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『にげだしたてじなのたね』

田中友佳子/作・絵

手品を見ていてよく聞く言葉「たねもしかけもありません」。そんなこと言われても、手品にはたねだってしかけだってちゃんとあることは、みなさんご存知の通り。でも、この絵本で紹介されている手品の「たね」は、ちょっと違いますよ。何が違うのかと言うと…

手品師が帽子から次々と白い鳥を出しています。もちろんこの不思議な手品にも、帽子の中にちゃんと「たね」があるんです…いえ、ちょっと違います。「たね」があるのではなく「たね」がいるんです。「たね」がいる…?そう、名前は「たねぼうず」。不思議な力を持った小さな男の子です。帽子の中に隠れています。そして、絵本の表紙にいるのがその「たねぼうず」というわけです。

さて、手品師とたねぼうずは、良い相棒として国中を回っていました。ところがある日、慢心した手品師の心ない一言に怒ってしまったたねぼうずは、帽子の中から逃げ出してしまいました。困ってしまったのが手品師。何故なら、今度、王様の前で手品を披露することになっていたのです。自分の力だけで手品をしなければいけない。毎日毎日、手品師は手品の練習をします。でも…

そして迎えた当日。はたして、手品師は王様が喜ぶような手品を無事に披露することが出来るのでしょうか?そして、その時たねぼうずは…?

この絵本には、物語に関係したもう一つのお楽しみがあります。それは、逃げ出した「たねぼうし」探し。絵本の中に隠れたたねぼうずを手品師と一緒に探してみましょう。小さな男の子ですからよく探して下さいね。と言っても、結構見つけやすいとは思いますが…。ちなみに、手品師が探していないページでも、たねぼうずが隅っこにいたりしますよ。

 

『おにころちゃんとりゅうのはな』

やぎたみこ/作、絵

雲から下を眺める鬼の子供のおにころちゃん。眼下に広がるのは、未だ訪れたことの無い人間の村。親には行ってはいけないと言われているけれど、やっぱり気になっちゃいます。それに、いけないと言われれば、余計に行ってみたくなるもんで…そこのところは、人間の子供も鬼の子供も同じなんですね〜。おにころちゃんは親に内緒で人間の村へと行ってみることにしたのでした。

その時、家からこっそり持ち出したものがあります。それが、家に代々伝わる「りゅうのはな(竜の鼻)」という道具。右の鼻の穴から、どんなものでもふくらませて軽くする鼻息が出ます。左の鼻の穴からは…それは、お楽しみにしておきましょう。

人間の村に下りたおにころちゃんは、まさにやりたい放題。楽しそうにいろいろなものをふくらませて遊んでいました。ところが、たき火に鼻息をかけてしまい…大ピンチ!その時、意外な人物が現れ、意外な方法で助けてくれたのでした。

子供が気になったのが、巨大化されたバッタの行方。すべてが丸くおさまった物語の後半、遠く夕焼け空の中に怪しい姿が…ちゃんと元に戻ったのでしょうか?私が気になったのは、おにころちゃんのお父さんとおじいちゃんがしていた詰め将棋。人間界のものとは盤も駒も違います。鬼らしくて笑えました。

 

『みつばちみつひめーどどんとなつまつりの巻』

秋山あゆ子/作

『みつばちみつひめーてんやわんやおてつだいの巻』の続編。みつばち姫のみつひめ様は、はちのす城で何不自由の無い暮らしを送っていました。でも、お城の中の暮らしはとっても退屈なんです。そこで…前作を読んだ方ならもう想像出来ると思いますが、みつひめ様はとっとと城を抜け出しちゃいました。向かったのは、何やら怪し気なお城の地下室。そこに住んでいたのは…

さてここで、今作、みつひめ様をエスコートする「おっちゃんばち」達の登場です。このおっちゃんばち達、部屋は散らかしたい放題、おまけに酒やバクチも大好きな様子。けれど、どこか人情味あふれていて、まさに「おっちゃん」という呼び方がぴったりなんです。みつひめ様も彼らのことがお気に入り。

そんなおっちゃんばち達は、今日、夏祭りに出かけるそうです。それを聞いたみつひめ様、頭の中には?マークが。夏祭り…?どうやらみつひめ様、夏祭りを知らないみたい。飲んで、食べて、花火があがって…うーん、聞けば聞く程楽しそう。みつひめ様はじっとしていられません。もちろん、一緒についていきます。

さてその後、楽しい楽しい夏祭りの会場である問題が起こるのですが、何が起こるかは見てのお楽しみ。みつひめ様、あっぱれの大活躍ぶりが見られますよ。

この絵本には、特別付録として「さがしてみよう!」というお楽しみが付いてきます。本編に登場する面白いキャラクターやアイテムを絵本の中から探しましょう。答えは、ちゃんと特別付録に載っています。ただ、特別付録の最後のページにある問題だけは、ブロンズ新社スタッフのブログにしか回答が掲載されていません。アドレスが載っているので、そこで答え合わせをすることになります。

 

『あのね、サンタの国ではね…』

黒井健/絵 嘉納純子/文

世界中の子供達にプレゼントを配るサンタさん。12月はきっと大忙しだと思います。それでは、クリスマスも終わり新年を迎える1月や、夏がやって来る8月などは、一体何をしているのでしょうか?この絵本には、そんな疑問に答えるべく、サンタさん達の1年の暮らしが紹介されています。ページをめくるごとに、1月、2月…と、それぞれの月にサンタさん達が何をしているのかが描かれているのです。

おもちゃの実がなる畑でプレゼントを育てるサンタさん。新入生のトナカイ達が練習を始めるトナカイ学校の入学式。12月のイメージしか無いサンタさんですが、意外にも、サンタの国では1年を通していろいろな出来事があるようです。その中でも、私がなるほどと思ったのが5月の出来事。世界中を飛び回るサンタさん達が、その丈夫な身体を維持するために毎年行っていること…何だかわかりますか?答えは、絵本を読んでのお楽しみです。

2月の中で、子供達から届いたたくさんのお礼の手紙を読んでいる場面があります。サンタさん、とっても嬉しそう。私の家では、クリスマスパーティーの後、変装サンタが直接渡すので、子供達からあらためてお礼の手紙をもらったことがありません。欲しいプレゼントをサンタさんにお願いするかわいらしい手紙は毎年もらうんですけどね…。この絵本を読んで、「ちゃんとお礼の手紙を書く」というのも、子供達にとってよい習慣になるのかなと思いました。

 

『こぞうさんとりゅうのたま』

はせがわかこ/ぶん・え

それは、泣き虫小僧さんが村に使いに行った帰り道のこと。岩の隙間に落ちたぼうやを助けたことから、小僧さんは不思議な体験をすることになるのでした。

どうやらぼうやは、お母さんとはぐれてしまったみたい。和尚様ならぼうやのお母さんがわかるかも…。足に怪我をしたぼうやを背負い小僧さんは走ります。突然降り出した雨の中、雷は鳴り止まず、流れる川は荒れ狂う海のよう。そして、背中に背負ったぼうやはなぜか冷たく、ずんずん重たくなっていくのでした。こんな状況じゃ、泣き虫じゃなくても泣きたくなりそう。それでも、和尚様と泣かない約束をした小僧さんは、泣きたい気持ちをぐっと我慢して走りました。ところが、激しい水のかたまりに突き飛ばされ川へと落ちてしまったから大変。万事休す…

さあ、二人の運命は?そして、意外なぼうやの正体とは?…物語の最後、ずっと我慢していた涙を流す小僧さんの姿に心うたれました。

お寺で修行する小僧さんは、普段お母さんに会うことが出来ない。そんな背景を理解していると、この絵本をより深く理解することが出来ると思います。読み聞かせの時、その辺りは少し説明が必要でした。私は、この絵本を読んだ後、一休さんの終わりの歌が頭に流れてきました。

 

『王さまライオンのケーキ はんぶんのはんぶん ばいのばいのおはなし』

マシュー・マケリゴット/作・絵 野口絵美/訳

一つのケーキを半分にして、その半分、そのまた半分とどんどん半分にしていったらどんな大きさになっていくのでしょうか?それでは、ケーキの数を倍、倍、そのまた倍と増やしていったら、いったいどのように数が増えていくのでしょうか?

この絵本の舞台は王様ライオンの食事会。食事に招かれた9匹の生き物が、デザートに出された一つのケーキを切り分けました。自分の分をとっては、その残りを次の生き物へとまわしていったのです。みんな欲張りなのか、それとも何も考えてないのか…目の前にまわってきたケーキを誰もが半分に切り分けてとっていったもんだから、ケーキはみるみるうちに小さくなっていきます。最後のアリの所へまわって来た時には、もう、ものすごい小ささに。9匹の生き物がそれぞれ半分、そのまた半分と切り分けていったら、最後にはどれくらい小さくなってしまうのか…想像できますか?

この絵本には副題として「はんぶんの はんぶん ばいの ばいの おはなし」とあります。その通り、この絵本は半分の半分、倍の倍をお話に取り入れることによって、算数を楽しくしてしまおうというわけなんです。絵本ならではの視覚に訴える算数のお話でした。

この絵本の魅力…それは、算数の要素がわかりやすく取り入れられているという点だけではありません。登場する生き物たちの表情、しぐさが、ものすごい個性的なんです。とても行儀がいいアリに対して、他の8匹の生き物たちのマナーは最低。そのわがまま、傲慢ぶりが絵や言葉からにじみ出してくるくらいはっきりと描かれています。嫌な奴らだな〜と普通に思ってしまいました。一方、王様ライオンは気品にあふれ、威厳すら感じますよ。物語の中へ自然と吸い込まれていく…そんな絵本でした。

 

『くすのきだんちはゆきのなか』

武鹿悦子/作 末崎茂樹/絵

野原に高くそびえ立つ大きなくすの木。その中は10階建ての家になっており、その名も「くすのきだんち」と言います。そこでは管理人のもぐらのもぐさんを始め、音楽家のきつねさんやうさぎの看護士さんなど、たくさんの住人が暮らしていました。みんな気の良い住人ばかりで、住み心地は抜群ですよ。

…それは、雪がこんこんと降り積もるある日のこと。管理人のもぐは、くすのきだんちに届いたたくさんの手紙を持って、みんなの部屋を訪ねました。仕事をするもの、誰かのために何かを一生懸命作っているもの、みんなに振る舞うスープを内緒で作っているもの、冬眠するもの…みんなそれぞれのスタイルで冬を過ごしているようです。みんな個性は違いますが、お互いを思いやる優しさは同じ。寒い冬に、心が暖かくなる絵本です。

「くすのきだんち」シリーズの3作目。前作の2冊同様、今作でも優しさ、温かさをたくさん感じさせてくれました。根底となるテーマがはっきりしているので、このシリーズは読んでいて安心感があると思います。

 

同じ名前見つけた
♠ 「クリスマス・イブのおはなし 3冊セット」

長尾 玲子

福音館書店「クリスマス・イブのおはなしセット」…『あっちゃんとゆびにんぎょう』『100こめのクリスマス・ケーキ』『サンタさんのいちにち』の3冊セットです。クリスマス・イブの日に起きた出来事が、女の子、ケーキ屋さん、サンタさんという3人の視点から描かれています。それぞれの物語がお互いにつながり合っているので、3冊一緒に読むと、より深く物語を楽しめるのではないでしょうか。もちろん、1冊ずつでも十分楽しめるような仕上がりになってはいますが…おすすめは絶対3冊一緒です!

ところでこの絵本、画面ではわかりにくいと思いますが、刺繍で絵が描かれているんですよ。印象は…「かわいい!」の一言。しかも13X14cmの手のひらサイズの小さな絵本ということもあって、さらにかわいさ倍増。いつまでも手元に置いておきたくなるようなおすすめの絵本です。

 

『あっちゃんとゆびにんぎょう』

クリスマスイブ、お母さんにたのまれ、ケーキ屋さんへケーキを買いに来たあっちゃん。ところが、あまりにもお客さんが多すぎて、ケーキ屋さんは小さなあっちゃんに気付いてくれません。そして…とうとう最後の1個が売れてしまうのでした。

泣いて悲しむあっちゃん。そんなあっちゃんのためにケーキ屋さんが用意してくれた特別なケーキ。それは、いちごがたくさんのった、今まで見たことも無いような大きな大きな特製ケーキでした。ケーキ屋さんからの思わぬプレゼントに、あっちゃんは大喜びです。

その帰り道、あっちゃんは考えました。私もケーキ屋さんに何かプレゼントしたい…。そして、とってもかわいらしいプレゼントを思いついたのです。

 

『100こめのクリスマス・ケーキ』

クリスマスイブ、ケーキ屋さんは大忙し。朝早く起きて100個もケーキを作ります。そして開店時間になれば、店は大にぎわい。店先に用意した99個のケーキは一つ残らず全部売れてしまいました。

さあ、ここで疑問を感じる方もいるかもしれません。あれ?確かケーキは100個作ったはず…。実はこの100個目のケーキ、毎年ケーキ屋さんが自分と猫のクロのために作るとびっきり大きなケーキなんです。閉店後のお楽しみ。大切にとってあります。

さて、すべてのケーキが売れてしまった後、店の中には小さな女の子が一人残っていました。どうやらケーキを買えなかったみたい。悲しくて泣き出す女の子。そこで、ケーキ屋さんは決心します。店の奥へと走っていき…

 

『サンタさんのいちにち』

クリスマスイブ、一年ぶりに目を覚ましたサンタさんとトナカイの、忙しいようなのんびりしたような一日を描いた絵本です。プレゼントの用意や、みんなの欲しい物の確認、道路の確認など、しなければいけないことはたくさん。それでも、のんびりした印象を受けるのは、刺繍で描かれた絵のおかげか、それともそこに描かれたサンタさんの性格からなのか…?

実は、このサンタさん、少しおっちょこちょい。しっかりもののトナカイにフォローしてもらいながらプレゼントを配ります。そんなサンタさんの姿は、何だかゆるーい感じというか…とてもほのぼのしているんです。この二人、かなりの名コンビですよ。

3人の視点から見たクリスマス・イブの出来事は、お互いの話がつながり合って物語に深みを与えていきます。といっても、決して難しい話ではありません。とてもわかりやすく、さりげなく、さらっとつながって…読み終わった後は、いい絵本を読んだという満足感が残りました。かわいらしい絵本ということもあって、子供たちの反応もよく、クリスマスを前に素敵な読み聞かせが出来たと思います。絵本紹介topへ

 

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