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『ゆでたまごひめ』

苅田澄子/さく 山村浩二/え

絵本の表紙にいる食べ物達の表情を見て「これは…」と思ったら、やっぱり『くだものだもの』の山村浩二さんの絵でした。相変わらずの愛嬌ある表情に私もにんまり。好奇心旺盛、かわいいけれど、ちょっとおてんばなゆでたまごひめ。白いおひげのソーセーじい。女中のプチトマトに門番のブロッコリー。お城で一番の力持ちおにぎりたろうとその子分うめぼしまる達。彼らは「お弁当箱のお城」の住人です。

お城での遊びにすっかり飽きてしまったゆでたまごひめ。みんなが止めるのも聞かず、城の外へと遊びにいってしまいました。となればやっぱり…お決まりのように悪人達が登場するわけです。姫を狙う怪しげな三角頭が二つ。彼らはサンドイッチのお城の城主ハムサンド王子に仕えるサンドイッチ兄弟、チーズサンドにツナサンド。ゆでたまごひめを抱え上げ城へと連れ去っていきました。どうやら姫を玉子サンドにして一緒に暮らそうとしているようです。マヨネーズを持ち、ゆでたまごひめの殻を剥こうと近寄るサンドイッチ兄弟。危うし、ゆでたまごひめ。

こっちがおにぎり、これはソーセージ、ブロッコリー、プチトマト…それぞれのキャラクターを指差しながら、次男(4才)がニコニコしていました。その横では長男(7才)が、ソーセージの爺さんだから「ソーセーじい」ということにウケていました。

 

『へちまのへーたろー』

二宮由紀子/作 スドウピウ/絵

最後にヘチマを見たのはいつのことだったか…確か小学生の頃にヘチマでたわしを作った記憶があるので、きっとそれが最後に見たヘチマだと思います。沖縄の人にとってヘチマは立派な食用の野菜らしいのですが、それ以外の地域ではあまり食べることもない植物なので、ほとんど見かけることがありませんね。

ヘチマは漢字で書くと「糸瓜」 その名の通りウリ科の植物です。同じウリ科の植物で、よく見かけるおなじみのものといえば「胡瓜」…そう、キュウリ。このヘチマとキュウリ、同じウリ科の植物の中でも姿形が似ている方で、品種や個体差、さらに成長段階によって見た目がそっくりだったりもします。おかげで、ヘチマをよく知らない人ばかりか知っている人ですら、ヘチマを見てキュウリだと勘違いしてしまうこともあるようで…

そんなわけでこの絵本は、ある親子にキュウリと勘違いされたヘチマのヘータローが、キュウリと間違われないよう、ヘチマらしいヘチマになろうとがんばる物語です。

読み聞かせの前に、子供達と一緒にいろいろなヘチマの写真を見ました。その中には、これ何だ?と聞くと、子供達が口を揃えてキュウリだと言うくらいキュウリにとてもよく似たヘチマの写真もあり、なかなか面白い発見でした。

 

同じ名前見つけた
『かめだらけおうこく』

やぎたみこ/作・絵

いじめられているカメを助けたら一体どうなるでしょうか?浦島太郎が助けたカメに竜宮城へと連れて行ってもらったのは昔の話。これが現代の話になると、ちょっと事情が違ってくるようです。

絵本の表紙にいる男の子。名前を「きいちゃん」といいます。ある日、大きな猫に捕まっているカメを助けてあげると、そのカメが突然しゃべり出し…なんと「かめだらけおうこく」という所へ連れて行ってくれることになったのです。「かめだらけおうこく」…この言葉に興味を持った方、そして何かこうビビッときた方。この絵本は、そんな方達の期待を裏切りません。絵本の表紙だけ見るとただのカメの行列に見えますが、裏表紙はとんでもないことになっています。お見せ出来ないのが残念。とにかくインパクト大。何から何までカメだらけ。まさに見渡す限りカメだらけの王国なんです。

どれくらいカメだらけかというと、この王国にはカブトムシなんていません。いるのは「かぶとがめ」です。「はちのすがめ」のまわりを「みつばちがめ」が飛び、空には「そらとびがめ」が飛んでいます。「やまがめ」「もりがめ」「はなさきがめ」…太陽も月も何から何までカメ、カメ、カメ。なんとも楽しい絵本でした。

子供達がとても楽しそうに読み聞かせを聞いていました。やぎたみこさんの絵本では、主人公とその家族が一緒に不思議な体験をすることが多いです。そして大人も子供も家族みんながその状況を楽しんでいます。ゆとりある家族というか…そのあたたかい雰囲気がとても好きです。

 

♠ 『ポレポレやまのぼり』

たしろちさと/ぶん・え

仲良しのやぎくんとはりねずみくんとぞうくんが、国で一番高い山「たかいたかいやま」へとやって来ました。今日は、頂上でキャンプをする予定です。お調子者のはりねずみくんは楽しくて楽しくて仕方がないみたい。まだ登り始めたばかりで先は長いというのに、もう駆け出そうとしています。するとその時、隣を歩いていた猿おじさんが話しかけてきました。先は長いぜ、ポレポレ山登りだぜ…

この「ポレポレ」という言葉、絵本のタイトルにもなっていますが、一体どういう意味なのでしょうか?実はポレポレというのは「ゆっくり」という意味の言葉で、後で調べてみてわかったのですが、スワヒリ語のちゃんとした言葉だそうです。店の名前なんかに使われていたりもするようなのですが、私は初めて聞きました。

さて山登りでは、あまりに険しい道のりにくじけそうになったりもしますが、みんなで力を合わせて「ポレポレ」山登り。いざ、頂上へ。その夜のキャンプは、喜び、楽しさ、そして感動あふれる素晴らしいキャンプになりました。

子供達が大好きな絵本。何度も読み聞かせをしました。初めてこの絵本を読んだ時、読み終わると同時に長男が一言「うちにはテントあるの?」…どうやらキャンプをしたくてしょうがなくなったみたい。それくらい印象的なキャンプシーンでした。ちなみに、私の家でも、時々山登りに行きます。まだ小さな山しか登っていませんが、それでも頂上に着いた時は嬉しいもんですね。今度山を登る時は、「ポレポレ」を合い言葉にしながら登りたいなと思います。

 



『たこやきようちえん たのしいえんそく』『たこやきようちえん こうさくだいすき!』

さいとうしのぶ/作

たこやきようちえんに通うたこ焼き達を描いた「たこやきようちえん」シリーズの絵本。やさしくて頼りになる「たこやきよこ」先生に見守られながら、ソース組のみんなは楽しい幼稚園生活を送っているようです。

まずは2作目『たのしいえんそく』…ソース組のたこ焼き達にとって初めての遠足の日。やって来たのは動物園。みんなとても楽しそう。ころちゃんなんて大好きなゾウにすっかり夢中です。途中、そんなころちゃんが行方不明になるハプニングがあったりもしますが、いろいろな動物を見て、おいしいお弁当も食べて…みんな大満足の一日でした。

次に3作目『こうさくだいすき』…ソース組のたこ焼き達は最近工作に夢中。空き箱やペットボトルのキャップなどを使ってチョキチョキペッタン。ころちゃんが作ったのは、やっぱり大好きなゾウさんでした。そしてなんといっても今回の目玉は、じゅうくんが作った超大作。みんながびっくりするくらい多くの材料を使って出来上がったのは…それはお楽しみ。

このシリーズでは、お話の中にたくさん歌が登場します。それぞれの歌、言葉は違いますが大体文字数は一緒。そして1作目同様、どのような音程で歌ったらいいのか巻末に楽譜が載っています。その通り歌っても良し、自分で歌いまわしを考えても良し。きっと楽しい読み聞かせになるでしょう。

 

『おつきさまとあそんだよる』

神山ますみ/作

日が暮れた公園からの帰り道。クマの子はお月様と遊びながら家へと向かいました。クマの子が前に進めばお月様も前に、後ろに進めばお月様も後ろに…二人は家へ着くまでずっと一緒。

遠くにある太陽や月が自分と同じように動いているように感じる。大人にとって、それは当たり前のこと。でも小さな子供にとっては不思議なことであり、とても楽しい体験なのです。あっ、お月様が一緒についてくる…お月様とだって簡単に友達になることが出来る、それも子供の特権と言えるかもしれませんね。

長女がまだ小さい頃、車の外を眺めながら、太陽が車に着いてくるのを不思議がっていたのを覚えています。確か長男も、高速道路を走っているとき、車の方が速いとか、太陽も速いなとか言いながら、私が運転する隣で太陽と競争していました。理由を知らなければ、不思議なことですよね。

 

♠ 『じっちょりんのあるくみち』

かとうあじゅ/作

みんなが暮らす町の中、あちらこちらを渡り歩く不思議な生き物じっちょりん。彼らはとても小さくて、隠れることが得意。だから、じっちょりんの家族を見つけることは難しいかもしれません。でも、彼らが歩いた道には、とても素敵な「足あと」を見つけることが出来るでしょう。それは…町のいたる所にかわいらしく、時に力強く咲くたくさんの草花です。

じっちょりんは花びらや葉っぱを食べます。でも種だけは食べずに、どんぐりのぼうしで作った「種かばん」の中にためていきます。そして、かばんが種でいっぱいになると、町のいたる所に種を植えてまわるのです。種をすべて植え終われば、次はその場所に住み、また種を集め続けます。

公園の隅、アスファルトの隙間…なんでこんな所に?というような場所に花が咲いているのも、実はじっちょりんのおかげなのかもしれません。

いろいろな草花が丁寧に描かれていました。その名前まで書かれているのが嬉しいですね。ちょっとした植物図鑑を見ているような気分が味わえました。最後にはじっちょりんが歩いた町の全体図が描かれています。どこをどう歩いたのか…読み聞かせをした後、話が盛り上がると思います。また、どのページにも、ものすごく小さなハートが一つ描かれており、それを探すというおまけのお楽しみもついています。

 

同じ名前見つけた
『まいごのきたかぜ』

ちばみなこ/〔作〕

自分しか知らない自分だけの秘密の友達。小さい頃、そんなものに憧れを抱いたのか…近所にある土管の側で自分一人でトカゲを飼っていたことがあります。

この絵本の中で、ハナは、迷子になった北風の子「ヒュルルン」と出会いました。迷子の時はじっとしていた方がいい…そこで、次の冬がやって来るまでハナの家で待つことにしました。どうやらその姿は大人には見えないようです。ハナにとってヒュルルンは、まさに秘密の友達と言えるかもしれません。その日から二人は、一緒に生活する中で、笑って泣いて…たくさんの思い出を積み重ねていくのでした。春、夏、秋と季節は巡り…

そして次の冬。とうとう別れの日がやってきました。涙を乗り越え、高い空へと戻って行くヒュルルンをやさしく見送るハナ。その姿が心に残りました。

物語の最後、ハナが描いた一枚の絵を、ヒュルルンが大事そうに首にかけて空へと戻って行きます。長女(10才)はそのシーンが気に入ったようでした。

 

『よろしくともだち』

内田麟太郎/作 降矢なな/絵

コダヌキは丘の上から広場を見下ろしていました。広場ではキツネやオオカミ達が楽しそうに野球をしています。仲間に入れて欲しい…でも……

実は、コダヌキには気がかりなことがありました。それは、そこにオオカミがいること。コダヌキは、オオカミが怖くて怖くて仕方がなかったのです。今日こそは仲間に入れてもらいたい…

ところが、そんなコダヌキの気持ちに気付かないオオカミは、おそるおそる近付こうとするコダヌキに向かって大声を張り上げるもんだから、コダヌキは逃げ出してしまいました。もちろん、オオカミに悪気はないんです。ずっと気になっていた「友達」が、やっと丘の上からおりてきたので嬉しくて叫んでしまっただけなんです。だから、どうしてコダヌキが走り去ってしまったのか?オオカミには何が何だか訳が分かりません。でもキツネは気付いていました。オオカミのことを怖がっていると。

さあ、そのことをキツネから聞かされたオオカミ、笑顔の練習をしたりいろいろ努力をしますが…

キツネとオオカミのおれたちともだちシリーズの絵本。気がやさしく、見た目以上に傷つきやすいオオカミさん。心身ともにズタボロになりながら涙ぐましいほど必死に努力をする姿が微笑ましいです。…というか、ちょっと笑えてしまうくらいがんばっちゃいます。やっぱり、このオオカミ、好きです。絵本紹介topへ

 

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