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『まほうの夏』

藤原一枝・はたこうしろう/作 はたこうしろう/絵

夏休み、決まりきった毎日の繰り返しにうんざりしていた兄弟…「ケイ」と「ユイ」に届けられた一通の手紙。それは、田舎へ遊びに来ないかというおじさんからの手紙。そして、二人にとって忘れられない素晴らしい夏休みの始まりを告げる手紙だったのです。

「さらば東京」と、大喜びで向かった田舎。そこで待っていたのは二人の日常とはあまりにもかけ離れた暮らしでした。木登り、川遊び、魚釣り、海水浴。仲良くなった田舎の子供達についていくのは大変だけれど、二人の心、そして身体は大きく成長していったのです。いつもでは考えられないくらいごはんを食べて、早寝早起きして、すいかの種も遠く飛ばせるようになって、電車でおつかいだって出来るようになって…そして何よりも、真っ白だった肌が田舎の子供のように真っ黒になって…まさにその夏は、二人を大きく成長させた「まほうの夏」になったのでした。

長い夏休み。子供達には、充実した時間を過ごして、大きく成長して欲しいものです。この絵本には、夏休みの「可能性」と「魅力」がたくさん詰まっています。きっと子供達にいろいろな興味を抱かせて、誘惑してくれることでしょう。ちなみに私の家の周りは、都会でもなく田舎でもなく…といったところでしょうか。それでも、土や草や木は身近にたくさんあるので、虫好きな長男、次男には、よい環境だと思います。いろいろな所で、いろいろな生き物に出会って、いろいろな経験をして…たくましく成長中です。

 

『ねこふんじゃった』

せなけいこ/絵 阪田寛夫/作詞

特にピアノを練習しているわけではないけれど、「ねこふんじゃった」なら弾けるという人は多いと思います。小さい頃から耳にする機会の多いメジャーなピアノ曲ですね。でも、その歌詞となるとどうでしょうか?「ねこふんじゃった、ねこふんじゃった、ねこふんづけちゃったら…」くらいであやふやになりませんか?私は「ふんづけちゃったら、ぺっちゃんこ」だと思っていましたが、どうやら違うようです。

作曲家不明のこの曲は、いろいろな国でいろいろなタイトル、歌詞がつけられています。日本と同じで猫がテーマになっている国もあれば、犬や蚤がテーマとなっている国もあるんですよ。日本語の歌詞としては阪田寛夫さんや丘灯至夫(おかとしお)さんの付けた歌詞が有名のようです。さて、この絵本では、その阪田寛夫さんが付けた歌詞にせなけいこさんが貼り絵を付けました。「ねこふんじゃった」って、こんな歌詞が付いていたんですね…へ〜〜。「ねこふんじゃった」の世界が広がる絵本です。

最近キーボードを覚え始めた長女。「ねこふんじゃった」も練習しています。この曲は黒い鍵盤がたくさん出てくるわりに簡単に弾けて、何だか上手になったような気分にさせてくれるんですよね。それでいて、楽しい曲調なので飽きない。だからいつのまにか本当に上手に弾けるようになっている。いい曲ですね。この絵本は、そんな名曲をさらに奥深く色付けしてくれる絵本だと思います。

 

『くまの楽器店』

安房直子/作 こみねゆら/絵

綺麗なメロディーを奏でる楽器、心地よいリズムを響かせる楽器。世の中には数えきれない程たくさんの楽器があります。この絵本に登場するくまの楽器店にもたくさんの楽器がありますが、そこで売られているのはどれも不思議な楽器ばかりのようです。何が不思議かと言うと、お客さんが素敵な気持ちになれる楽器なのです。と言っても、いい音が出て嬉しいとかいうだけではありません。演奏すると不思議なことが起こって、素敵な気持ちになれるのです。金色のトランペット、銀色のハーモニカ。見た目は普通の楽器とあまり変わらないように見えますが…

4作の短編…「不思議なトランペット」「月夜のハーモニカ」「野原のカスタネット」「さむがりうさぎのすてきなたいこ」が収められた絵本です。

「月夜のハーモニカ」の話がお気に入りです。ブドウが酸っぱくなってしまい困っているおじさんにくまが薦めたのが銀色のハーモニカ。酸っぱいブドウを甘くするには…薬ではなくて、素敵な音楽。以前、テレビで、静かなクラシックを聴かせたり話しかけたりしながら植物を育てると育ち方が違うという話を聞きました。とすれば、「月夜のハーモニカ」の話は、まんざら絵本の中だけの話というわけではないような気がします。音楽には魔法のような不思議な力がありますから…

 

『かかしのじいさん』

深山さくら/文 黒井健/絵

田んぼが荒らされないように見張り続けるかかしのじいさんと、田んぼの稲を食べにくるすずめ達との心の交流を描いた物語。田んぼを守るため、山から下りてくるすずめを追い払うことに専念するかかしのじいさん。時に厳しくすずめ達を叱りつけるのですが、すずめ達はすっかりかかしのじいさんに慣れてしまって、逆に親しみを持って話しかけて来たりするのでした。

もちろんじいさんは案山子(かかし)です。案山子であるからにはすずめ達から田んぼを守らなければなりません。でも、いろいろな話をすずめ達とするうちに、そしてその思い出が増えていくうちに、「じいさん、じいさん」となついてくるすずめ達にだんだん情が移ってしまうのでした。

そんなある日、すずめを一網打尽にするべく、田んぼに「かすみ網」がかけられることを聞いたかかしのじいさん。最初は、自分の言うことを聞かないすずめ達が悪いと強気に笑い飛ばしていましたが、心の奥が騒ぎだして…

そう言えば最近、案山子をあまり見ない気がします。子供達は、実際に見たことは無いけど知っていると言っていました。どうやら「ハウルの動く城」に出てくる案山子の「カブ」を覚えていたようです。

 

♠ 『みつばちみつひめーてんやわんやおてつだいの巻』

秋山あゆ子/作

はちのす城で何不自由の無い暮らしを送るみつばち姫のみつひめ様。食事に着替え、遊びの相手。城に仕えるたくさんの家臣達が、あらゆるものを用意してくれます。でも、あれもしたいこれもしたいと好奇心旺盛な年頃のみつひめ様にとって、こんな決まりきった退屈な生活は耐えられないようです。ある日とうとう、自分もみんなと一緒に働きたいと部屋を飛び出して…はちのす城だけではなく、周りの村まで巻き込んでの楽し〜い大騒動となるのでした。

私がこの絵本で気に入ったのは、はちのす城の中の様子。ミツバチだけあっていろいろなものが六角形なんです。部屋の造り、家具、おもちゃ、本…なんと畳だって六角形。お城のみんなが歌う「みつばちのうた(もちろん6番までありますよ)」だって、歌詞の最後は必ず六角形で締められています。もう、本当に徹底的に六角形!「くものすおやぶん」シリーズを読んで、すっかりお気に入りになった作者の絵本なのですが、さすが昆虫好きの作者、秋山あゆ子さんの絵本です。随所にこだわりが見られます。彼女の昆虫の世界が好きな方は、その期待を裏切らない絵本だと思いますよ。

「みつばちのうた」の歌詞の中に「ハニカム ハニカム ろっかっけい」という言葉が何度も出てきます。ここで言うハニカムとは「蜂の巣」という意味です。また、正六角形を隙間無く敷き詰めた蜂の巣のような構造をハニカム構造と言い、人間の世界でもいろいろな工業製品に使われ、軽量の割に高い強度と耐久性を持ちます。蜂の巣がどうして六角形なのかは諸説あるようですが、分度器や計測器など無しで見事なハニカム構造の巣を作り上げるミツバチ達の「職人技」には脱帽ですね。

 

『ハロウィンのランプ』

小林ゆき子/さく・え

ハロウィンのイメージと言って、真っ先に思いつくものって何ですか?仮装した子供達?それとも、カボチャのランプ…?ハロウィンには馴染みが薄い私ですが、一度だけカボチャのランプを作ったことがあります。と言っても、絵本の表紙にあるようなオレンジ色のカボチャ(いわゆるパンプキン)では無く、スーパーで買った緑色のカボチャです。ちょっとイメージ違うかなと思いましたが、作ってみると、やっぱりハロウィンって感じがしました。

ところで、どうしてハロウィンでカボチャのランプを作るのか知っていますか?私は知りませんでした。この絵本を見て初めて知りました。こんな理由があったんですね…。

さて、物語はハロウィンの日。本物のお化けのパーティーへと迷い込んでしまった女の子「ジーナ」は、怖くてただふるえるばかり。やがて、人間であることがお化け達にバレ…大ピンチ!そんなピンチを救ったもの、それは…

後書きに、「ハロウィンを楽しんじゃおう!」と題して、ハロウィンとはどういう祭りなのかが紹介されています。どちらかと言うと、日本人には馴染みが薄いこの祭り。でもこの絵本を読めば、その内容、そして楽しさをたくさん感じることが出来ると思います。

 

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『ロンパーちゃんとふうせん』

酒井駒子/さく・え

子供は風船が大好き。ロンパーちゃんも町で風船をもらってとても嬉しそう。でも、風船ってちょっと手を離すとすぐに手の届かない天井へと飛んでいってしまいますよね。私も、子供にとってくれとたのまれることが、よくあります。そんな時はどうしたら良いか?絵本では、ロンパーちゃんのお母さんが、風船にとても素敵な工夫をしてあげました。使うのは、スプーン。高く飛んでいってしまわないように、風船のひもにスプーンをくくりつけてあげたのです。浮いているのに飛んでいってしまわない風船に、ロンパーちゃんは大喜び。さっそく風船を庭へ連れて行くと、仲良く「ごっこ遊び」を始めるのでした。

このシーンを見て、私は小さい頃を思い出しました。浮いているけれど高く飛んでいかないし、地面にも落ちてこない…そんな状態の風船が、私もとても好きだったんです。だから、ロンパーちゃんの喜ぶ姿がとてもよく理解出来ました。ロンパーちゃんのお母さん…ナイス!これは、喜ぶ子供、多いと思いますよ。

さてその後、絵本では、風船がスプーンごと突風に飛ばされ木にひっかかってしまいます。風船と離ればなれになってしまったロンパーちゃん。一体何を感じ何を思ったのでしょうか?…風船と遊ぶ子供の純粋な喜びや悲しみ、そしてそんな子供をどんな時でも優しく見守る母親の姿が描かれた絵本。きっと共感出来る絵本だと思います。

ロンパーちゃんの風船は黄色です。このことが、この絵本のエンディングにとても重要な意味を持ってきます。風船が何色かは、子供達にとって意外に重要で、私の子供達も「赤い風船がいい」とか「青い風船がいい」とか、たまに取り合いになることがあります。でも…この絵本を読んだ後なら、間違いなく黄色い風船が欲しくなるんじゃないかなと思いました。黄色い風船にしか出来ない素敵な物語の締め方。思わず、うっとりするような素敵なエンディングでした。

 

『マグナス・マクシマス、なんでもはかります』

キャスリーン・T・ペリー/文 S.D.シンドラー/絵 福本友美子/訳

マグナス・マクシマスは、はかることが大好き。…いえ、大好きという言葉では物足りないかもしれません。朝目が覚めてから、夜、はかり疲れて眠りにつくまで、ず〜っとあらゆるものをはかり続けるんです。物差し、時計、天秤、温度計に湿度計…世の中のありとあらゆる「はかる」道具を持っているマグナス。だから、長さや重さといったありきたりの「はかる」だけではなく、クラゲがどのくらいプヨプヨしているかとか、蚊に刺された所がどの位かゆいかなんてのもはかっちゃうんです。とにかく興味があるのは何かをはかることだけ。それ以外のことには、一切関心がありません。

ところがある日、愛用のメガネが壊れてしまい、その修理が終わるまでの間、何もはかれなくなってしまいました。仕方なく海で打ち寄せる波でも数えようとしたマグナス。すると彼の前に小さな男の子が現れ…

「はかる」目的以外のことで人と関わるのはどれくらい以来だったのでしょうか?予期せぬ男の子との出会い。それは、マグナスにとって、大きな意味を持つ出会いとなったようです。

表紙を初めとして、この絵本の中には、いろいろな「はかる」ための道具が描かれています。よく目にするものもあれば、さすがにこれは現実には無いだろう…というものまで描かれています。どこまでが本当なのかな…?それでも、そんな疑問は関係無しの子供達にとっては、見たことも無い謎の道具ばかり描かれているわけで、どうやって使う道具なのかを真剣に聞いてきました。私も小さい頃、理科で使うフラスコなどの実験器具の写真を見てドキドキしていたのを覚えていますが、そんな気分だったのでしょう。子供達の好奇心をくすぐる絵本でした。

 



『ピヨピヨメリークリスマス』『ピヨピヨもりのゆうえんち』

工藤ノリコ/著

工藤ノリコさんの大人気「ピヨピヨ」シリーズの絵本。以前紹介した『ピヨピヨスーパーマーケット』の続編です。

第2弾『ピヨピヨメリークリスマス』…待ちに待ったクリスマス。ちゃんとサンタさんが来てくれるかな?空に向かってサンタさんにお祈りしながら「いいこ」をアピールするひよこ達。愛嬌あるその後ろ姿が、たまらなくいい味出してます。

第3弾『ピヨピヨもりのゆうえんち』。やって来ました、楽しさいっぱいの森の遊園地!元気にはしゃぎ回るひよこ達が、こんな所、あんな所でいろいろな姿を見せてくれます。「クルクルきのこ(コーヒーカップのような乗り物)」に乗ってあたふたするひよこ達の姿を見たら…ますます好きになっちゃいました。

このシリーズは、ひよこ達がとにかくかわいい!自分の子供と重ね合わせたりしてニヤニヤしています。読んでいて知らず知らず笑顔になってくるような絵本です。また、ピヨピヨ一家以外の動物の家族からも目が離せません。シリーズを通して登場する家族も多く、細かく描き込まれた絵の中で、読むたびにいろいろな発見があります。親子で会話がはずむこと間違い無しの絵本です。

私と長女(8才)は『ピヨピヨスーパーマーケット』が一番のお気に入りです。ひよこ達の行動、しぐさ、表情…すべてに愛嬌があるというか、とにかくかわいい所が好きです。長女も私と似たような場面が好きだと言っていました。長男(5才)は『ピヨピヨもりのゆうえんち』。楽しそうに遊ぶひよこ達の顔が好きだそうです。自分も一緒に遊んでいるかのように絵に見入っていました。次男(3才)は『ピヨピヨメリークリスマス』。クリスマスという設定がわかりやすかったのかな?プレゼントにオモチャをもらっているシーンが気に入っているように見えました。どうやらみんなそれぞれ、成長段階にあわせて好きな場面やお気に入りの「ツボ」が違う様子。話を聞いている子供の表情にもいろいろな違いが見られて、おもしろい読み聞かせになりました。絵本紹介topへ

 

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