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『あめふりのおおさわぎ』

デイビッド・シャノン/さく 小川仁央/やく

始まりは、突然降り出した雨に驚いたにわとり達のコッココッコという鳴き声でした。うるさく鳴くにわとり達を猫が威嚇し、その猫を犬が吠えたて、その犬を父さんが叱り、その声に赤ん坊が目を覚まし、静かにしてと母さんが叫び、騒ぎを聞きつけたおまわりさんがやって来て…雨が降り出した街に連鎖していくドタバタ劇。騒ぎが騒ぎを呼び、街は大変なことになっていきます。でもひとたび雨がやめば、すっかり街はもとの平和な街へと戻っていくのでした。

「風が吹けば桶屋が儲かる」という諺を思い出しました。風が吹くと土ぼこりが立ち、それが目に入って盲人が増え、増えた盲人が三味線を買い、三味線に使う猫皮が足りなくなり、猫が殺され、ネズミが増え、増えたネズミが桶をかじる…この絵本でも、雨が降ったことで、いろいろな連鎖が起こります。楽しいです。『だめよ、デイビッド!』シリーズの作者であり、カルデコット・オナー賞受賞作家でもあるデイビッド・シャノンの躍動感あふれる絵も素晴らしいと思います。

 

『歯がぬけた』

中川ひろたか/作 大島妙子/絵

赤ちゃんの歯がぬけて大人の歯に変わる。乳歯から永久歯へ。この絵本には歯が抜ける時のことがいろいろ描かれています。昔から、下の歯が抜けた時は屋根の上に、上の歯が抜けた時は縁の下に投げると言いますが、外国では枕元に置いて寝ると、次の朝、コインに変わっているらしいです。さて、この絵本の中の男の子は抜けた歯をどうするのでしょうか?とんでもないアイデアを思いついたようです。

私にとって乳歯が抜けた時の思い出は、糸を巻かれて引っこ抜かれたことや、その時血だらけになったことなど、あまり良い記憶はありません。とても痛かったような気もします。でもこの絵本では、別に痛くないと書かれていました。人それぞれなのでしょう。とにかく、この絵本では歯が抜けるということを、とても楽しく描いているのです。歯がぐらぐらしていて、もうじき抜けそうな子供に読んであげると不安が和らぐかもしれません。

 

『タビのゆうびんやさん』

寺田順三/さく・え

かわいらしいねずみの郵便屋さん。名前は「タビ」。みんなにお手紙を届けてくれます。この絵本はしかけ絵本です。タビが手紙を届ける家は、背が高い家や、くねくねしたポストのある家や、氷で出来た家などユニークな家ばかり。しかけをめくると、その家に住んでいる動物が姿を表します。この家は誰の家かな?かわいい絵が、子供の想像力をふくらませてくれるでしょう。

『タビの雑貨屋』に続く「ねずみのタビ」シリーズ第2弾。前作よりも対象年齢は低いと思います。子供達が、嬉しそうに誰の家かを答えていました。

 

同じ名前見つけた
『タンゲくん』

片山健/〔作〕

「丹下左膳(たんげさぜん)」という名前を聞いた事がありますか?林不忘という人が書いた小説の登場人物なのですが、片眼片腕の剣士です。この絵本に出てくる猫も片眼がありません。その理由は謎です。ある日突然、家の中へとやって来て、晩ご飯中の女の子のひざの上に座ったのでした。お父さんは、その猫を「タンゲくん」と名付けました。ごく自然にその家族に受け入れられたタンゲくん。その日から、女の子とタンゲくんの生活は始まったのでした。

とても猫っぽい猫「タンゲくん」。表紙から感じる迫力同様に、絵本の中でも、その姿は生々しい現実感と迫力があります。こびずにマイペースで気分屋で、それでいて妙に甘えたような姿を見せる事もあって、ちゃっかりおいしい所は持っていく。「猫ってこんなんだな…」と共感する方も多いと思います。ちなみに、女の子が目覚める場面で、枕元にある絵本は、『戦争と平和』で知られるロシア作家、トルストイ作の『3びきのくま』です。

 

『3びきのくま』

トルストイ/ぶん バスネツォフ/え おがさわらとよき/やく

森で道に迷った女の子が、小さな家を見つけました。中には食堂と寝室があり、スープやベッドが用意されていました。大きな椅子の前には大きなおわんと大きなスプーン。中くらいの椅子の前には中くらいのおわんと中くらいのスプーン。小さな椅子の前には小さなおわんと小さなスプーン…家の中にある物は、どれも大中小3つずつ。実はその家、くまの親子が住む3匹のくまの家だったのです。そうとは知らない女の子は、勝手にスープを飲んだり、椅子を壊してしまったり、挙げ句の果てにはベッドですやすやと寝てしまうのでした。散歩から帰ってきたくまの親子は、荒らされた部屋の様子を見て大激怒。ベッドで寝ている女の子を見つけた途端…

この話は、いろいろな出版社から出ているようですが、上で紹介した『タンゲくん』のワンシーンで描かれているのは、福音館書店から出版されたこの絵本です。それにしても3匹のくまの名前…長いです。ロシア風の長い名前がついています。しかも、本文の中に頻繁に登場します。読み聞かせの時、かんでしまいそうです。

 

同じ名前見つけた
『ぜっこう』

柴田愛子/文 伊藤秀男/絵

「ぜっこう」…インパクトのあるタイトルとこの表紙。赤い目をした男の子の表情からは、ものすごいエネルギーを感じます。人を許せない怒りのエネルギー。この絵本は、実際に存在する「あそび島」を舞台に、みんなの前で絶交を宣言した男の子「がく」が、先生との対話を通して、その絶交の相手「しゅんたろう」を許すまでを描いた物語です。中途半端な説得では納得しない。その怒りを解き放つ事が出来るのは、心と心の真剣なやり取りだけです。がくと先生の話し合い。「じゃあ、人殺しも許せるのか!」…がくの言葉が心に残ります。

『けんかのきもち』と同じく、神奈川県の無認可幼稚園「りんごの木こどもクラブ」の「あそび島」を舞台にした絵本です。作者の柴田愛子さんは、りんごの木こどもクラブの代表であり、実際にこの園で保育をされています。

 

『もしもぼくがおとなだったら…』

ヤニコヴスキー・エーヴァ/文 レーベル・ラースロー/絵 マンディ・ハシモト・レナ/訳

男の子は思いました。子供より大人の方がいいことがたくさんある。子供には「あれしなさい、これしなさい」と、いろいろ指図するくせに、大人は自分の好きなようにしている。好きな服を着てもいいし、テレビの一番おもしろいところで寝なくてもいい。もしも僕が大人だったら、ごはんの前にチョコを食べて、お風呂で魚を育てて…やりたい事は何だって出来る。だって、大人だから。…男の子の思いはどんどんふくらんでいくのでした。

もしも僕が大人だったら…普段注意されてばかりの子供の思いが爆発したかのような絵本でした。私がこの絵本をとても気に入ったのは、最後の最後に男の子が疑問を抱くところ。大人は何をするのも自由なはずなのに、何故パパやママはちゃんと手を洗ったり、物を片付けたりするのだろう?どうして爪を噛まないのだろう?子供の気持ち主体で大人には耳の痛い話…では終わりません。子供の心をひきつけておいて、最後に疑問を投げかける。おかげで、読み聞かせが終わった後にも、親子で話をふくらませやすい絵本になっています。

 

『うごいちゃだめ!』

エリカ・シルヴァマン/ぶん S.D.シンドラー/え せなあいこ/やく

どちらが本当のチャンピオンかを決めるため、「動いたら負け競争」をしたあひるとがちょうの話。最後まで動かなかった方が勝ち。たとえ、身体の周りを蜂が飛び回ろうが、うさぎやからすの群れに囲まれようが、二人は動きませんでした。するとそこにきつねが現れ、動かない二人を袋につめ家へと持ち帰ってしまったのです。きつねが鍋の準備を始めても、まだ動こうとしない二人。きつねはどうやらがちょうから食べようとしているみたい。あひるの心はハラハラドキドキ。早く動かないとがちょうさんが食べられてしまう。友情とチャンピオンへのこだわりの狭間で揺れ動くあひるの心。そんな緊迫した状況の中、あひるが出した答えとは?そして真のチャンピオンになったのは?

「動いたら負け競争」って何だか楽しそうだなと思い、実際に子供としてみました。笑い出してしまいそうなのをじっとがまん。よく考えたら、一生懸命動かないようにがんばったのは、子供の頃「だるまさんがころんだ」をして以来かも…。その日から我が家では、少しの間、この「動いたら負け競争」が流行っていました。

 

『14ひきのもちつき』

いわむらかずお/さく

もうすぐお正月。今日は14ひきの家族みんなで楽しいもちつき。一晩かけてふやかしたお米をせいろに入れて蒸します。蒸し上がったら臼に入れて、さあもちつきの開始。最初はお米が飛ばないように、杵で良く練ります。あとはみんなで仲良くぺったん、とったん。どうやら、おいしいおもちが出来たようです。

いわむらかずおさんの人気の14ひきシリーズ。もちつきの様子がとても詳しく、そして楽しく描かれています。このシリーズは、言葉は少ないですがにぎやかでいいですね。ページいっぱいに描かれた絵のあちこちで、おなじみの14ひきがいろいろな個性を見せてくれます。私の子供が、幼稚園でおもちをついて、つきたてのおもちを食べたことを嬉しそうに話してくれました。

 

『オリビア クリスマスのおてつだい』

イアン・ファルコナー/作 谷川俊太郎/訳

今日はクリスマスイブ。買い物を済まして、ツリーを用意して、ライトを飾って、ディナーの準備をして…やる事はたくさんあるけれど、心はウキウキ。食事の後はみんなでクリスマスキャロルを歌って、暖炉の前に靴下を飾って…とても楽しそうなオリビア。もちろん今回もオリビアパワー全開!ちょっとはしゃぎすぎて、とんでもない事をやらかしたりもします。そして迎えたクリスマス当日。プレゼントにスキー板をもらったオリビアは、さっそく雪の中へと飛び出していくのでした。

ところどころにページが開くしかけがあります。そのしかけが話に合わせて効果的に使われているので、読み聞かせも盛り上げてくれました。オリビアの「ぶっとび」パワーがたくさん伝わってきますよ。クリスマスキャロルのコーラスを本気で歌う…そんなオリビアが好きです。絵本紹介topへ

 

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