵本ならではの面白さだと思いませんか。

読み聞かせをした子供達に人気だったのは、ケラが作ったトンネルの迷路、ミツバチのジュース屋、そしてクモのトランポリンでした。たくさんのお店が登場するので、子供達との会話もはずみました。もしも虫になったら行ってみたい…そんなお店が、きっと見つかりますよ。絵本紹介topへ

 

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